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公開番号2024114169
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-23
出願番号2023019743
出願日2023-02-13
発明の名称フレーム連結構造
出願人富士電機株式会社
代理人個人,個人
主分類H05K 5/02 20060101AFI20240816BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】フレーム連結構造において、部品点数の増加を抑制する。
【解決手段】縦フレーム12は、縦・縦接合板23と、縦・幅接合板24と、縦・縦接合板26と、縦・奥行接合板27と、を備える。幅フレーム13は、幅・幅接合板34と、幅・縦接合板35と、を備える。奥行フレーム14は、奥行・奥行接合板44と、奥行・縦接合板45と、を備える。縦・縦接合板23に幅・縦接合板35を重ね合わせて締結され、且つ縦・幅接合板24に幅・幅接合板34を重ね合わせて締結されることで、縦フレーム12と幅フレーム13とが接合される。縦・縦接合板26に奥行・縦接合板45を重ね合わせて締結され、且つ縦・奥行接合板27に奥行・奥行接合板44を重ね合わせて締結されることで、縦フレーム12と奥行フレーム14とが接合される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
互いに異なる三方向を縦方向、幅方向、及び奥行方向とし、
縦方向に延びる縦フレームと、
幅方向に延び、一端側が前記縦フレームの一端側に接合される幅フレームと、
奥行方向に延び、一端側が前記縦フレームの一端側に接合される奥行フレームと、を備え、
前記縦フレームは、
前記縦フレームの一端側から縦方向に延びる第一の縦・縦接合板と、
前記第一の縦・縦接合板の一端側から幅方向に延びる縦・幅接合板と、
前記縦フレームの一端側から縦方向に延びる第二の縦・縦接合板と、
前記第二の縦・縦接合板の一端側から奥行方向に延びる縦・奥行接合板と、を備え、
前記幅フレームは、
前記幅フレームの一端側から幅方向に延びる幅・幅接合板と、
前記幅・幅接合板の一端側から縦方向に延びる幅・縦接合板と、を備え、
前記奥行フレームは、
前記奥行フレームの一端側から奥行方向に延びる奥行・奥行接合板と、
前記奥行・奥行接合板の一端側から縦方向に延びる奥行・縦接合板と、を備え、
前記第一の縦・縦接合板に前記幅・縦接合板を重ね合わせて締結され、且つ前記縦・幅接合板に前記幅・幅接合板を重ね合わせて締結されることで、前記縦フレームと前記幅フレームとが接合され、
前記第二の縦・縦接合板に前記奥行・縦接合板を重ね合わせて締結され、且つ前記縦・奥行接合板に前記奥行・奥行接合板を重ね合わせて締結されることで、前記縦フレームと前記奥行フレームとが接合されることを特徴とするフレーム連結構造。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記縦フレームと前記幅フレームとの接合構造、及び前記縦フレームと前記奥行フレームとの接合構造は、対称性を有していることを特徴とする請求項1に記載のフレーム連結構造。
【請求項3】
前記第一の縦・縦接合板、及び前記幅・縦接合板は、縦方向及び幅方向に沿って形成され、
前記縦・幅接合板、及び前記幅・幅接合板は、幅方向及び縦方向に沿って形成され、
前記第二の縦・縦接合板、及び前記奥行・縦接合板は、縦方向及び奥行方向に沿って形成され、
前記縦・奥行接合板、及び前記奥行・奥行接合板は、奥行方向及び縦方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフレーム連結構造。
【請求項4】
前記縦フレームは、
縦方向に延び、縦方向及び幅方向に沿って形成された第一の縦板部と、
縦方向に延び、縦方向及び奥行方向に沿って形成された第二の縦板部と、を備え、
前記第一の縦・縦接合板は、前記第一の縦板部における縦方向の外側に形成され、
前記第二の縦・縦接合板は、前記第二の縦板部における縦方向の外側に形成され、
前記幅フレームは、
幅方向に延び、幅方向及び奥行方向に沿って形成された第一の幅板部を備え、
