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公開番号2024100714
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-26
出願番号2024001080
出願日2024-01-09
発明の名称液体食器手洗い用組成物
出願人ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー,THE PROCTER & GAMBLE COMPANY
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C11D 17/08 20060101AFI20240719BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】液体食器手洗い用組成物、及び液体洗剤組成物が油汚れの存在下で改善された泡立ちを提供する、30℃未満の温度で食器を洗浄する方法を提供する。
【解決手段】液体食器手洗い用洗浄組成物は、前記組成物全体の6重量%~50重量%の界面活性剤系と、四級化アクリルコポリマーと、を含み、前記界面活性剤系が、前記界面活性剤系の少なくとも40重量%のアニオン性界面活性剤を含み、前記アニオン性界面活性剤が、前記アニオン性界面活性剤の少なくとも50重量%のアルキル硫酸化アニオン性界面活性剤を含み、前記アルキル硫酸化アニオン性界面活性剤が、0.1未満の平均アルコキシル化度を有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
液体食器手洗い用洗浄組成物であって、前記組成物全体の6重量%~50重量%の界面活性剤系と、四級化アクリルコポリマーと、を含み、
前記界面活性剤系が、
前記界面活性剤系の少なくとも40重量%のアニオン性界面活性剤を含み、前記アニオン性界面活性剤が、前記アニオン性界面活性剤の少なくとも50重量%のアルキル硫酸化アニオン性界面活性剤を含み、前記アルキル硫酸化アニオン性界面活性剤が、0.1未満の平均アルコキシル化度を有する、組成物。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記組成物が、前記組成物の0.01重量%~3.0重量%、好ましくは0.05重量%~2.0重量%、より好ましくは0.1重量%~1.0重量%の前記四級化アクリルコポリマーを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記四級化アクリルコポリマーが、5,000~500,000Da、好ましくは15,000~300,000Da、更により好ましくは25,000~75,000Daの範囲内で、光散乱検出(SEC-MALLS)を備えた水性ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)によって測定される重量平均分子重量(Mw)を有する、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項4】
前記四級化アクリルコポリマーが、100mEq/g当たり0.01~2.8、好ましくは0.1~2.75、より好ましくは0.75~2.25カチオン単位の平均カチオン電荷密度を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項5】
前記四級化アクリルコポリマーが、
a.以下から選択されるカチオン性モノマー単位であって、
i.CH

