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公開番号2024099891
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-26
出願番号2023003495
出願日2023-01-13
発明の名称空間浄化装置
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人,個人
主分類C25B 1/26 20060101AFI20240719BHJP(電気分解または電気泳動方法;そのための装置)
要約【課題】空間浄化装置において、電極部の寿命をより高精度に判定できる技術を提供する。
【解決手段】電解槽は、電解促進剤と水とを混合する。電極部210は、電解槽にて混合された電解促進剤と水とから次亜塩素酸水を生成する。取得部502は、所定のタイミング毎に、電解槽内の温度と、当該温度における電極部210の抵抗値に関連する現在抵抗関連値と、を取得する。変換部504は、取得部502により取得された現在抵抗関連値を、基準温度における電極部210の抵抗値に関連する基準温度抵抗関連値に変換する。判定部508は、過去の所定のタイミングにおける現在抵抗関連値が変換された基準温度抵抗関連値である過去基準温度抵抗関連値と、現在の所定のタイミングにおける現在抵抗関連値が変換された基準温度抵抗関連値である現在基準温度抵抗関連値と、に基づいて電極部210の寿命を判定する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
電解促進剤と水とを混合する電解槽と、
前記電解槽にて混合された前記電解促進剤と前記水とから次亜塩素酸水を生成する電極部と、
所定のタイミング毎に、前記電解槽内の温度と、当該温度における前記電極部の抵抗値に関連する現在抵抗関連値と、を取得する取得部と、
前記取得部により取得された前記現在抵抗関連値を、基準温度における前記電極部の抵抗値に関連する基準温度抵抗関連値に変換する変換部と、
過去の前記所定のタイミングにおける前記現在抵抗関連値が変換された前記基準温度抵抗関連値である過去基準温度抵抗関連値と、現在の前記所定のタイミングにおける前記現在抵抗関連値が変換された前記基準温度抵抗関連値である現在基準温度抵抗関連値と、に基づいて前記電極部の寿命を判定する判定部と、
を備える空間浄化装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記現在抵抗関連値は、前記電極部に印加される電圧と、前記電極部に流れる電流とから算出される電気的抵抗値であり、
前記基準温度抵抗関連値は、電気的抵抗値であり、
前記判定部は、
前記現在基準温度抵抗関連値と前記過去基準温度抵抗関連値との差が所定の抵抗差閾値以上であれば前記電極部の寿命と判定する請求項1に記載の空間浄化装置。
【請求項3】
前記現在抵抗関連値は、前記電極部に印加される電圧と、前記電極部に流れる電流とから算出される電気的抵抗値であり、
前記基準温度抵抗関連値は、電気的抵抗値であり、
前記判定部は、
前記現在基準温度抵抗関連値と前記過去基準温度抵抗関連値との比が所定の抵抗比閾値以上であれば前記電極部の寿命と判定する請求項1に記載の空間浄化装置。
【請求項4】
前記過去基準温度抵抗関連値は、
前記電極部が前記空間浄化装置に取り付けられた後の一回目の前記所定のタイミングにおける前記現在抵抗関連値が変換された前記基準温度抵抗関連値である請求項1に記載の空間浄化装置。
【請求項5】
前記所定のタイミングは、
前記電解槽に水が給水された後、かつ、前記電解槽に前記電解促進剤が供給される前のタイミングである請求項1に記載の空間浄化装置。
【請求項6】
前記所定のタイミングは、
前記電解槽に水が給水され、さらに前記電解槽内に前記電解促進剤が供給されてから一定時間経過後のタイミングである請求項1に記載の空間浄化装置。
【請求項7】
前記一定時間は、前記電解槽内に前記電解促進剤が供給されてから、前記電解促進剤が前記電解槽内で溶けるまでの時間である請求項6に記載の空間浄化装置。
【請求項8】
前記所定のタイミングは、
前記電解槽の水が排水され、かつ、前記電解槽に水が給水された後のタイミングである請求項5または6に記載の空間浄化装置。
【請求項9】
前記取得部は、前記電極部に通電中において、前記所定のタイミングから判定時間が経過した追加判定タイミングで、前記電解槽内の温度と、当該温度における前記電極部の抵抗値に関連する現在抵抗関連値と、をさらに取得し、