前記幅・幅接合板は、前記第一の幅板部における幅方向の外側に形成され、
前記奥行フレームは、
奥行方向に延び、奥行方向及び幅方向に沿って形成された第一の奥行板部を備え、
前記奥行・奥行板部は、前記第一の奥行板部における奥行方向の外側に形成されていることを特徴とする請求項3に記載のフレーム連結構造。
【請求項5】
前記幅フレームは、
幅方向に延び、幅方向及び縦方向に沿って形成された第二の幅板部を備え、
前記縦・幅接合板には、幅方向の内側で縦方向の外側に、幅方向の内側に向かって突出した第一の縦板突出部が形成され、
前記第二の幅板部には、幅方向の外側で縦方向の内側に、幅方向の外側に向かって突出した幅板突出部が形成され、
前記第一の縦板突出部における縦方向の内側を向いた縁端面、及び前記幅板突出部における縦方向の外側を向いた縁端面が接触することを特徴とする請求項4に記載のフレーム連結構造。
【請求項6】
前記縦・幅接合板、及び前記第二の幅板部は、厚さが同じであり、
前記幅・幅接合板は、前記第二の幅板部よりも前記縦・幅接合板の厚さだけ奥行方向の内側に配置されていることを特徴とする請求項5に記載のフレーム連結構造。
【請求項7】
前記幅フレームは、
幅方向に延び、幅方向及び縦方向に沿って形成された第二の幅板部を備え、
幅方向に延び、幅方向及び縦方向に沿って形成され、前記縦・幅接合板、及び前記第二の幅板部の双方に重ね合わせて締結され、付属品を取り付け可能な幅ブラケットを備えていることを特徴とする請求項4に記載のフレーム連結構造。
【請求項8】
前記幅・幅接合板には、幅方向の内側端部に、幅方向に凹となる幅板凹部、及び幅方向に凸となる幅板凸部の一方が形成され
前記幅ブラケットには、幅方向の外側端部に、前記幅板凹部及び前記幅板凸部の一方に嵌まり合う他方が形成されていることを特徴とする請求項7に記載のフレーム連結構造。
【請求項9】
前記奥行フレームは、
奥行方向に延び、奥行方向及び縦方向に沿って形成された第二の奥行板部を備え、
前記縦・奥行接合板には、奥行方向の内側で縦方向の外側に、奥行方向の内側に向かって突出した第二の縦板突出部が形成され、
前記第二の奥行板部には、奥行方向の外側で縦方向の内側に、奥行方向の外側に向かって突出した奥行板突出部が形成され、
前記第二の縦板突出部における縦方向の内側を向いた縁端面、及び前記奥行板突出部における縦方向の外側を向いた縁端面が接触することを特徴とする請求項4に記載のフレーム連結構造。
【請求項10】
前記縦・奥行接合板と前記第二の奥行板部は、厚さが同じであり、
前記奥行・奥行接合板は、前記第二の奥行板部よりも前記縦・奥行接合板の厚さだけ幅方向の内側に配置されていることを特徴とする請求項9に記載のフレーム連結構造。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フレーム連結構造に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載された筐体製造方法では、互いに直交する三つの支柱を、補強部材によってねじ止めし、筐体の骨組みを形成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-67219号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
補強部材を設けると部品点数が増加してしまう。
本発明の目的は、フレーム連結構造において、部品点数の増加を抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係るフレーム連結構造は、互いに異なる三方向を縦方向、幅方向、及び奥行方向とし、縦フレームと、幅フレームと、奥行フレームと、を備える。縦フレームは、縦方向に延びる。幅フレームは、幅方向に延び、一端側が縦フレームの一端側に接合される。奥行フレームは、奥行方向に延び、一端側が縦フレームの一端側に接合される。
