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公開番号2024094893
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2022211792
出願日2022-12-28
発明の名称洗浄液
出願人京セラドキュメントソリューションズ株式会社
代理人弁理士法人南青山国際特許事務所,個人
主分類C11D 7/26 20060101AFI20240703BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】洗浄性能に優れる洗浄液を提供する。
【解決手段】洗浄液は、アルキレングリコールジアルキルエーテルを含有する。前記アルキレングリコールジアルキルエーテルのClogPは、1.00以上3.00以下である。前記アルキレングリコールジアルキルエーテルは、ジエチレングリコールブチルメチルエーテル又はトリエチレングリコールブチルメチルエーテルを含むとよい。前記アルキレングリコールジアルキルエーテルの含有割合は、1.0質量%以上10.0質量%以下であるとよい。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
アルキレングリコールジアルキルエーテルを含有し、
前記アルキレングリコールジアルキルエーテルのＣｌｏｇＰは、１．００以上３．００以下である、洗浄液。
続きを表示（約 290 文字）【請求項２】
前記アルキレングリコールジアルキルエーテルは、ジエチレングリコールブチルメチルエーテル又はトリエチレングリコールブチルメチルエーテルを含む、請求項１に記載の洗浄液。
【請求項３】
前記アルキレングリコールジアルキルエーテルの含有割合は、１．０質量％以上１０．０質量％以下である、請求項１又は２に記載の洗浄液。
【請求項４】
静的表面張力は、２０．０ｍＮ／ｍ以上４０．０ｍＮ／ｍ以下である、請求項１又は２に記載の洗浄液。
【請求項５】
インクジェット記録装置の記録ヘッドの洗浄に用いる、請求項１又は２に記載の洗浄液。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、洗浄液に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
インクジェット記録装置には、記録ヘッドの吐出性が長期に渡って安定している（吐出安定性に優れる）ことが望まれる。記録ヘッドの吐出性を維持するためには、一定の頻度で記録ヘッドのインク吐出面をクリーニングする必要がある。記録ヘッドの公知のクリーニング方法として、例えば、記録ヘッドのインク吐出面に洗浄液を供給した後、記録ヘッドのインク吐出面をワイプブレードでワイプする方法が挙げられる。
【０００３】
インクジェット記録装置に用いられるインクは、顔料の分散安定性を確保する観点や、記録媒体に顔料を確実に定着させる観点から、樹脂成分（分散樹脂及びバインダー樹脂）を含有することがある。樹脂成分を含有するインクを用いて画像形成を行うと、記録ヘッドのインク吐出面に樹脂成分が固着し、記録ヘッドの吐出性が低下することがある。上述の樹脂成分は、記録ヘッドのインク吐出面に強く固着しているため、公知の洗浄液では除去が困難である。そこで、上述の樹脂成分を効果的に除去するため、洗浄性能に優れる洗浄液が検討されている。
【０００４】
洗浄性能に比較的優れている公知の洗浄液として、例えば、疎水性の高い有機溶媒を含有する洗浄液、及び界面活性剤の添加によって表面張力を低下させた洗浄液が挙げられる。また、別の公知の洗浄液として、例えば、非イオン性界面活性剤と、溶解度パラメーター（ＳＰ値）が１３以上である第１の水溶性有機溶媒と、溶解度パラメーター（ＳＰ値）が１２未満である第２の水溶性有機溶媒と、水とを含有する洗浄液が提案されている（特許文献１）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０２０－１９６７８１号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかしながら、上述の公知の洗浄液によっても、樹脂成分の除去においては洗浄性能が十分ではない。
【０００７】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、洗浄性能に優れる洗浄液を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明に係る洗浄液は、アルキレングリコールジアルキルエーテルを含有する。前記アルキレングリコールジアルキルエーテルのＣｌｏｇＰは、１．００以上３．００以下である。
【発明の効果】
【０００９】
本発明に係る洗浄液は、洗浄性能に優れる。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、本明細書において、静的表面張力は、２５℃において、Ｗｉｌｈｅｌｍｙ法（プレート法）に準拠し、表面張力測定計（例えば、協和界面科学株式会社製「自動表面張力計ＤＹ－３００」）を用いて測定される値である。本明細書では、アクリル及びメタクリルを包括的に「（メタ）アクリル」と総称する場合がある。本明細書に記載の各成分は、１種を単独で用いてもよく、２種以上を組み合わせて用いてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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