=CR

-Y-N









(a)、
式中、
各R

が、独立して、水素又はメチル、好ましくはメチルから選択され、
各R

が、独立して、C1~C4アルキル(アルキレン)、好ましくはCH

CH=CH

又はメチル、より好ましくはメチルから選択され、
各R

、R

が、独立して、C1~C4アルキル、好ましくはC1~C3アルキル、より好ましくはメチルから選択され、
各Yが、CO-NR

-(CH



、CO-O-(CH



、又は(CH



、好ましくはCO-NR

-(CH



、又は(CH



、より好ましくはCO-NR

-(CH



から選択される、連結基であり、
式中、


が、水素又はメチル、好ましくは水素であり、
nが、1~4の平均、好ましくは1又は3、より好ましくは3であり、


が、好適な対イオン、好ましくはハロゲン化物対イオン、より好ましくはCl

である、カチオン性モノマー単位と、
b.エチレン性不飽和モノマー単位と、に由来する、請求項1~4のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項6】
前記カチオン性モノマー単位が、アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド(APTAC)、ジアリルジメチルアンモニウムクロリド(DADMAC)、アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリド(AETAC)、メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド(MAPTAC)、メチロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリド(METAC)、及びそれらの混合物、好ましくは(メタ)アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド(APTAC若しくはMAPTAC)又はジアリルジメチルアンモニウムクロリド(DADMAC)、より好ましくはメタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド(MAPTAC)からなる群から選択される、請求項5に記載の組成物。
【請求項7】
前記エチレン性不飽和モノマー単位が、C3~C8エチレン性不飽和酸及び/又はその塩、C3~C8ヒドロキシアルキルアクリレート、並びにそれらの混合物からなる群から選択される、請求項5又は6に記載の組成物。
【請求項8】
前記四級化アクリルコポリマーが、重合モノマーとして、エチルアクリレート、2-アクリルアミド-2-メチルプロパン-スルホン酸、N-イソプロピルアミド、及びそれらの混合物、好ましくはエチルアクリレートからなる群から選択される追加のモノマーを更に含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項9】
前記組成物が、前記組成物全体の6.0重量%~40重量%、好ましくは15重量%~35重量%の前記界面活性剤系を含む、請求項1~8のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項10】
前記界面活性剤系が、前記界面活性剤系の少なくとも50重量%、好ましくは50重量%~80重量%、より好ましくは55重量%~70重量%のアニオン性界面活性剤を含む、請求項1~9のいずれか一項に記載の組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体食器手洗い用洗剤組成物及び食器を洗浄する方法に関する。
続きを表示(約 4,200 文字)【背景技術】
【0002】
手洗い用食器洗浄組成物は、良好な油脂洗浄及び泡立ちを実現すべきである。典型的には、皿及び同等物は、より効果的に皿を洗浄するために高温で洗浄される。具体的には、油汚れは、高温で軟化される。したがって、皿及び同等物は、典型的には35℃以上の温度で洗浄される。
【0003】
しかしながら、より持続可能な様式で、かつより費用効果の高い様式で皿を洗浄することがより強く所望されている。食器を洗浄するときに使用される水を加熱することは、環境的に最も望ましくない食器手洗いプロセスにおける工程のうちの1つであり、食器を洗浄する費用を最も増加させる工程のうちの1つでもある。したがって、より低い温度で食器を洗浄することがより強く所望されている。しかしながら、食器手洗い用洗浄洗剤が低温で効果的な油脂除去を提供するというユーザーからの高度の懐疑が残っている。残留泡の量(泡持続性)は、典型的には、特に油脂汚れに対する洗浄効果の指標としてユーザーによって見られるため、低食器洗浄温度での泡立ち性能を改善することは、より低い水温で洗うことが依然として食器類の良好な洗浄をもたらすことをユーザーに安心させる方法である。
【0004】
したがって、液体洗剤組成物が油脂汚れの存在下で改善した泡立ちを提供する、30℃未満の温度で食器を洗浄する方法の必要性が残っている。
【0005】
国際公開第2017110773(A1)号は、食器類を含む硬質表面用の液体洗剤組成物、及び低温で前述の硬質表面を洗浄するためのその使用に関する。JP2013100461(A)号は、低温(10~35℃)で食器を手洗いする液体洗剤組成物を開示する。国際公開第201691688(A)号は、低温(<40℃)でデンプン汚れを洗浄するためのαアミラーゼを含有する、具体的には手で食器を洗浄するための硬質表面用の液体洗浄剤に関する。JP2015010141(A)号は、洗浄力、低温での泡立ち及びすすぎ性、並びに低温での芳香及び低減芳香変動を提供する、食器洗浄洗剤に関する。国際公開第2014117973(A)号は、低温での洗浄を提供するための、より低いcmcを有する具体的な化学式のアニオン性スルホン酸化環状界面活性剤に関するに関する。欧州特許第3971270(A)号は、エトキシル化をほとんど又は全く有していないアルキルサルフェートアニオン性界面活性剤を含み、改善された低温安定性を提供しながらも、所望の製品粘度、泡持続性及び全体的な洗浄も達成する、液体食器手洗い用洗浄組成物に関する。欧州特許第3971271(A)号は、汚れた条件下で長続きする泡を提供しながらも、界面活性剤及び溶媒レベルの変化に対して感受性が低いニュートン粘度を有する、油脂を除去するのに非常に効果的な食器手洗い用組成物に関し、液体食器手洗い用洗浄組成物は、アルコキシル化をほとんど又は全く有していないアルキルサルフェートアニオン性界面活性剤及びアルキルポリグルコシド界面活性剤の組み合わせを有する界面活性剤系を含む。