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公開番号2024100712
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-26
出願番号2024001078
出願日2024-01-09
発明の名称液体食器手洗い用洗剤組成物
出願人ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー,THE PROCTER & GAMBLE COMPANY
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C11D 17/08 20060101AFI20240719BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】食器手洗い後の食器類の乾燥速度が更に改善された、液体食器手洗い用洗剤を提供する。
【解決手段】液体食器手洗い用洗剤組成物は、四級化アクリルコポリマーと、前記組成物の約5.0重量%~約50重量%の界面活性剤系と、を含み、前記界面活性剤系が、
a.前記界面活性剤系の少なくとも約40重量%のアニオン性界面活性剤と、
b.前記液体食器手洗い用洗剤組成物の約3.0重量%超のアルコキシル化アルコール非イオン性界面活性剤と、を含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
液体食器手洗い用洗剤組成物であって、四級化アクリルコポリマーと、
前記液体食器手洗い用洗剤組成物の約5.0重量%~約50重量%の界面活性剤系と、を含み、前記界面活性剤系が、
a.前記界面活性剤系の少なくとも約40重量%のアニオン性界面活性剤と、
b.前記液体食器手洗い用洗剤組成物の約3.0重量%超のアルコキシル化アルコール非イオン性界面活性剤と、を含む、組成物。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
前記組成物が、前記組成物の0.01重量%~3.0重量%、好ましくは0.05重量%~2.0重量%、より好ましくは0.1重量%~1.0重量%の前記四級化アクリルコポリマーを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記四級化アクリルコポリマーが、5,000~500,000Da、好ましくは15,000~300,000Da、更により好ましくは25,000~75,000Daの範囲内で、光散乱検出(SEC-MALLS)を備えた水性ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)によって測定される重量平均分子量(Mw)を有する、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項4】
前記四級化アクリルコポリマーが、0.01~2.8、好ましくは0.1~2.75、より好ましくは0.75~2.25mEq/gの平均カチオン電荷密度を有する、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
前記四級化アクリルコポリマーが、
a.以下から選択されるカチオン性モノマー単位であって、
i.CH

