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公開番号2024112696
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-21
出願番号2023017924
出願日2023-02-08
発明の名称飼育システムおよび飼育方法
出願人日立造船株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類A01K 63/04 20060101AFI20240814BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】固形物の排出効率を向上させる。
【解決手段】飼育システム(100)は、水槽(1)と、無終端水路(10)と、主水流(S1)を発生させる水流機(20)と、無終端水路(10)における少なくとも1箇所に位置する排水口(H)と、無終端水路(10)における少なくとも順流区域(A1)に位置し、主水流(S1)による固形物(SM)の移送を促進させる副水流(S2)を発生させる散気管(30)と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
水生生物が飼育される飼育水槽と、
前記飼育水槽の内部空間に設けられた無終端水路と、
前記無終端水路を循環する第1の水流を発生させる主水流発生部と、
前記無終端水路における少なくとも1箇所に位置し、前記飼育水槽から固形物とともに水を排水する排水部とを備え、
前記無終端水路は、前記第1の水流の方向が変化する転回区域と、前記転回区域以外の順流区域とを含み、
前記無終端水路における少なくとも前記順流区域に位置し、前記第1の水流による前記固形物の移送を促進させる第2の水流を発生させる副水流発生具をさらに備える飼育システム。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記排水部は、前記転回区域における少なくとも1箇所に位置している、請求項1に記載の飼育システム。
【請求項3】
前記排水部は、前記順流区域における少なくとも1箇所に位置している、請求項1に記載の飼育システム。
【請求項4】
前記第2の水流は、前記副水流発生具から鉛直上方向に向かう上昇流を含む、請求項1に記載の飼育システム。
【請求項5】
前記副水流発生具は、気泡を発生させる気泡発生具である、請求項4に記載の飼育システム。
【請求項6】
前記副水流発生具は、前記飼育水槽内の飼育水を移動させることにより前記上昇流を発生させる上昇流発生具である、請求項4に記載の飼育システム。
【請求項7】
前記副水流発生具は、前記順流区域における流路幅方向の中央に位置しているか、または、前記流路幅方向に並んで複数個設けられている、請求項1に記載の飼育システム。
【請求項8】
前記無終端水路は、前記排水部が設けられた第1の転回区域と、前記副水流発生具が設けられた第2の転回区域とを含み、
前記第2の転回区域では前記副水流発生具が前記無終端水路の流路中心よりも内側に位置している、請求項1に記載の飼育システム。
【請求項9】
前記排水部が設けられている前記転回区域に位置し、前記排水部に水を案内する第3の水流を生じさせる案内流発生具をさらに備える、請求項2に記載の飼育システム。
【請求項10】
前記排水部は、前記飼育水槽の底面に形成された排水口であり、
前記案内流発生具は、前記排水口の上方に位置している、請求項9に記載の飼育システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水生生物を飼育する飼育システムおよび飼育方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ウニの陸上養殖では、矩形状の水槽(矩形水槽)内でウニを飼育することが一般的に行われている。陸上養殖においては不要な固形物を系外に迅速に排出することが重要であるが、矩形水槽を用いる場合、固形物を排出し難い。この固形物には、養殖対象物からの排泄物、および養殖対象物に摂餌されずに残存した餌(以下、残餌)等が含まれる。
【0003】
矩形水槽内に堆積した上記固形物は、飼育環境(水質)の悪化、並びに成長阻害および斃死の原因となり得る。そのため、清掃作業が必要となり、運用上の課題となっている。
【0004】
固形物の堆積への対策として、レースウェイ型の水槽(レースウェイ水槽)が知られている。魚貝類等の養殖において、矩形水槽の代わりにレースウェイ水槽が用いられることがある(例えば特許文献1を参照)。特許文献1には、水流を伴う長波動を水槽内に生起させることによって養殖環境を充実させる養殖方法について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4243068号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の技術では、水槽の底部を波形に形成し、当該底部に分散的に多数の排水口を設けるとともに当該底部にアワビ等を付着させている。そして、水流を伴う長波動を利用して、排水口から固形物の排出除去を行っている。
【0007】
しかし、長波動発生装置を設置するための比較的大型の水槽および長波動の利用に適した設備構造等を有することが必要となり、システムの導入が容易ではない。
【0008】
水槽内部において固形物が堆積すると、堆積した固形物の清掃作業が必要となるため、固形物の排出効率を向上させることが求められる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様における飼育システムは、水生生物が飼育される飼育水槽と、前記飼育水槽の内部空間に設けられた無終端水路と、前記無終端水路を循環する第1の水流を発生させる主水流発生部と、前記無終端水路における少なくとも1箇所に位置し、前記飼育水槽から固形物とともに水を排水する排水部とを備え、前記無終端水路は、前記第1の水流の方向が変化する転回区域と、前記転回区域以外の順流区域とを含み、前記無終端水路における少なくとも前記順流区域に位置し、前記第1の水流による前記固形物の移送を促進させる第2の水流を発生させる副水流発生具をさらに備えている。
【0010】
また、本発明の一態様における飼育方法は、内部空間に無終端水路が設けられた飼育水槽を用いて水生生物を飼育する飼育方法であって、前記無終端水路を循環する第1の水流を発生させることと、前記無終端水路における少なくとも1箇所に位置する排水部により、前記飼育水槽から固形物とともに水を排水することとを含み、前記無終端水路は、前記第1の水流の方向が変化する転回区域と、前記転回区域以外の順流区域とを含み、前記無終端水路における少なくとも前記順流区域において、前記第1の水流による前記固形物の移送を促進させる第2の水流を発生させることをさらに含む。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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