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公開番号2024086010
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022200854
出願日2022-12-16
発明の名称原子炉
出願人三菱重工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G21C 1/00 20180101AFI20240620BHJP(核物理;核工学)
要約【課題】球状部の燃料部に対して効果的な反応度の調整を行うこと。
【解決手段】原子炉11は、球状部を有する燃料部1と、球状部の周りに沿って複数配置され外周の一部に中性子吸収体3aが設けられた球形の制御部3と、を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
球状部の燃料部と、
前記球状部の周りに沿って複数配置され外周の一部に中性子吸収体が設けられた球形の制御部と、
を含む、原子炉。
続きを表示（約 270 文字）【請求項２】
前記制御部は、球形の半部に前記中性子吸収体が設けられ、残りの半部に反射体が設けられる、請求項１に記載の原子炉。
【請求項３】
前記制御部の前記中性子吸収体を前記燃料部に対して接近または離隔させる駆動機構をさらに含む、請求項１に記載の原子炉。
【請求項４】
前記制御部は、前記燃料部の周りを囲み、前記燃料部から照射される放射線を遮へいする遮へい部に支持される、請求項１に記載の原子炉。
【請求項５】
前記制御部は、前記燃料部の周りを囲む空間内に支持される、請求項１に記載の原子炉。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、原子炉に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
例えば、特許文献１には、燃料部の周りに燃料部の反応度を制御する制御機構が配置された原子炉が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－０６５８９６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に記載の原子炉では、燃料部が軸方向に延びる円柱状に形成され、その周囲の制御機構が軸方向に延びる円筒状に形成されている。そして、制御機構は、円筒の周りに回転が可能に設けられ、外周の一部に設けられた中性子吸収体を燃料部に対して接近または離隔させる。
【０００５】
ところで、特許文献１に記載の原子炉は、燃料部が円柱状に形成されていることから、燃料部の外周のどの位置に対しても等間隔で円筒状の制御機構を軸方向に沿って配置できる。しかし、燃料部が球状部を有する場合、円筒状の制御機構では、燃料部の球状部に対して距離が離れてしまい、反応度の制御において非効果的な領域が存在することとなる。
【０００６】
本開示は、上述した課題を解決するものであり、球状部の燃料部に対して効果的な反応度の調整を行うことのできる原子炉を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上述の目的を達成するために、本開示の一態様に係る原子炉は、球状部を有する燃料部と、前記球状部の周りに沿って複数配置され外周の一部に中性子吸収体が設けられた球形の制御部と、を含む。
【発明の効果】
【０００８】
本開示は、球状部を有する燃料部に対して効果的な反応度の調整を行える。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
図１は、実施形態の原子炉を用いた原子力発電システムの模式図である。
図２は、実施形態の原子炉の軸断面図である。
図３は、図２における領域Ｓを表す斜視図である。
図４は、実施形態の原子炉の軸方向断面図である。
図５は、実施形態の制御部の駆動機構の例を表す斜視図である。
図６は、実施形態の原子炉の他の例の軸方向断面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下に、本開示に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
（【００１１】以降は省略されています）

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