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公開番号2024115142
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-26
出願番号2023020651
出願日2023-02-14
発明の名称遮蔽扉及び建築構造物
出願人日立GEニュークリア・エナジー株式会社
代理人弁理士法人信友国際特許事務所
主分類G21F 3/00 20060101AFI20240819BHJP(核物理;核工学)
要約【課題】無駄なスペースが生じることを抑制できる遮蔽扉及び建築構造物を提供する。
【解決手段】遮蔽扉1は、扉本体2と、扉側レール3と、ヒンジ6とを備えている。扉側レール3は、扉本体2において、閉塞時に第1の部屋101を向く一面に設けられる。ヒンジ6は、その一端部が開口部110の下端部に設けた躯体6に設置され、他端部が扉本体2に設置される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
建築構造物の第1の部屋と第2の部屋を連通する開口部を開閉可能に塞ぐ扉本体と、
前記扉本体において、閉塞時に前記第1の部屋を向く一面に設けられた扉側レールと、
一端部が前記開口部の下端部に設けた躯体に設置され、他端部が前記扉本体に設置されるヒンジと、
を備えた遮蔽扉。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記扉側レールは、開放時に前記第1の部屋に設けた第1建屋側レール及び前記第2の部屋に設けた第2建屋側レールに連結される
請求項1に記載の遮蔽扉。
【請求項3】
前記ヒンジの前記他端部は、前記扉本体における前記一面とは反対側の他面に設置される
請求項1に記載の遮蔽扉。
【請求項4】
前記ヒンジの前記他端部は、前記扉本体における下端部又は中間部に設置される
請求項3に記載の遮蔽扉。
【請求項5】
前記扉本体における下端部には、前記躯体又は前記躯体の上端部に形成した建屋側嵌合部と嵌合する扉側嵌合部が形成されている
請求項1に記載の遮蔽扉。
【請求項6】
前記第1の部屋に設置された滑車と、
前記滑車に巻き掛けられ、一端部が前記扉本体に固定されるロープと、
前記ロープの他端部に設けられたカウンタウエイトと、をさらに備えた
請求項1に記載の遮蔽扉。
【請求項7】
第1建屋側レールが設置された第1の部屋と、
前記第1の部屋に隣接し、第2建屋側レールが設置された第2の部屋と、
前記第1の部屋と前記第2の部屋を連通する開口部を開閉可能に塞ぐ遮蔽扉と、を備え、
前記遮蔽扉は、
前記開口部を開閉可能に塞ぐ扉本体と、
前記扉本体において、閉塞時に前記第1の部屋を向く一面に設けられた扉側レールと、
一端部が前記開口部の下端部に設けた躯体に設置され、他端部が前記扉本体に設置されるヒンジと、
を備えた建築構造物。
【請求項8】
前記第1の部屋の天井には、閉塞時の前記扉本体の上端部と対向する張り出し部が設けられ、
前記第2の部屋の天井は、閉塞時の前記扉本体の上端部よりも上方に位置し、
前記第1の部屋の天井の高さは、前記第2の部屋の天井の高さよりも低い
請求項7に記載の建築構造物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、遮蔽扉及び、この遮蔽扉を備えた建築構造物に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
原子力プラントや工場等の高線量下の部屋を備えた建築構造物では、作業員の被爆を低減させるために、揚重機を別の部屋に遠隔で移動させてメンテナンスを行う必要がある。その際、高線量区域の部屋とメンテナンス室の部屋との境界には、遮蔽扉が設置される。従来の遮蔽扉に関する技術としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。
【0003】
特許文献1には、コンクリ-ト製の開口部にヒンジを介して開閉自在に設けられる遮蔽扉が記載されている。そして、特許文献1には、厚手の一枚の垢鉄板により扉を形成すると共に、該扉の開き側の側面に角度が異なる複数の傾斜面を形成する一方、傾斜面に対応した開口部の側面を傾斜面と平行な斜面に形成する技術が記載されている。
【0004】
なお、近年では、遮蔽扉としては、水平方向にスライドするスライド式の遮蔽扉が適用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平10-132996号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、第1の部屋から第2の部屋に移動体を移動させるためには、第1の部屋と第2の部屋の境界に形成される開口部は、移動体が通過可能な大きさが必要となり、遮蔽扉の大きさも開口部に対応した大きさが必要となっていた。そのため、スライド式の遮蔽扉を適用した場合、開口部の上下又は左右に遮蔽扉を開放した際のスペース、すなわち戸袋を確保する必要があり、建築構造物に無駄なスペースが生じていた。
【0007】
また、移動体を第1の部屋から第2の部屋に移動させるために、移動体が移動するレールを設置する必要がある。そして、特許文献1に記載された技術では、遮蔽扉が開放する際にレールと遮蔽扉が干渉するため、遮蔽扉を開閉するたびにレールを設置及び撤去する作業が必要となり、移動体を移動させるための作業が大変煩雑なものとなっていた。
【0008】
本目的は、上記の問題点を考慮し、無駄なスペースが生じることを抑制できるとともに移動体をスムーズに移動させることができる遮蔽扉及び建築構造物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決し、目的を達成するため、遮蔽扉は、扉本体と、扉側レールと、ヒンジとを備えている。扉本体は、建築構造物の第1の部屋と第2の部屋を連通する開口部を開閉可能に塞ぐ。扉側レールは、扉本体において、閉塞時に第1の部屋を向く一面に設けられる。ヒンジは、その一端部が開口部の下端部に設けた躯体に設置され、他端部が扉本体に設置される。
【0010】
また、建築構造物は、第1建屋側レールが設置された第1の部屋と、第1の部屋に隣接し、第2建屋側レールが設置された第2の部屋と、第1の部屋と第2の部屋を連通する開口部を開閉可能に塞ぐ遮蔽扉と、を備えている。そして、遮蔽扉としては、上述した遮蔽扉が適用される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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