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公開番号2024092268
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022208076
出願日2022-12-26
発明の名称食器用の液体洗浄剤組成物、スポンジの防汚又は防臭方法
出願人ライオン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C11D 17/08 20060101AFI20240701BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】洗浄具の臭気発生を抑制し、かつ洗浄具への油汚れの残留を抑制できる食器用の液体洗浄剤組成物。
【解決手段】(A)成分:アニオン界面活性剤(但し、石鹸を除く)と、(B)成分:両性界面活性剤及び半極性界面活性剤から選ばれる少なくも1種と、(C)成分:カチオン性高分子と、(D)成分:下記式(d1)で表される化合物及び下記式(d2)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種の芳香族化合物と、を含むことよりなる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)成分:アニオン界面活性剤(但し、石鹸を除く)と、
(B)成分:両性界面活性剤及び半極性界面活性剤から選ばれる少なくも1種と、
(C)成分:カチオン性高分子と、
(D)成分:下記式(d1)で表される化合物及び下記式(d2)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種の芳香族化合物と、を含む、
食器用の液体洗浄剤組成物。
TIFF
2024092268000014.tif
52
170
(式(d1)において、Xは酸素原子又は炭素数1~4のアルキレン基であり、Yはそれぞれ独立に塩素原子又は臭素原子であり、ZはSO

H、NO

、又は炭素数1~4のアルキル基であり、a、b、cはそれぞれ独立に0又は1~3の整数であり、dは0又は1であり、mは0又は1であり、nは0又は1である。)
TIFF
2024092268000015.tif
45
170
(式(d2)において、V、Wは、それぞれ独立に水素原子、炭素数1~4のアルキル基、jはAOの平均付加モル数を表す0~4の数であり、Rは水素原子、又は炭素数1~4のアルキル基、水酸基である。)
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記(C)成分/前記(D)成分で表される質量比は0.1~10である、請求項1に記載の食器用の液体洗浄剤組成物。
【請求項3】
前記(A)成分/(前記(C)成分+前記(D)成分)で表される質量比は5~150である、請求項1又は2に記載の食器用の液体洗浄剤組成物。
【請求項4】
前記(A)成分の含有量は、食器用の液体洗浄剤組成物の総質量に対して1~20質量%である、請求項1又は2に記載の食器用の液体洗浄剤組成物。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の食器用の液体洗浄剤組成物をスポンジに塗布し、前記スポンジを用いて被洗浄物を洗浄する、スポンジの防汚又は防臭方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、食器用の液体洗浄剤組成物、スポンジの防汚又は防臭方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
食器洗浄用の洗浄具であるスポンジは、多種多様化している。食器洗浄用のスポンジとしては、例えば、ポリウレタン単一素材の単層スポンジ、ポリウレタン素材の単層スポンジの片面にたわし層を有する二層構造のスポンジたわし、単層スポンジをネットで覆ったネットスポンジ等がある。たわし層は、ナイロン製の不織布等で構成されている。ネットはアクリル樹脂やポリポリエステルで構成されている。たわし層、ネットは、機械的な洗浄(擦り洗い)の際に、高い洗浄力を発揮する。しかし、たわし層やネットの素材は疎水的であるため、スポンジの内部に食材や疎水性の汚れ(油汚れ等)が残留しやすい。スポンジの内部に食材や汚れが残留すると、食材や汚れが変質して、悪臭の原因となる。
【0003】
こうした問題に対して、特許文献1には、特定の界面活性剤と、特定の1価アルコールと、特定の金属と、を特定の比率で含有する食器用の液体洗浄剤組成物が提案されている。特許文献1の発明によれば、スポンジへの食材臭の残留防止を図っている。
特許文献2には、特定の界面活性剤と、ダイクロサンとを特定の質量比で含有する食器用の液体洗浄剤組成物が提案されている。特許文献2の発明によれば、スポンジへの汚れの残留の抑制、悪臭の発生の抑制を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-11342号公報
特開2018-184494号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、食器を繰り返し洗浄した場合には、スポンジに汚れが徐々に蓄積していく。このため、食器洗浄に繰り返し使用したスポンジにおいては、臭気発生の抑制が不十分である。特に、たわしスポンジやネットスポンジにおいては、繰り返して使用した際の臭気発生を抑制できない。スポンジに残留した食材等の変質を防止するために、ダイクロサン等の殺菌剤又は抗菌剤の配合量を単に増やすと、油汚れに対する洗浄力が低下し、スポンジ内への油汚れの残留量が増加するという課題がある。
そこで、本発明は、洗浄具の臭気発生を抑制し、かつ洗浄具への油汚れの残留を抑制できる食器用の液体洗浄剤組成物を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は以下の態様を有する。
<1>
(A)成分:アニオン界面活性剤(但し、石鹸を除く)と、
(B)成分:両性界面活性剤及び半極性界面活性剤から選ばれる少なくも1種と、
(C)成分:カチオン性高分子と、
(D)成分:下記式(d1)で表される化合物及び下記式(d2)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種の芳香族化合物と、を含む、
食器用の液体洗浄剤組成物。
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2024092268000001.tif
52
170
(式(d1)において、Xは酸素原子又は炭素数1~4のアルキレン基であり、Yはそれぞれ独立に塩素原子又は臭素原子であり、ZはSO

H、NO

、又は炭素数1~4のアルキル基であり、a、b、cはそれぞれ独立に0又は1~3の整数であり、dは0又は1であり、mは0又は1であり、nは0又は1である。)
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2024092268000002.tif
45
170
(式(d2)において、V、Wは、それぞれ独立に水素原子、炭素数1~4のアルキル基、jはAOの平均付加モル数を表す0~4の数であり、Rは水素原子、又は炭素数1~4のアルキル基、水酸基である。)
<2>
前記(C)成分/前記(D)成分で表される質量比は0.1~10である、<1>に記載の食器用の液体洗浄剤組成物。
<3>
前記(A)成分/(前記(C)成分+前記(D)成分)で表される質量比は5~150である、<1>又は<2>に記載の食器用の液体洗浄剤組成物。
<4>
前記(A)成分の含有量は、食器用の液体洗浄剤組成物の総質量に対して1~20質量%である、<1>~<3>のいずれかに記載の食器用の液体洗浄剤組成物。
【0007】
<5>
<1>~<5>のいずれかに記載の食器用の液体洗浄剤組成物をスポンジに塗布し、前記スポンジを用いて被洗浄物を洗浄する、スポンジの防汚又は防臭方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明の食器用の液体洗浄剤組成物によれば、洗浄具の臭気発生を抑制し、かつ洗浄具への油汚れの残留を抑制できる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(食器用の液体洗浄剤組成物)
本発明の食器用の液体洗浄剤組成物(以下、単に「液体洗浄剤組成物」ということがある)は、(A)~(D)成分を含有する。
【0010】
<(A)成分>
(A)成分は、アニオン界面活性剤(但し、石鹸(高級脂肪酸塩)を除く)である。液体洗浄剤組成物は、(A)成分を含有することで、油汚れに対する洗浄力を高め、洗浄具への油汚れの残留を抑制できる(防汚)。
(【0011】以降は省略されています)

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