=CR

-Y-N









(a)
式中、
各R

が、独立して、水素又はメチル、好ましくはメチルから選択され、
各R

が、独立して、C1~C4アルキル(アルキレン)、好ましくはCH

CH=CH

又はメチル、より好ましくはメチルから選択され、
各R

、R

が、独立して、C1~C4アルキル、好ましくはC1~C3アルキル、より好ましくはメチルから選択され、
各Yが、独立して、CO-NR

-(CH



、CO-O-(CH



、又は(CH



、好ましくはCO-NR

-(CH



又は(CH



、より好ましくはCO-NR

-(CH



から選択される、連結基であり、
式中、
各R

が、独立して、水素又はメチル、好ましくは水素から選択され、
nが、1~4の平均であり、好ましくは1又は3であり、より好ましくは3であり、


が、好適な対イオン、好ましくはハロゲン化物対イオン、より好ましくはCl

である、カチオン性モノマー単位と、
b.エチレン性不飽和モノマー単位と、に由来する、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
前記カチオン性モノマー単位が、アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド(APTAC)、ジアリルジメチルアンモニウムクロリド(DADMAC)、アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリド(AETAC)、メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド(MAPTAC)、メチロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリド(METAC)、及びそれらの混合物、好ましくは(メタ)アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド(APTAC若しくはMAPTAC)又はジアリルジメチルアンモニウムクロリド(DADMAC)、より好ましくはメタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド(MAPTAC)からなる群から選択される、請求項5に記載の組成物。
【請求項7】
前記エチレン性不飽和モノマー単位が、C3~C8エチレン性不飽和酸及び/又はその塩、C3~C8ヒドロキシアルキルアクリレート、並びにそれらの混合物からなる群から選択される、請求項5に記載の組成物。
【請求項8】
前記エチレン性不飽和モノマー単位が、C3~C8エチレン性不飽和酸及び/又はその塩を含み、前記C3~C8エチレン性不飽和酸及び/又はその塩が、(メタ)アクリル酸又はその塩からなる群から選択され、より好ましくはアクリル酸又はその塩から選択される、請求項7に記載の組成物。
【請求項9】
前記エチレン性不飽和モノマー単位が、エチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシ-2-メチルエチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシ-1-メチルエチル(メタ)アクリレート、及びそれらの混合物、好ましくはエチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、及びそれらの混合物、より好ましくはエチル(メタ)アクリレート、最も好ましくはエチルアクリレートからなる群から選択されるC3~C8アルキルアクリレートを含む、請求項7に記載の組成物。
【請求項10】
前記アニオン性界面活性剤が、前記アニオン性界面活性剤の少なくとも70重量%、好ましくは少なくとも85重量%、より好ましくは100重量%のアルキル硫酸化アニオン性界面活性剤を含む、請求項1に記載の組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体食器手洗い用洗剤組成物に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
食器の手洗いは、時間のかかる作業であり、それを行う多くの人は、食器類を片づけることができたときに完了するものであると考える。したがって、食器洗い及びすすぎ後の食器類の迅速な乾燥が非常に望ましい。乾燥は、水の硬度によって特に影響を受け、より低い硬度を有する水で食器類からの水のシーティング(sheeting)が減少する。家庭用硬水軟化剤の普及が進むにつれて、シーティング、したがって乾燥速度を改善する必要性が依然として大きくなっている。
【0003】
乾燥速度を改善するために四級化アクリルコポリマーを使用することが知られている。このようなコポリマーは、食器類からの水のシーティングを改善し、水のビーディング(beading)を改善することによって、乾燥速度を増加させる。
【0004】
しかしながら、このようなコポリマーを添加しても、特に軟水中で食器類を手洗いした後の乾燥時間を更に改善する必要性が依然としてある。アルコキシル化アルコール非イオン性界面活性剤を含まない液体洗剤組成物におけるこのようなコポリマーの性能は、特に軟水条件において、比較的劣っていることも見出されている。したがって、高レベルのアルコキシル化アルコール非イオン性界面活性剤を使用して配合する必要なしに、食器類の手洗い後の乾燥時間を更に改善する必要性が依然としてある。
【0005】
国際公開第201836864(A)号は、四級化アクリルコポリマーと両性変性多糖とを含む硬質表面処理組成物であって、四級化アクリルコポリマーと両性変性多糖との重量比が0.75:1~3:1であり、四級化アクリルコポリマーが両性変性多糖とは異なる、硬質表面処理組成物に関する。欧州特許第3835399(A1)号は、界面活性剤系と、第1のポリマーと、第2のポリマーと、を含み、第1のポリマーがポリエチレンイミンである、硬質表面洗浄組成物、並びにガラス表面を洗浄するためのその組成物の使用に関する。米国特許出願公開第2003/0134770(A)号は、起泡増強剤及び起泡体積増大剤であるポリマー材料を含む液体洗剤組成物に関し、当該組成物は、手洗い中の油脂の再堆積を防止するための増大した有効性を有し、ポリマー材料は、起泡体積増強剤及び起泡耐久性増強剤として好適であり、有効量の四級窒素含有モノマー単位及び/又は双性イオン性モノマー単位含有ポリマー起泡増強剤を含む。欧州特許第3835399(A1)号は、界面活性剤系と、第1のポリマーと、第2のポリマーと、を含み、第1のポリマーがポリエチレンイミンである、硬質表面洗浄組成物に関する。米国特許出願公開第2010/0197553(A)号は、カチオン性ポリマーと湿潤剤とを含む液体食器手洗い用洗剤組成物、並びにこのような組成物を使用して食器類を洗浄する方法に関する。米国特許出願公開第2010/0197553(A)号に開示されているカチオン性ポリマーは、ビニルピロリドンと四級化ビニルメチルイミダゾリウムとのコポリマーであるポリクオタニウム16などの代替のカチオン性ポリマーを含む。四級化アクリルコポリマーと異なり、このようなポリマーは、エチレン性不飽和酸及び/又はこのような酸の塩を重合することにより生じるものではない。米国特許出願公開第2012/028872(A)号は、疎水性皮膚軟化剤と結晶性構造化剤とを有する液体洗剤組成物で食器類を洗浄して、改善された手のスキンケア効果並びに優れた油脂洗浄及び/又は起泡持続性を提供する方法に関する。米国特許出願公開第2012/028872(A)号は、低レベルの界面活性剤とポリクオタニウム11とを含む組成物を開示している。ポリクオタニウム11は、ジエチルサルフェートと、ビニルピロリドンとジメチルアミノエチルメタクリレートとのコポリマーとの反応によって形成されるポリマー四級アンモニウム塩である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第201836864(A)号
欧州特許第3835399(A1)号
米国特許出願公開第2003/0134770(A)号
米国特許出願公開第2010/0197553(A)号
米国特許出願公開第2012/028872(A)号
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、四級化アクリルコポリマーと、液体食器手洗い用洗剤組成物の5.0重量%~50重量%の界面活性剤系とを含む液体食器手洗い用洗剤組成物であって、界面活性剤系が、界面活性剤系の少なくとも40重量%のアニオン性界面活性剤と、組成物の3.0重量%超のアルコキシル化アルコール非イオン性界面活性剤とを含む、液体食器手洗い用洗剤組成物に関する。
【発明を実施するための形態】
【0008】
四級化アクリルコポリマーに加えて、本明細書に記載されるような界面活性剤系を液体組成物に配合することは、食器手洗い後の食器類の乾燥速度を更に改善することが見出された。
【0009】
本明細書で使用される場合、特許請求の範囲において使用される「a」及び「an」などの冠詞は、特許請求される又は記載されるもののうちの1つ以上を意味すると理解される。
【0010】
本明細書で使用される場合、用語「含む」とは、特に言及したもの以外の工程、及び成分を付加できることを意味する。この用語は、「~からなる」及び「~から本質的になる」という用語を包含する。本発明の組成物は、本明細書に記載される本発明の必須要素及び制限事項、並びに本明細書に記載されるあらゆる追加若しくは任意の成分、構成要素、工程、又は制限事項を含み、これらからなり、あるいは、これらから本質的になることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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