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公開番号2024106624
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-08
出願番号2023010989
出願日2023-01-27
発明の名称作業車両
出願人井関農機株式会社
代理人弁理士法人新大阪国際特許事務所
主分類A01D 19/02 20060101AFI20240801BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】 本発明者は、作業車両ユーザーのさまざまなニーズを考慮し、便利な機能がトッパー作業機またはディガーピッカー作業機のような作業車両へつぎつぎと実装される趨勢はますます加速すると考えている。しかしながら、従来の作業車両については、便利な機能を利用するときの使い勝手が必ずしもよくないことに本発明者は気付いた。
【解決手段】 前後四輪走行の車体100と、作物1000の収穫に関する作業を行う作物収穫作業ユニット900と、を備えたトッパー作業機であって、作物収穫作業ユニット900の少なくとも一部は、車体100の下方であって、前後四輪の間の空間に配置されており、作物収穫作業ユニット900は、前後四輪と干渉しないトッパー作業機である。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
前後四輪走行の車体(100)と、
作物(1000)の収穫に関する作業を行う作物収穫作業ユニット(900)と、
を備えた作業車両であって、
作物収穫作業ユニット(900)の少なくとも一部は、車体(100)の下方であって、前後四輪の間の空間に配置されており、
作物収穫作業ユニット(900)は、前後四輪と干渉しないことを特徴とする作業車両。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
作物収穫作業ユニット(900)は、作物(1000)の茎葉部分を切断する切断装置(200)と、切断装置(200)を保持する保持部材(300)と、を有し、
切断装置(200)は、水平状態で回転する二個の刃物(210)を有し、二個の刃物(210)は、平面視で回転状態の軌跡において互いに一部重なり、かつ重なり部分で互いに上下方向に段違いに構成されており、
左右方向を基準として外側の刃物(210)の回転中心は、内側の刃物(210)の回転中心と比べて前方へずれており、
切断装置(200)は、車体(100)の下方であって、前後四輪の間の空間に配置されている、請求項1記載の作業車両。
【請求項3】
作物(1000)は、四列に植え付けられており、
水平状態で回転する二個の刃物(210)は二組設けられ、二組の刃物(210)は左右方向に並んで配置され、それぞれの組の刃物(210)の内、内側の刃物(210)同士は隣接しており、
平面視で頂部が前側になるように配置されたV字状のガイド板(400)が刃物(210)と比べて上方に設けられ、ガイド板(400)の前側の両側面は内側の二個の刃物(210)へそれぞれ向かうように配置されており、
四列に植え付けられた作物(1000)の内、内側の二列に植え付けられた作物(1000)の茎葉部分は、ガイド板(400)の前側の両側面により、それぞれの二個の刃物(210)の重なり部分へ導かれる、請求項2記載の作業車両。
【請求項4】
刃物(210)の少なくとも一方の下側には下凸状の円盤部材(500)が配置され、円盤部材(500)が作物(1000)へ当接することにより刃物(210)の上下位置は自動的に調節される、請求項3記載の作業車両。
【請求項5】
切断装置(200)は、外側の刃物(210)を回転させる、保持部材(300)と接続された外側刃物回転部材(222)と、内側の刃物(210)を回転させる、倒立U字状の接続部材(223)で外側刃物回転部材(222)と接続された内側刃物回転部材(221)と、二個の刃物(210)を回転させるための動力を発生する、内側刃物回転部材(221)へ取り付けられた動力発生部材(220)と、を有し、
動力発生部材(220)は、内側刃物回転部材(221)を基準として外側刃物回転部材(222)と反対側へ取り付けられている、請求項4記載の作業車両。
【請求項6】
刃物(210)は、刃部が先端側の刃物短辺(211)にのみ形成されている矩形形状の刃物であり、
内側の刃物(210)の刃部と外側の刃物(210)の刃部とは、二個の刃物(210)の重なり部分で両側から作物(1000)を挟み込むことにより茎葉部分を切断する、請求項5記載の作業車両。
【請求項7】
作物収穫作業ユニット(900)は、作物(1000)を収穫する収穫装置(600)と、収穫装置(600)により収穫された作物(1000)を後輪(120)の間を通って後方へ搬送する搬送装置(700)と、搬送装置(700)により搬送されてくる作物(1000)を収納する、車体(100)の後方に配置された収納装置(800)と、を有し、
収穫装置(600)は、車体(100)の下方であって、前後四輪の間の空間に配置されている、請求項1記載の作業車両。
【請求項8】
収穫装置(600)は、作物(1000)を掻き込む掻き込み装置(610)を有し、
