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公開番号2024100923
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-26
出願番号2024083289,2020054090
出願日2024-05-22,2020-03-25
発明の名称繊維補強モルタル
出願人太平洋マテリアル株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C04B 28/02 20060101AFI20240719BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約【課題】施工性がよく、初期及び長期の強度発現性に優れる繊維補強モルタルを提供すること。
【解決手段】速硬性セメント、シリカフューム、細骨材及び繊維類を含む繊維補強モルタル組成物と、水とを含み、シリカフュームの含有量が、速硬性セメント100質量部に対し、10~35質量部であり、細骨材の含有量が、速硬性セメント100質量部に対し、80~430質量部であり、繊維類の含有量が、速硬性セメント100体積部に対し、0.02~8体積部であり、水の含有量が、速硬性セメント100質量部に対し、25~50質量部である、繊維補強モルタル。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
速硬性セメント、シリカフューム、細骨材及び繊維類を含む繊維補強モルタル組成物と、水とを含み、
前記シリカフュームの含有量が、前記速硬性セメント100質量部に対し、10~35質量部であり、
前記細骨材の含有量が、前記速硬性セメント100質量部に対し、80~430質量部であり、
前記繊維類の含有量が、前記速硬性セメント100体積部に対し、0.02~8体積部であり、
前記水の含有量が、前記速硬性セメント100質量部に対し、25~50質量部である、繊維補強モルタル。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
土木学会基準JSCE-G 5050-2010「円柱供試体を用いたモルタルまたはセメントペーストの圧縮強度試験方法(案)」に準じて測定する、材齢28日の圧縮強度が、78N/mm

以上である、請求項1に記載の繊維補強モルタル。
【請求項3】
土木学会基準JSCE-G 5050-2010「円柱供試体を用いたモルタルまたはセメントペーストの圧縮強度試験方法(案)」に準じて測定する、材齢3時間の圧縮強度が、39N/mm

以上である、請求項1又は2に記載の繊維補強モルタル。
【請求項4】
膨張材を更に含む、請求項1に記載の繊維補強モルタル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、繊維補強モルタル組成物及び繊維補強モルタルに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、建築構造物や土木構造物に対する超高層化、大規模化、高耐久性化等の要求が一層明確になっている。このような建築物を実現するために高強度モルタルの開発が行われている。このような高強度モルタルとして、例えば、特許文献1には、少なくとも、セメント、ポゾラン質微粉末、粒径3.5mm以下の細骨材、減水剤及び水を含む超高強度モルタルが開示されている。
【0003】
各種構造物に用いられるコンクリートは、本来、耐久性に優れるものであるが、構造や使用環境によってその一部が劣化する場合がある。このような劣化は、コンクリートの強度低下等の原因となるため、修復さらには補強する際は、下地躯体の変形への追従やひび割れの低減を目的として、短繊維をモルタル組成物に配合し、引張りや靭性等の特性を向上した繊維補強モルタル組成物を用いる場合がある(例えば、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-043234号公報
特開2011-121795号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、道路や鉄道等の構造物の部分的な補修工事のように工事できる時間が限られている場合、繊維補強モルタルには、施工がしやすく、施工後に速やかに強度発現することが求められている。しかしながら、従来の繊維補強モルタル組成物において、施工性と初期及び長期の強度発現性とを両立することは難しいという課題があった。
【0006】
従って、本発明は、施工性がよく、初期及び長期の強度発現性に優れる繊維補強モルタル組成物及び繊維補強モルタルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記課題について鋭意検討した結果、ポゾラン物質及び細骨材の含有量を調整し、特定の体積割合で繊維類を配合することで、施工性と初期及び長期の強度発現性とを両立できることを見出した。
【0008】
すなわち、本発明は、以下の[1]~[5]で示される。
[1]セメント、ポゾラン物質、細骨材及び繊維類を含み、ポゾラン物質の含有量が、セメント100質量部に対し、1~35質量部であり、細骨材の含有量が、セメント100質量部に対し、80~430質量部であり、繊維類の含有量が、セメント100体積部に対し、0.02~8体積部である、繊維補強モルタル組成物。
[2]ポゾラン物質が、シリカフュームを含む、[1]に記載の繊維補強モルタル組成物。
[3]繊維類が、有機繊維である、[1]又は[2]に記載の繊維補強モルタル組成物。
[4]繊維類の長さが、1~30mmである、[1]~[3]のいずれかに記載の繊維補強モルタル組成物。
[5][1]~[4]のいずれかに記載の繊維補強モルタル組成物と、水とを含み、水の含有量が、セメント100質量部に対し、25~50質量部である、繊維補強モルタル。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、施工性がよく、初期及び長期の強度発現性に優れる繊維補強モルタル組成物及び繊維補強モルタルを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態について詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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