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公開番号2024100202
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-26
出願番号2023004017
出願日2023-01-13
発明の名称防舷構造物
出願人日鉄エンジニアリング株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類E02B 3/26 20060101AFI20240719BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】すきま腐食の発生が抑制される防舷構造物を提供することを目的とする。
【解決手段】海洋構造物に取り付けられるステンレス鋼板10と、前記ステンレス鋼板10に取り付けられ、摩擦係数が所定値以下である防水材20と、前記防水材20に取り付けられるゴム製防舷材30と、を備え、前記防水材20は、前記ステンレス鋼板10の表面であって前記防水材20及び前記ゴム製防舷材30の側の表面、に垂直な方向に沿って見て、前記ゴム製防舷材30の端部であって前記防水材20及び前記ステンレス鋼板10の側の端部と前記ステンレス鋼板10とが重なる範囲を含む、ことを特徴とする防舷構造物100。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
海洋構造物に取り付けられるステンレス鋼板と、
前記ステンレス鋼板に取り付けられ、摩擦係数が所定値以下である防水材と、
前記防水材に取り付けられるゴム製防舷材と、を備え、
前記防水材は、前記ステンレス鋼板の表面であって前記防水材及び前記ゴム製防舷材の側の表面、に垂直な方向に沿って見て、前記ゴム製防舷材の端部であって前記防水材及び前記ステンレス鋼板の側の端部と前記ステンレス鋼板とが重なる範囲を含む、ことを特徴とする防舷構造物。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記ステンレス鋼板の表面は、防食のためにコーティング処理されることを特徴とする請求項1に記載の防舷構造物。
【請求項3】
前記防水材は、シート状又は板状であることを特徴とする請求項2に記載の防舷構造物。
【請求項4】
前記防水材と前記ステンレス鋼板の表面が密着することを特徴とする請求項3に記載の防舷構造物。
【請求項5】
前記防水材と前記ステンレス鋼板の表面がくっつくことを特徴とする請求項4に記載の防舷構造物。
【請求項6】
前記防水材は、前記ステンレス鋼板より薄いことを特徴とする請求項5に記載の防舷構造物。
【請求項7】
前記ゴム製防舷材は、前記防水材及び前記ステンレス鋼板にボルトで取り付けられ、
前記ステンレス鋼板に設けられるボルト穴部であって、前記ボルトが挿通される前記ボルト穴部の内周面が、前記防食のために前記コーティング処理されることを特徴とする請求項6に記載の防舷構造物。
【請求項8】
前記ボルトは、コーティング処理される炭素鋼であることを特徴とする請求項7に記載の防舷構造物。
【請求項9】
前記防水材は、テフロン(登録商標)製の板を含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の防舷構造物。
【請求項10】
前記防水材の摩擦係数が0.08~0.1であることを特徴とする請求項9に記載の防舷構造物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、防舷構造物に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、様々な構造の防舷材が知られている。防舷材の構造としては、防舷材が弾性材を介して鋼板に取り付けられるものが挙げられる(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-20625号公報
【非特許文献】
【0004】
「材料」第31巻 第349号 保坂信義、石川雄一、西田脩著「ゴム質材料によるステンレス鋼のすきま腐食とその防食法に関する二,三の検討」
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、非特許文献1によれば、ステンレス鋼のすきま腐食に及ぼすゴム質材料の影響について開示されている。特許文献1に開示された防舷材では、この種のすきま腐食が発生を抑制することに改善の余地があった。
【0006】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、すきま腐食の発生が抑制される防舷構造物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
【0008】
本発明の防舷構造物は、海洋構造物に取り付けられるステンレス鋼板と、前記ステンレス鋼板に取り付けられ、摩擦係数が所定値以下である防水材と、前記防水材に取り付けられるゴム製防舷材と、を備え、前記防水材は、前記ステンレス鋼板の表面であって前記防水材及び前記ゴム製防舷材の側の表面、に垂直な方向に沿って見て、前記ゴム製防舷材の端部であって前記防水材及び前記ステンレス鋼板の側の端部と前記ステンレス鋼板とが重なる範囲を含むことを特徴としている。
【0009】
この発明によれば、前記垂直な方向に沿ってみて、ゴム製防舷材におけるステンレス鋼板側の端部と、ステンレス鋼板と、が重なる範囲に防水材が配置されている。防水材を設けることで海水がステンレス鋼板に接触し難くなり、ステンレス鋼板が錆びにくくなる効果が得られる。
【0010】
また、上記の防舷構造物において、前記ステンレス鋼板の表面は、防食のためにコーティング処理されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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