欧州特許第3971273(A)号は、同様に良好な泡持続性を有し、特に低温で物理的安定性に対する悪影響を回避する、油脂を除去するのに非常に効果的な食器手洗い用組成物に関し、食器手洗い用組成物は、界面活性剤系を含み、界面活性剤系は、本明細書に記載される規定分子量のポリプロピレングリコールと組み合わせて、分岐をほとんど又は全く含まず、アルコキシル化度が低いか又は全くない、アルキルサルフェートアニオン性界面活性剤と、補助界面活性剤と、を含む。欧州特許第3919594(A)号は、直接塗布食器洗い方法で使用されるときに、スメアリングの低減を提供しながらも、特にシンク内塗布法下で良好な泡持続性、及び良好な粘度を有する、シンク内塗布法及び直接塗布法の両方に適合する、食器を洗浄するために好適な液体洗剤組成物に関し、液体洗剤組成物は、C13アルキルサルフェートアニオン性界面活性剤を含むアルキルサルフェートアニオン性界面活性剤を含み、C13アルキルサルフェートアニオン性界面活性剤は、2-分岐の具体的な分布とともに、2-分岐鎖C13アルキルサルフェートアニオン性界面活性剤の具体的な分率を含む。欧州特許第3971275(A)号は、油脂を乳化するのに非常に効果的である食器手洗い用組成物に関し、液体手洗い用洗浄組成物は、500g/mol~1800g/molの重量平均分子量を有するポリプロピレングリコールと組み合わせて、アルキルサルフェートアニオン性界面活性剤及び補助界面活性剤の少なくとも70%重量のベタインを含む補助界面活性剤の組み合わせを有する、界面活性剤系を含む。国際公開第201836864(A)号は、四級化アクリルコポリマーと、両性変性多糖類と、を含む、硬質表面処理組成物であって、四級化アクリルコポリマー対両性変性多糖類の重量比が0.75:1~3:1であり、四級化アクリルコポリマーが両性変性多糖類とは異なる、硬質表面処理組成物に関する。欧州特許第3835399(A1)号は、界面活性剤系と、第1のポリマーと、第2のポリマーと、を含む、硬質表面洗浄組成物であって、第1のポリマーがポリエチレンイミンである、硬質表面洗浄組成物、並びにガラス表面を洗浄するための組成物の使用に関する。米国特許出願公開20030134770(A)号は、泡増強剤及び泡体積増量剤であるポリマー材料を含む、液体洗剤組成物に関し、当該組成物は、手洗い中の油脂の再堆積を防止するための増加した有効性を有し、ポリマー材料は、泡体積及び泡耐久性増強剤として好適であり、有効量の四級窒素含有モノマー単位及び/又は双性イオンモノマー単位含有ポリマー泡増強剤を含む。米国特許第7741265(B)号は、硬質表面の初期洗浄を提供し、拡張回数のすすぎのために硬質表面に残留洗浄を提供する、表面上に親水性コーティング又はバリア層を提供する、硬質表面用の洗浄組成物に関する。組成物は、親水性ポリマーと、少なくとも1つの非イオン性界面活性剤と、少なくとも1つの溶媒と、酸と、水と、を含み、酸は、組成物に約2~3.5のpHを提供し、組成物は、任意のアニオン性、カチオン性、又は両性界面活性剤の非存在下で提供される。米国特許第7741265(B)号は、多数のすすぎを通して残留洗浄効果を提供するための、アクリル系ポリマーを含む親水性カチオン性ポリマーの使用を教示する。米国特許出願公開第20120028872(A)号は、疎水性皮膚軟化剤及び結晶性構造化剤を有する液体洗剤組成物で食器類を洗浄して、改善した手のスキンケア利益並びに優れた油脂洗浄及び/又は泡持続性を提供する方法に関する。米国特許出願公開第20120028872(A)号は、カチオン性ポリマー、及び皮膚の利益を高めるためのその使用を開示する。米国特許出願公開第20220081649(A)号は、汚れた条件下で長続きする泡を提供する一方で、界面活性剤及び溶媒レベルの変化に対して感受性が低いニュートン粘度を有する、油脂を除去するための食器手洗い用組成物に関する。米国特許出願公開第20220081649(A)号は、アルキルサルフェート界面活性剤及び短鎖アルキルポリグルコシドの組み合わせの使用を通したこのような利益の提供を教示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2017110773(A)1号
JP2013100461(A)号
国際公開第201691688(A)号
JP2015010141(A)号
国際公開第2014117973(A)号
欧州特許第3971270(A)号
欧州特許第3971271(A)号
欧州特許第3971273(A)号
欧州特許第3919594(A)号
欧州特許第3971275(A)号
国際公開第201836864(A)号
欧州特許第3835399(A1)号
米国特許出願公開20030134770(A)号
米国特許第7741265(B)号
米国特許出願公開第20120028872(A)号
米国特許出願公開第20220081649(A)号
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、液体食器手洗い用洗浄組成物であって、組成物全体の6重量%~50%重量%の界面活性剤系と、四級化アクリルコポリマーと、を含み、界面活性剤系が、界面活性剤系の少なくとも40重量%のアニオン性界面活性剤を含み、アニオン性界面活性剤が、アニオン性界面活性剤の少なくとも50重量%のアルキル硫酸化アニオン性界面活性剤を含み、アルキル硫酸化アニオン性界面活性剤が、0.1未満の平均アルコキシル化度を有する、液体食器手洗い用洗浄組成物に関する。
【0008】
本発明は、このような組成物を使用して食器類を洗浄する方法であって、方法が、食器類を液体食器手洗い用洗剤組成物及び水と接触させる工程を含み、水が、30℃以下の温度を有する、方法に更に関する。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書に記載される液体食器手洗い用洗剤組成物を使用する方法は、エトキシル化アルキルサルフェートアニオン性界面活性剤を含む、より伝統的に使用されている組成物を使用する方法とは対照的に、特に低温食器洗浄中の油脂汚れの存在下で、より効果的な泡立ちを提供することが見出された。したがって、ユーザーは、より低い温度で食器類を洗浄することをより奨励される。更に、本明細書に記載される食器手洗い用洗剤組成物内の四級化アクリルコポリマーの組み込みは、食器の低温洗浄中の泡立ちを更に改善する。
【0010】
定義
本明細書で使用される場合、特許請求項において使用される「a」及び「an」などの冠詞は、特許請求される又は記載されるもののうちの1つ以上を意味すると理解される。
(【0011】以降は省略されています)

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