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公開番号2024093639
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2022210153
出願日2022-12-27
発明の名称超臨界流体処理装置の洗浄剤及びそれを用いた超臨界流体処理装置の洗浄方法
出願人日華化学株式会社,YKK株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類C11D 1/72 20060101AFI20240702BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】改善された洗浄性を有する超臨界流体処理装置の洗浄剤の提供。
【解決手段】炭素数が10~16の第2級又は第3級アルコ-ルのアルキレンオキサイド付加物で、重量平均分子量が200以上700以下である超臨界流体処理装置の洗浄剤。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
炭素数が10~16の第2級又は第3級アルコ-ルのアルキレンオキサイド付加物で、重量平均分子量が200以上700以下である超臨界流体処理装置の洗浄剤。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
融点が-60℃以上20℃以下である請求項1に記載の洗浄剤。
【請求項3】
超臨界流体及び請求項1又は2に記載の洗浄剤を用いた超臨界流体処理装置の洗浄方法であって、
前記超臨界流体処理装置は、染色釜を備え、
前記洗浄方法は、
前記染色釜に前記洗浄剤を投入し、第1の温度及び圧力にて、洗浄剤を超臨界流体に溶解させる第1の工程と、
前記染色釜を前記第1の温度よりも高い第2の温度に昇温し、その温度を所定時間保持して洗浄を行う第2の工程と、
前記染色釜を前記第2の温度よりも低い第3の温度に降温し、染料を含む前記洗浄剤を超臨界流体に溶解させる第3の工程と、
を含む、超臨界流体処理装置の洗浄方法。
【請求項4】
前記第1の温度が45℃以上135℃以下である、請求項3に記載の洗浄方法。
【請求項5】
前記第2の温度が50℃以上150℃以下である、請求項3に記載の洗浄方法。
【請求項6】
前記第1の圧力が10MPa以上28MPa以下である、請求項3に記載の洗浄方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は超臨界流体処理装置の洗浄剤及びそれを用いた超臨界流体処理装置の洗浄方法を開示する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
繊維製品に対して、染色加工による着色及び機能加工による機能付加を行う方法は、染料及び機能剤を含む水溶液又は有機溶剤に繊維製品を浸すことで行うのが一般的である。しかし、水資源が貴重な地域では大量の水を得にくいという問題がある。加えて、処理後の汚染された排水及び有機溶剤の排出による環境破壊等の問題もある。したがって、環境規制が厳しい地域では、このような染色加工及び機能加工の作業が困難であった。そこで、大量の水及び有機溶剤を使用しない超臨界流体を用いた染色加工及び機能加工が注目されてきている。
【0003】
超臨界流体処理装置を用いた染色の場合であっても、装置の処理槽及び流路に染料などの汚れが付着する。したがって、装置を洗浄する必要がある。洗浄方法についても、水資源の節約、及び廃液処理の問題等から環境に対する負荷がより少ない技術の開発が求められている。したがって、水及び有機溶媒を使用しない洗浄方法が望ましい。
【0004】
超臨界流体処理装置の洗浄剤として、例えば、特許文献1の請求項2には、ポリアルキレンオキシド単位と、前記ポリアルキレンオキシド単位にエーテル結合を介して結合している、炭素数が8~22の炭化水素基と、を有しており、重量平均分子量が、300以上、1100未満である、超臨界流体処理装置の洗浄剤が記載されている。
【0005】
特許文献2には、超臨界二酸化炭素流体を用いて繊維に染色加工や機能加工等を行う超臨界流体処理装置の処理槽内部や流体の通路内の洗浄に用いる洗浄剤が記載されている。具体的には、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドを単位ユニットとする、分子量1,000~20,000の重合体、又は分子量1,000~20,000の糖鎖化合物を有する親水部と、炭素数が8から20までの炭化水素鎖又はこの一部にフェニル基、ナフチル基を含む化合物を有する疎水部とを有することを特徴とする、超臨界流体処理装置の洗浄剤、及びフェニル基又はナフチル基とエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド又は炭素数8から20の炭素水素鎖を単位ユニットとする分子量が20,000以上の高分子化合物を含む高分子吸着剤を有すること特徴とする、超臨界流体処理装置の洗浄剤が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-104834号公報
特開2017-125145号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
超臨界流体を用いた染色では、染料が温度及び圧力の変化によって超臨界流体中に析出しやすいため、染色後も染色釜に残る染料が多く、染色釜の汚れの原因となっている。染色工程における被染色物の染色度合いの安定化のためには、染色工程を所定の回数行うごとに染色釜を洗浄することが必要である。染色釜の洗浄は、染色の色変えを行う際にも行う必要がある。そのため、洗浄時間が長時間であることが課題となっている。
【0008】
本発明者等が超臨界流体処理装置の洗浄剤について検討を重ねたところ、特許文献1及び2に開示された洗浄剤は、洗浄能力が不十分であることが明らかとなった。
【0009】
本発明は、改善された洗浄性を有する超臨界流体処理装置の洗浄剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本願は上記課題を解決するための手段の一つとして、炭素数が10~16の第2級又は第3級アルコ-ルのアルキレンオキサイド付加物で、重量平均分子量が200以上700以下である超臨界流体処理装置の洗浄剤を開示する。
(【0011】以降は省略されています)

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