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公開番号2024105101
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-06
出願番号2023009669
出願日2023-01-25
発明の名称骨盤底筋の修復剤
出願人小林製薬株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A61K 36/18 20060101AFI20240730BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明の目的は、骨盤底筋を修復できる医薬品を提供することである。
【解決手段】八味地黄丸及び/又はそのエキスは、骨盤底筋の修復剤の有効成分として有用である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
八味地黄丸及び/又はそのエキスを含有する、骨盤底筋の修復剤。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
出産で生じた骨盤底筋の損傷に対して用いられる、請求項1に記載の骨盤底筋の修復剤。
【請求項3】
骨盤底筋の収縮機能の改善のために用いられる、請求項1に記載の骨盤底筋の修復剤。
【請求項4】
骨盤臓器脱の予防に用いられる、請求項1に記載の骨盤底筋の修復剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、骨盤底筋の修復剤に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
ヒトは直立歩行をしているため、内臓が骨盤底方向に重力を受けている。このような内臓は、肛門挙筋をはじめとする骨盤底筋等の支持構造により支えられている。女性の場合、出産時に直径約10cmの胎児の頭が膣を通過するために、骨盤底筋群が伸ばされて損傷することがある。さらに、加齢に伴い骨盤底筋が弛緩することによって、骨盤内臓器が本来の位置よりも下垂する骨盤臓器脱に至ることがある。
【0003】
骨盤臓器脱への対処としては、経過観察、骨盤底筋体操、ペッサリー、手術が挙げられる(非特許文献1)。比較的軽度の症例であれば、骨盤底筋を強化する骨盤底筋体操が最も有効とされている。ペッサリーは、骨盤内臓器を支えるために腟に挿入する器具であり、患者自体が定期的に外して洗浄する必要がある。盤底筋体操とペッサリーを試しても症状が続く場合、及び患者がペッサリーの使用を望まない場合には、手術が選択肢となる。手術では、骨盤内臓器の支持組織の修復を外科的に行う。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
Charlie C. Kilpatrick , MD, MEd, Baylor College of Medicine,“骨盤臓器脱(POP)(骨盤底支持組織の障害)”,[online],2019年 7月,Merck & Co., Inc.,[令和5年1月22日検索],インターネット<URL:https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/22-%E5%A5%B3%E6%80%A7%E3%81%AE%E5%81%A5%E5%BA%B7%E4%B8%8A%E3%81%AE%E5%95%8F%E9%A1%8C/%E9%AA%A8%E7%9B%A4%E8%87%93%E5%99%A8%E8%84%B1%EF%BC%88pop%EF%BC%89/%E9%AA%A8%E7%9B%A4%E8%87%93%E5%99%A8%E8%84%B1%EF%BC%88pop%EF%BC%89>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
女性の多くが骨盤臓器脱のリスクを負っており、実際に経験する。しかしながら、羞恥心等から受診率は低い。また、骨盤底筋体操、ペッサリー、手術といった対処法があっても、継続が困難であったり、適用に制限があったりするため、対処に踏み込めない例が多く存在する。このような状況において、骨盤底筋を医薬品で修復できることが望まれる。
【0006】
本開示は、骨盤底筋を修復できる医薬品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、鋭意検討した結果、八味地黄丸エキスに、骨盤底筋を修復できる作用があることを見出した。本開示は、この知見に基づいて、更に検討を重ねることにより完成したものである。
【0008】
即ち、本開示は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1. 八味地黄丸及び/又はそのエキスを含有する、骨盤底筋の修復剤。
項2. 出産で生じた骨盤底筋の損傷に対して用いられる、項1に記載の骨盤底筋の修復剤。
項3. 骨盤底筋の収縮機能の改善のために用いられる、項1又は2に記載の骨盤底筋の修復剤。
項4. 骨盤臓器脱の予防に用いられる、項1~3のいずれかに記載の骨盤底筋の修復剤。
項5. 骨盤底筋の修復剤の製造のための、八味地黄丸及び/又はそのエキスの使用。
項6. 骨盤底筋の修復に用いるための、八味地黄丸及び/又はそのエキス。
項7. 骨盤底筋の修復を必要とする対象に、有効量の八味地黄丸及び/又はそのエキスを投与する工程を含む、骨盤底筋の修復方法。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、骨盤底筋を修復できる医薬品が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の骨盤底筋の修復剤により、骨盤底筋損傷モデルラットの骨盤底筋の筋損傷が修復されたことを示す。
本開示の骨盤底筋の修復剤により、骨盤底筋損傷モデルラットの骨盤底筋機能が正常化したことを示す。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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