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公開番号2024109767
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-14
出願番号2024083028,2022048591
出願日2024-05-22,2016-10-11
発明の名称整腸剤、抗アレルギー剤、免疫増強剤、乳酸菌の腸管接着性向上剤
出願人株式会社東洋新薬
代理人
主分類A61K 36/736 20060101AFI20240806BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】安全に摂取でき、安価に入手でき、且つ乳酸菌の腸管接着性向上作用に優れた整腸剤、抗アレルギー剤、免疫増強剤及び乳酸菌の腸管接着性向上剤を提供すること。
【解決手段】本発明の剤は花の抽出物を含有する。花は、ミソハギ科(Lythraceae)、キク科(Asteraceae)、マメ科(Fabaceae)、バラ科(Rosaceae)又はアヤメ科(Iridaceae)の花であり、ベニバナ、ザクロ、クズ、サクラ、キク、サフラン、モモ及びバラから選ばれる少なくとも1種であることが特に好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
サクラ又はキクから選ばれる少なくとも1種の花の抽出物を含有する免疫増強剤。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
サクラ又はキクから選ばれる少なくとも1種の花の抽出物を含有する乳酸菌の腸管接着性向上剤。
【請求項3】
サクラ又はキクから選ばれる少なくとも1種の花の抽出物を含有する整腸剤。
【請求項4】
サクラ又はキクから選ばれる少なくとも1種の花の抽出物を含有する抗アレルギー剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、整腸剤、抗アレルギー剤、免疫増強剤及び乳酸菌の腸管接着性向上剤に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
動物の腸管において乳酸菌の増殖を促進すると、病原菌の侵入や有害菌の増殖を抑制できること、このような整腸作用は、下痢や便秘の改善や予防につながることはよく知られている。乳酸菌が腸管へ定着して増殖する為には、腸管における乳酸菌の付着(接着)が非常に重要であると考えられている。
【0003】
更に近年、乳酸菌は抗アレルギー作用とも関係することが報告されてきている。
人の免疫システムは複数種のT細胞が司令塔の役割を果たしている。T細胞としては、主としてIgA抗体産生を促し細胞性免疫を活性化させるTh1細胞と、I型アレルギーを引き起こすIgE抗体産生を促進させて液性免疫を活性化させるTh2細胞とが知られている。このTh1細胞とTh2細胞とはお互いに抑制しあい、Th1細胞よりTh2細胞が優位に働くとアレルギー症状がおこりやすい。
腸管には体内の免疫細胞の7割が集中して存在しているとされ、体の免疫システムの主要な役割を果たしている。この腸管免疫に乳酸菌が重要な働きをすることが解明されてきている。例えば乳酸菌の菌体成分は、腸管においてマクロファージや樹状細胞のサイトカイン分泌を促進し、これによりTh1細胞の働きを活発化することや、IgA抗体産生を促すことが知られている。これによりTh2細胞の働きが抑制されてIgE抗体産生が抑制され、アレルギーが改善されると考えられている。乳酸菌(及びその菌体成分)の腸管への接着は、このような腸管免疫刺激作用やそれに伴う抗アレルギー作用を高めるためにも非常に重要と考えられている。
【0004】
従って、乳酸菌の腸管接着性を向上させる経口剤を用い、乳酸菌の腸管接着を促すことができれば整腸並びに抗アレルギーの予防及び改善が期待できる。そのような経口剤には安全性が高いことや安価に入手できることが求められるが、その開発は進んでおらず、患者・消費者の多様なニーズに十分に答えられていない。
【0005】
一方、花の抽出物は、健康食品等に利用され、これまで種々の作用が検討されているが(例えば特許文献1)、新たな用途が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開 2003-055249号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従って、本発明の課題は、新たな乳酸菌の腸管接着性向上剤、整腸剤、抗アレルギー剤及び免疫増強剤を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、乳酸菌の腸管接着性を高めることができる物質について鋭意検討した。その結果、安価且つ安全に入手可能な素材として、特定の花の抽出物を用いることで乳酸菌の腸管接着性を高めることができることを見出した。
【0009】
本発明は前記知見に基づくものであり、ミソハギ科(Lythraceae)、キク科(Asteraceae)、マメ科(Fabaceae)、バラ科(Rosaceae)又はアヤメ科(Iridaceae)の花の抽出物を含有する整腸剤を提供するものである。
【0010】
また本発明は、ミソハギ科(Lythraceae)、キク科(Asteraceae)、マメ科(Fabaceae)、バラ科(Rosaceae)又はアヤメ科(Iridaceae)の花の抽出物を含有する抗アレルギー剤、免疫増強剤及び乳酸菌の腸管接着性向上剤を提供するものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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