縦フレームは、第一の縦・縦接合板と、縦・幅接合板と、第二の縦・縦接合板と、縦・奥行接合板と、を備える。第一の縦・縦接合板は、縦フレームの一端側から縦方向に延びる。縦・幅接合板は、第一の縦・縦接合板の一端側から幅方向に延びる。第二の縦・縦接合板は、縦フレームの一端側から縦方向に延びる。縦・奥行接合板は、第二の縦・縦接合板の一端側から奥行方向に延びる。幅フレームは、幅・幅接合板と、幅・縦接合板と、を備える。幅・幅接合板は、幅フレームの一端側から幅方向に延びる。幅・縦接合板は、幅・幅接合板の一端側から縦方向に延びる。奥行フレームは、奥行・奥行接合板と、奥行・縦接合板と、を備える。奥行・奥行接合板は、奥行フレームの一端側から奥行方向に延びる。奥行・縦接合板は、奥行・奥行接合板の一端側から縦方向に延びる。第一の縦・縦接合板に幅・縦接合板を重ね合わせて締結され、且つ縦・幅接合板に幅・幅接合板を重ね合わせて締結されることで、縦フレームと幅フレームとが接合される。第二の縦・縦接合板に奥行・縦接合板を重ね合わせて締結され、且つ縦・奥行接合板に奥行・奥行接合板を重ね合わせて締結されることで、縦フレームと奥行フレームとが接合される。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、補強部材を用いることなく、縦フレームに幅フレーム及び奥行フレームの双方を直接的に接合できるため、部品点数の増加を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第一実施形態のフレーム連結構造を示す図である。
第一実施形態の縦フレームを示す図である。
第一実施形態の幅フレームを示す図である。
第一実施形態の奥行フレームを示す図である。
筐体フレームを示す図である。
第二実施形態のフレーム連結構造を示す図である。
第二実施形態の縦フレームを示す図である。
第二実施形態の幅フレームを示す図である。
第二実施形態の奥行フレームを示す図である。
幅ブラケットを示す図である。
奥行ブラケットを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図面は模式的なものであって、現実のものとは異なる場合がある。また、以下の実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであり、構成を下記のものに特定するものでない。すなわち、本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
【0009】
《第一実施形態》
《構成》
以下の説明では、互いに直交する三方向を、縦方向、幅方向、及び奥行方向とする。縦方向は、鉛直方向であり、幅方向及び奥行方向は、水平方向の二方向である。
図1は、第一実施形態のフレーム連結構造11を示す図である。
図中の(a)は、フレーム連結構造11を、縦方向の内側、幅方向の内側、及び奥行方向の内側から見た状態を示している。図中の(b)は、フレーム連結構造11を、縦方向の外側、幅方向の外側、及び奥行方向の外側から見た状態を示している。フレーム連結構造11は、例えば内部に各種電気機器が収納される電気機器収納設備の筐体フレームに採用される。フレーム連結構造11は、縦フレーム12と、幅フレーム13と、奥行フレーム14と、を備えている。縦フレーム12、幅フレーム13、及び奥行フレーム14は、夫々、直角に連結される。
【0010】
図2は、第一実施形態の縦フレーム12を示す図である。
図中の(a)は、縦フレーム12を、縦方向の内側、幅方向の内側、奥行方向の内側から見た状態を示している。図中の(b)は、縦フレーム12を、奥行方向の内側から見た状態を示し、図中の(c)は、縦フレーム12を、幅方向の外側から見た状態を示している。縦フレーム12は、板厚が均一である一枚の鋼板を曲げ加工して成形されており、縦板部21(第一の縦板部)と、縦板部22(第二の縦板部)と、を備えている。
縦板部21は、縦方向に延び、縦方向及び幅方向に沿った平板で構成されている。縦板部21には、縦方向の外側端部に縦・縦接合板23(第一の縦・縦接合板)が形成されている。縦・縦接合板23は、縦方向に延び、縦方向及び幅方向に沿った平板で構成されている。縦・縦接合板23の名称において、第一項の「縦」はフレームの名称を表わし、第二項の「縦」は延在方向を表わしている。縦・縦接合板23には、縦方向に並んだ四つの貫通穴29が形成されている。貫通穴29は、縦・縦接合板23を厚さ方向に貫通する丸穴であり、穴径は同一である。
(【0011】以降は省略されています)

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