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公開番号2024099136
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-25
出願番号2023002848
出願日2023-01-12
発明の名称免震装置の取付構造
出願人株式会社フジタ
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E04H 9/02 20060101AFI20240718BHJP(建築物)
要約【課題】免震装置の取付構造において、ボルトに作用する応力の低減を図る。
【解決手段】積層ゴム(免震用積層ゴム)11と、積層ゴム11の端部に設けられて構造物(支持部材)101,111に取付けられる取付プレート12,13とを有する免震装置10を備え、免震装置10は、ボルト14,15が取付プレート12,13を貫通して構造物101,111に固定されるナット16に螺合することで、構造物101,111に取付けられ、取付プレート12,13とナット16との間にボルト14,15が貫通する貫通孔17aを有する中間部材17が設けられる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
免震用積層ゴムと、
前記免震用積層ゴムの端部に設けられて支持部材に取付けられる取付プレートと、
を有する免震装置を備え、
前記免震装置は、ボルトが前記取付プレートを貫通して前記支持部材に固定されるナットに螺合することで、前記支持部材に取付けられ、
前記取付プレートと前記ナットとの間に前記ボルトが貫通する貫通孔を有する中間部材が設けられる、
免震装置の取付構造。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記中間部材は、円筒形状をなし、前記ナットと一体に構成される、
請求項1に記載の免震装置の取付構造。
【請求項3】
免震用積層ゴムと、
前記免震用積層ゴムの端部に設けられて支持部材に取付けられる取付プレートと、
を有する免震装置を備え、
前記免震装置は、ボルトが前記取付プレートを貫通して前記支持部材に固定されるナットに螺合することで、前記支持部材に取付けられ、
前記ボルトの頭部と前記取付プレートとの間に前記ボルトが貫通する貫通孔を有する中間部材が設けられる、
免震装置の取付構造。
【請求項4】
前記貫通孔は、軸方向の長さが前記ボルトの外径の0.5倍以上である、
請求項1または請求項2に記載の免震装置の取付構造。
【請求項5】
前記ボルトの外周面と前記貫通孔の内面との間に隙間が設けられる、
請求項1または請求項3に記載の免震装置の取付構造。
【請求項6】
前記取付プレートは、前記免震用積層ゴムの上部に設けられる上部取付プレートと、前記免震用積層ゴムの下部に設けられる下部取付プレートとを有し、
前記支持部材は、前記上部取付プレートが取付けられる上部支持部材と、前記下部取付プレートが取付けられる下部支持部材とを有し、
前記中間部材は、前記上部取付プレート側と前記下部取付プレート側の少なくともいずれか一方に設けられる、
請求項1または請求項3に記載の免震装置の取付構造。
【請求項7】
前記中間部材は、前記上部取付プレート側に設けられる上部中間部材と、前記下部取付プレート側に設けられる下部中間部材とを有する、
請求項6に記載の免震装置の取付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、免震装置の取付構造に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
鉄塔、タワー、高層建物などの建築物は、地震動による力を受けたりすることで大きな揺れを生じやすい。そのため、建築物に入力する振動エネルギーを吸収するものとして免震装置が知られている。免震装置は、例えば、基礎と建築物との間に配置される。免震装置は、一般的に、複数のゴム板と鋼板とが複数重ね合わされて構成された積層ゴムを有する。免震装置は、積層ゴムの上下にそれぞれ取付プレートが固定されて構成される。そして、免震装置は、上下の取付プレートの外周部が複数のボルトによりそれぞれ基礎や建築物に締結される。このような免震装置としては、例えば、下記特許文献に記載されたものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-182091号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
免震装置は、基礎と建築物に対して離間する方向の荷重が作用したとき、基礎と取付プレート、建築物と取付プレートとをそれぞれ締結する各ボルトに引張応力が作用して伸長する。このとき、取付プレートは、基礎や建築物の取付面に接触する外縁部を支点として弾性変形する。すなわち、取付プレートは、外縁部がてこの支点となり、ボルトによる締結位置がてこの作用点となる。そのため、取付プレートが変形すると、ボルトに引張応力が作用したときの伸長量が大きくなり、ボルトに大きな応力が作用してしまうという課題がある。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決するものであり、ボルトに作用する応力の低減を図る免震装置の取付構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するための本発明の免震装置の取付構造は、免震用積層ゴムと、前記免震用積層ゴムの端部に設けられて支持部材に取付けられる取付プレートと、を有する免震装置を備え、前記免震装置は、ボルトが前記取付プレートを貫通して前記支持部材に固定されるナットに螺合することで、前記支持部材に取付けられ、前記取付プレートと前記ナットとの間に前記ボルトが貫通する貫通孔を有する中間部材が設けられる。
【0007】
本発明の免震装置の取付構造の望ましい態様として、前記中間部材は、円筒形状をなし、前記ナットと一体に構成される。
【0008】
また、本発明の免震装置の取付構造は、免震用積層ゴムと、前記免震用積層ゴムの端部に設けられて支持部材に取付けられる取付プレートと、を有する免震装置を備え、前記免震装置は、ボルトが前記取付プレートを貫通して前記支持部材に固定されるナットに螺合することで、前記支持部材に取付けられ、前記ボルトの頭部と前記取付プレートとの間に前記ボルトが貫通する貫通孔を有する中間部材が設けられる。
【0009】
本発明の免震装置の取付構造の望ましい態様として、前記貫通孔は、軸方向の長さが前記ボルトの外径の0.5以上である。
【0010】
本発明の免震装置の取付構造の望ましい態様として、前記ボルトの外周面と前記貫通孔の内面との間に隙間が設けられる。
(【0011】以降は省略されています)

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