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公開番号2024114211
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-23
出願番号2023019832
出願日2023-02-13
発明の名称情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人
主分類G06F 16/906 20190101AFI20240816BHJP(計算;計数)
要約【課題】対象を複数のクラスに分類した結果を活用する。
【解決手段】情報処理システム100は、対象を複数の分類クラスに分類した結果と、複数の分類クラスと識別クラスとを関連付ける関連付けデータRDとを用いて、識別クラスに対象を分類するクラス変換部135を備える。識別クラスは、複数の分類クラスをグループ化した複数のクラスグループのうちの2つ以上のクラスグループそれぞれに含まれる分類クラスを統合したクラスである。当該2つ以上のクラスグループの少なくとも1つは、複数の分類クラスから構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
対象を複数の分類クラスに分類した結果と、前記複数の分類クラスと識別クラスとを関連付ける関連付けデータとを用いて、前記識別クラスに前記対象を分類するクラス変換手段を備え、
前記識別クラスは、前記複数の分類クラスをグループ化した複数のクラスグループのうちの2つ以上の前記クラスグループそれぞれに含まれる分類クラスを統合したクラスであり、
前記2つ以上のクラスグループの少なくとも1つは、複数の分類クラスから構成される
情報処理システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記分類クラスと前記識別クラスとを用いた入力に基づいて、前記関連付けデータを生成する設定受付手段をさらに備える
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記複数の分類クラスのそれぞれは、前記対象の属性に応じて枝分かれした階層構造をなす複数のクラスから構成される構造において、互いに異なる前記クラスに対応しており、
前記複数のクラスグループは、前記分類クラスよりも上位のクラスに対応する
請求項1又は2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記複数のクラスグループは、前記構造において同じ階層に属するクラスに対応する
請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記複数のクラスグループは、前記対象の属性に応じて枝分かれした階層構造をなす複数のクラスから各々が構成され、前記複数の分類クラスを表すための複数の構造のうちの少なくとも1つの構造に含まれるクラスに対応する
請求項1又は2に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記複数の分類クラスに分類した結果は、前記対象が属すると推定される分類クラスと、前記対象が当該分類クラスに属する確からしさを示す分類精度と、を含み、
前記関連付けデータは、前記対象が前記識別クラスに属する確からしさを示す識別精度に、前記分類精度を変換するための精度変換規則をさらに含み、
前記クラス変換手段は、前記精度変換規則と前記分類精度とに基づいて、前記対象が前記識別クラスに属する確からしさを示す識別精度をさらに求める
請求項1又は2に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記関連付けデータと、前記学習モデルが学習するために用いられた学習データと、に基づいて更新された学習データを取得する更新学習データ取得手段と、
前記更新された学習データを用いて、前記関連付けデータに応じて更新された学習モデルの学習を行う学習手段とをさらに備える
請求項1又は2に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記入力クエリの履歴を統計処理した結果に基づいて、学習を行うか否かを判定する学習判定手段をさらに備え、
前記更新学習データ取得手段は、学習を行うと判定された場合に、前記関連付けデータに基づいて、前記更新された学習データを取得する
請求項7に記載の情報処理システム。
【請求項9】
1つ以上のコンピュータが、
対象を複数の分類クラスに分類した結果と、識別クラスと前記分類クラスとを関連付ける関連付けデータとを用いて、前記識別クラスに前記対象を分類し、
前記識別クラスは、前記複数の分類クラスをグループ化した複数のクラスグループのうちの2つ以上の前記クラスグループそれぞれに含まれる分類クラスを統合したクラスであり、
前記2つ以上のクラスグループの少なくとも1つは、複数の分類クラスから構成される
情報処理方法。
【請求項10】
1つ以上のコンピュータに、
対象を複数の分類クラスに分類した結果と、識別クラスと前記分類クラスとを関連付ける関連付けデータとを用いて、前記識別クラスに前記対象を分類することを実行させるためのものであり、
前記識別クラスは、前記複数の分類クラスをグループ化した複数のクラスグループのうちの2つ以上の前記クラスグループそれぞれに含まれる分類クラスを統合したクラスであり、
前記2つ以上のクラスグループの少なくとも1つは、複数の分類クラスから構成される
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
機械学習した学習モデルを用いて、画像に含まれる物体を検出して複数のクラス(種類)に分類する技術がある。
【0003】
例えば特許文献1は、位置領域の検出およびクラス識別に基づく物体検出を細かい多クラスで行う一方で、細かい多クラス単位での物体の検出結果を必要としない用途に好適とするための物体検出装置を開示する。
【0004】
特許文献1に記載の物体検出装置では、物体位置領域検出部は、入力される画像に含まれる物体の位置領域を、予め複数のクラスが定義された第1のクラス定義に基づいて検出する。特許文献1では、クラス識別部は、第1のクラス定義に基づいて、物体が複数のクラスのいずれに属するかを識別する。特許文献1では、物体検出結果出力部は、予め複数のクラスが定義され、第1のクラス定義と紐づいた第2のクラス定義に基づいて、物体のクラス情報を物体の検出結果として出力する。特許文献1では、第2のクラス定義で定義されたクラスの数は、第1のクラス定義で定義されたクラスの数よりも少ない。
【0005】
例えば特許文献1では、第1のクラス定義として、"Person (with Head)"(頭部のある人物)、"Person (without Head)"(頭部のない(頭部が隠れた)人物)、"Car"、"Bus"、"Truck"、"Dog"、"Cat"、"Horse"、"Bear"、"Bird"という10個のクラスが定義される。また、第2のクラス定義では、"Person"、"Vehicle"、"Animal"という3個のクラスが定義される。
【0006】
以下では、特許文献1に記載の「第1のクラス定義で定義されたクラス」を「第1定義クラス」とも称する。特許文献1に記載の「第2のクラス定義で定義されたクラス」を「第2定義クラス」とも称する。
【0007】
特許文献1の記載によれば、第2のクラス定義で定義された"Person"は、第1のクラス定義で定義された"Person (with Head)"及び"Person (without Head)"を包括したクラス(上位概念のクラス)である。また、第2のクラス定義で定義された"Vehicle"は、第1のクラス定義で定義された"Car"、"Bus"及び"Truck"を包括したクラスである。さらに、第2のクラス定義で定義された"Animal"は、第1のクラス定義で定義された"Dog"、"Cat"、"Horse"、"Bear"、"Bird"を包括したクラスである。このように、各第1定義クラスと、各第2定義クラスとは紐づいており、第1のクラス定義と第2のクラス定義とは紐づいている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
国際公開第2020/235269号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
画像から検出される物体に限らず、一般的に、分類の対象は、種々の属性を有していることが多く、着目する属性に応じて種々の方法で分類することができる。そして、対象を分類した結果を利用する場合、ユーザは、その用途などに応じて種々の異なる属性に着目して分類した結果を望むことがある。
【0010】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、上述のように、クラス識別部は物体が属する第1定義クラスを識別し、第2のクラス定義に基づいて、物体のクラス情報を物体の検出結果として出力する。また、第1定義クラス及び第2定義クラスを木構造で表した場合(特許文献1の図4参照)、第1定義クラスは、第2定義クラスの直上の階層に対応するクラスである。このように、特許文献1は、クラス識別部が識別した結果を、木構造で表した場合に直上に位置付けられる第2定義クラスに統合するための技術を開示するに過ぎない。そのため、特許文献1に記載の技術では、当該直上に位置付けられる第2定義クラスに用いられる属性以外の種々の属性に着目して、画像に含まれる物体を分類することが困難である。
(【0011】以降は省略されています)

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