前記判定部は、過去の前記追加判定タイミングにおける前記現在抵抗関連値が変換された前記基準温度抵抗関連値である追加の過去基準温度抵抗関連値と、現在の前記追加判定タイミングにおける前記現在抵抗関連値が変換された前記基準温度抵抗関連値である追加の現在基準温度抵抗関連値と、に基づいて前記電極部の寿命をさらに判定する請求項1に記載の空間浄化装置。
【請求項10】
前記判定部は、
前記過去基準温度抵抗関連値と、前記現在基準温度抵抗関連値と、前記電極部の積算通電時間とに基づいて前記電極部の寿命を判定する請求項1に記載の空間浄化装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、空間浄化装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
空気中の細菌、真菌、ウイルス、臭い等の除去(不活性化を含む)を行うために、電気分解により次亜塩素酸を含む電解水を生成して放出する空間浄化装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。空間浄化装置では、電極部に通電して、塩化物イオンを含む水を電気分解する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-24811号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電気分解を繰り返すことで電極部は劣化するため、一定以上に劣化が進んだ電極部は交換する必要がある。例えば、電極部への積算通電時間が判定時間より長くなった場合、ユーザに交換を促すことが考えられる。しかし、積算通電時間が判定時間より長い電極部であっても、交換が必要なほど劣化が進んでいない場合もある。そこで、電極部の劣化をより適切に判定することが望まれる。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、空間浄化装置において、電極部の寿命をより高精度に判定できる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示のある態様の空間浄化装置は、電解促進剤と水とを混合する電解槽と、電解槽にて混合された電解促進剤と水とから次亜塩素酸水を生成する電極部と、所定のタイミング毎に、電解槽内の温度と、当該温度における電極部の抵抗値に関連する現在抵抗関連値と、を取得する取得部と、取得部により取得された現在抵抗関連値を、基準温度における電極部の抵抗値に関連する基準温度抵抗関連値に変換する変換部と、過去の所定のタイミングにおける現在抵抗関連値が変換された基準温度抵抗関連値である過去基準温度抵抗関連値と、現在の所定のタイミングにおける現在抵抗関連値が変換された基準温度抵抗関連値である現在基準温度抵抗関連値と、に基づいて電極部の寿命を判定する判定部と、を備える。
【0007】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を方法、装置、システムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、空間浄化装置において、電極部の寿命をより高精度に判定できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1の空間浄化装置の内部構成を示す図である。
図2(a)-(c)は、空間浄化装置の動作概要を示す図である。
図3(a)-(b)は、図2(a)-(c)に続く空間浄化装置の動作概要を示す図である。
空間浄化装置における電気分解と寿命判定に関連する機能ブロックを示す図である。
電解槽内の温度、電極部に印加される電圧、および電極部に流れる電流を示す図である。
記憶部に記憶されている抵抗値のテーブルを示す図である。
現在抵抗値から基準温度抵抗値への変換を説明するための図である。
空間浄化装置による電極部の寿命判定処理を示すフローチャートである。
実施例2の判定のタイミングを説明するための図である。
実施例2の空間浄化装置による電極部の寿命判定処理を示すフローチャートである。
実施例4の空間浄化装置の内部構成を示す図である。
実施例4における電解槽内の温度、電極部に印加される電圧、および電極部に流れる電流を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(実施例1)
本開示の実施例1を具体的に説明する前に、実施例1の概要を説明する。本実施例は、水と電解促進剤とをもとに電解水を生成してから放出する空間浄化装置に関する。電解槽において電極部の一対の電極に通電することで、塩化物イオンを含む水を電気分解して電解水を生成する。
(【0011】以降は省略されています)

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