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公開番号
2024111969
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-20
出願番号
2023016746
出願日
2023-02-07
発明の名称
リザーブタンクおよびこれを備えた冷却システム
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
F01P
11/00 20060101AFI20240813BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】リザーブタンクの内部の結露の発生を抑制する。
【解決手段】本開示に基づくリザーブタンク10は、タンク本体11と、気体管路14と、吸湿材15とを備えている。タンク本体11は、冷却液Lを収容するための収容部111と、収容部111の上方において収容部111の内部空間と外部空間とが互いに連通可能に設けられた連通部112とを有している。気体管路14は、収容部111の内部空間において連通部112から下方に向かって延びる第1経路141と、第1経路141の下方端から上方に折り返すように延びる折り返し経路142と、折り返し経路142から上方に向かって延びるとともに開口端143aを有する第2経路143と、を有し、気体が通流可能に構成されている。吸湿材15は、折り返し経路142内に設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
冷却液を収容するための収容部と、該収容部の上方において前記収容部の内部空間と外部空間とが互いに連通可能に設けられた連通部とを有する、タンク本体と、
前記収容部の前記内部空間において前記連通部から下方に向かって延びる第1経路と、前記第1経路の下方端から上方に折り返すように延びる折り返し経路と、前記折り返し経路から上方に向かって延びるとともに開口端を有する第2経路と、を有し、気体が通流可能に構成された気体管路と、
前記折り返し経路内に設けられた吸湿材とを備える、リザーブタンク。
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
前記吸湿材は、水分を吸収することで色が変化する材料で構成される、請求項1に記載のリザーブタンク。
【請求項3】
前記吸湿材は、前記第1経路内の一部にさらに設けられている、または、前記第1経路内に設けられていない、請求項1に記載のリザーブタンク。
【請求項4】
前記吸湿材は、前記第2経路内の一部にさらに設けられている、または、前記第2経路内に設けられていない、請求項1に記載のリザーブタンク。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のリザーブタンクと、
前記リザーブタンクの前記タンク本体に接続され、前記冷却液の通流経路を構成する冷却液回路と、
前記冷却液回路に設けられ、前記冷却液回路内において前記冷却液を循環させるポンプと、
前記冷却液回路に設けられ、前記冷却液によって冷却される発熱部品と、
前記冷却液回路に設けられ、前記冷却液を冷却するクーラとを備える、冷却システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、リザーブタンクおよびこれを備えた冷却システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2005-259636号公報(特許文献1)には、発熱部を冷媒によって冷却する冷却装置が記載されている。この冷却装置は、冷媒を発熱部に供給する冷却回路、冷却回路に補充する冷媒を貯留するリザーバタンクを備えている。リザーバタンクには、冷却回路に冷媒が補充されることに伴う内圧減少時に発生する内外気圧差を緩和しながら大気(酸素成分)が流入することを防止する制限手段が設けられている。制限手段は不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段を含み、リザーバタンクの内圧減少時には、不活性ガス供給手段から不活性ガスが供給される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-259636号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されたリザーブタンクは、タンクの内圧減少時に不活性ガスが供給される。ここで、冷却回路に設けられる装置または冷却液(冷媒)の種類によっては、リザーブタンクが、不活性ガス以外のガス(たとえば大気)の流入を許容できる。しかしながら、このようなリザーブタンクにおいては、流入ガス中の水蒸気成分がタンク内の冷却液によって冷却され、タンクの内部にて結露が発生する場合がある。
【0005】
本開示は上記の課題に鑑みてなされたものであり、内部の結露の発生を抑制できるリザーブタンクおよびこれを備えた冷却システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に基づくリザーブタンクは、タンク本体と、気体管路と、吸湿材とを備えている。タンク本体は、冷却液を収容するための収容部と、収容部の上方において収容部の内部空間と外部空間とが互いに連通可能に設けられた連通部とを有している。気体管路は、収容部の内部空間において連通部から下方に向かって延びる第1経路と、第1経路の下方端から上方に折り返すように延びる折り返し経路と、折り返し経路から上方に向かって延びるとともに開口端を有する第2経路と、を有し、気体が通流可能に構成されている。吸湿材は、折り返し経路内に設けられている。
【0007】
上記の構成によれば、タンク本体の収容部内が負圧となったときに、連通部および気体管路を介して外部空間のガスが内部空間に流入する。ここで、外部空間のガスが水蒸気を含む場合、当該ガスは、気体管路を通流する際に収容部に収容された冷却液によって冷却される。これにより、気体管路内にて結露が発生する。気体管路内で発生した液体水分は、第1経路および第2経路の各々から下方の折り返し経路内に流れる。折り返し経路において、この液体水分は、吸湿材によって吸収される。これにより、収容部に流入するガスの水分を低下させることができ、収容部における結露の発生を抑制できる。
【0008】
本開示の一形態に係るリザーブタンクにおいて、吸湿材は、水分を吸収することで色が変化する材料で構成されている。
【0009】
上記の構成によれば、吸湿材がこのような材料で構成されていることで、吸湿材の吸湿性能を維持するために、吸湿材の交換時期を容易に判断できる。
【0010】
本開示の一形態に係るリザーブタンクにおいて、吸湿材は、第1経路内の一部にさらに設けられている、または、第1経路内に設けられていない。
(【0011】以降は省略されています)
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