搬送装置(700)は、掻き込み装置(610)により掻き込まれた作物(1000)を後方へ運ぶ第一コンベアー(710)と、第一コンベアー(710)により運ばれてくる作物(1000)を上方へくみ上げ、収納装置(800)へ収納する第二コンベアー(720)と、を有し、
掻き込み装置(610)は、第一コンベアー(710)の前部へ連結されており、
第一コンベアー(710)は、車体(100)の車体フレーム(101)または後輪駆動ケース(121)へ回動可能に連結されており、車体フレーム(101)または後輪駆動ケース(121)へ連結された上下駆動用のシリンダー(711)により上下方向に回動可能とされ、
収穫装置(600)と搬送装置(700)の動力は、後輪駆動ケース(121)から取り出され、
収納装置(800)は、リンク機構(820)により上下方向に動くことができる、請求項7記載の作業車両。
【請求項9】
掻き込み装置(610)は、第一コンベアー(710)の前部へ回動可能に連結されており、第一コンベアー(710)が回動して上昇するとき、掻き込み装置(610)は下方へ回動し、
第一コンベアー(710)は車体フレーム(101)を兼ねる後輪駆動ケース(121)へ回動可能に連結されており、回動支点の上下位置は調節可能である、請求項8記載の作業車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トッパー作業機またはディガーピッカー作業機のような作業車両に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
たとえば、走行車体の左右一側に走行車体の前端よりも前方に突出した位置から走行車体の後端側に達し、前側が下位に傾斜する野菜搬送用コンベアーを設け、走行車体の前側には、圃場で成育中あるいは圃場表面に収穫放置された野菜を適宜処理すると共に野菜搬送用コンベアーの始端側に載置供給する収穫作業者用の収穫用座席を構成し、走行車体の後側には、野菜搬送用コンベアーで搬送される収穫野菜を選別作業する選別作業部と選別後の野菜を仕分けて搭載できる選別野菜収容装置及び選別作業者用搭乗部とからなる作業用キャリヤを構成してなる野菜収穫機のような作業車両が、知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3533025号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、本発明者は、作業車両ユーザーのさまざまなニーズを考慮し、便利な機能がトッパー作業機またはディガーピッカー作業機のような作業車両へつぎつぎと実装される趨勢はますます加速すると考えている。
【0005】
しかしながら、従来の作業車両については、便利な機能を利用するときの使い勝手が必ずしもよくないことに本発明者は気付いた。
【0006】
より具体的には、たとえば、搬送コンベアーが大きくて作業車両の出力が小さいと、動力不足で作業することができず、作業部が横に装着されているので、旋回時は小回りができないことがあることに本発明者は気付いた。
【0007】
本発明は、上述された従来の課題を考慮し、使い勝手を向上することができる作業車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の本発明は、前後四輪走行の車体(100)と、
作物(1000)の収穫に関する作業を行う作物収穫作業ユニット(900)と、
を備えた作業車両であって、
作物収穫作業ユニット(900)の少なくとも一部は、車体(100)の下方であって、前後四輪の間の空間に配置されており、
作物収穫作業ユニット(900)は、前後四輪と干渉しないことを特徴とする作業車両である。
【0009】
第2の本発明は、作物収穫作業ユニット(900)は、作物(1000)の茎葉部分を切断する切断装置(200)と、切断装置(200)を保持する保持部材(300)と、を有し、
切断装置(200)は、水平状態で回転する二個の刃物(210)を有し、二個の刃物(210)は、平面視で回転状態の軌跡において互いに一部重なり、かつ重なり部分で互いに上下方向に段違いに構成されており、
左右方向を基準として外側の刃物(210)の回転中心は、内側の刃物(210)の回転中心と比べて前方へずれており、
切断装置(200)は、車体(100)の下方であって、前後四輪の間の空間に配置されている、第1の本発明の作業車両である。
【0010】
第3の本発明は、作物(1000)は、四列に植え付けられており、
水平状態で回転する二個の刃物(210)は二組設けられ、二組の刃物(210)は左右方向に並んで配置され、それぞれの組の刃物(210)の内、内側の刃物(210)同士は隣接しており、
平面視で頂部が前側になるように配置されたV字状のガイド板(400)が刃物(210)と比べて上方に設けられ、ガイド板(400)の前側の両側面は内側の二個の刃物(210)へそれぞれ向かうように配置されており、
四列に植え付けられた作物(1000)の内、内側の二列に植え付けられた作物(1000)の茎葉部分は、ガイド板(400)の前側の両側面により、それぞれの二個の刃物(210)の重なり部分へ導かれる、第2の本発明の作業車両である。
(【0011】以降は省略されています)

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