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公開番号2024090185
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022205905
出願日2022-12-22
発明の名称インプリント用光硬化性アクリルレジン
出願人デクセリアルズ株式会社
代理人弁理士法人青海国際特許事務所
主分類G02B 5/30 20060101AFI20240627BHJP(光学)
要約【課題】未硬化の樹脂組成物の粘度を低くし、かつ、硬化後の樹脂組成物の耐熱性に優れたインプリント用光硬化性アクリルレジンを提供する。
【解決手段】インプリント用光硬化性アクリルレジンは、光重合成分を含むインプリント用光硬化性アクリルレジンであって、光重合成分は、樹脂(A)と、樹脂(B)と、を含み、樹脂(A)は、(オクタヒドロ-4,7-メタノ-1H-インデンジイル)ビス(メチレン)ジアクリレートであり、樹脂(B)は、25℃において10mPa・s以下の粘度を有する2官能のアクリレートモノマーであり、光重合成分全体に対する、樹脂(A)の含有率が、20質量%以上、40質量%以下であり、光重合成分全体に対する、樹脂(A)および樹脂(B)の合計の含有率が、70質量%以下である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
光重合成分を含むインプリント用光硬化性アクリルレジンであって、
前記光重合成分は、
樹脂(A)と、
樹脂(B)と、
を含み、
前記樹脂(A)は、(オクタヒドロ-4,7-メタノ-1H-インデンジイル)ビス(メチレン)ジアクリレートであり、
前記樹脂(B)は、25℃において10mPa・s以下の粘度を有する2官能のアクリレートモノマーであり、
前記光重合成分全体に対する、前記樹脂(A)の含有率が、20質量%以上、40質量%以下であり、
前記光重合成分全体に対する、前記樹脂(A)および前記樹脂(B)の合計の含有率が、70質量%以下である、インプリント用光硬化性アクリルレジン。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
25℃における前記インプリント用光硬化性アクリルレジンの粘度は、35mPa・s以下である、請求項1に記載のインプリント用光硬化性アクリルレジン。
【請求項3】
前記光重合成分は、樹脂(C)をさらに含み、
前記樹脂(C)は、25℃において10mPa・s以下の粘度を有するアクリレートモノマーであり、
前記光重合成分全体に対する、前記樹脂(B)および前記樹脂(C)の合計の含有率が、50質量%以上、70質量%以下である、請求項1に記載のインプリント用光硬化性アクリルレジン。
【請求項4】
前記樹脂(C)は、単官能のアクリレートモノマーである、請求項3に記載のインプリント用光硬化性アクリルレジン。
【請求項5】
前記樹脂(C)は、イソボルニルアクリレートである、請求項4に記載のインプリント用光硬化性アクリルレジン。
【請求項6】
前記光重合成分は、樹脂(D)をさらに含み、
前記樹脂(D)は、3官能以上のアクリレートモノマーであり、
前記光重合成分全体に対する、前記樹脂(D)の含有率が、0質量%超、20質量%以下である、請求項1に記載のインプリント用光硬化性アクリルレジン。
【請求項7】
前記樹脂(D)は、トリメチロールプロパントリアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、および、多官能のポリエステルアクリレートからなる群より選択される1つまたは複数である、請求項6に記載のインプリント用光硬化性アクリルレジン。
【請求項8】
前記樹脂(B)は、炭化水素基で構成された直鎖構造の両端それぞれにアクリロイル基が結合された2官能のアクリレートモノマー、または、エーテル結合を有する直鎖構造の両端それぞれにアクリロイル基が結合された2官能のアクリレートモノマーである、請求項1に記載のインプリント用光硬化性アクリルレジン。
【請求項9】
前記樹脂(B)は、下記化学式(I)で表される2官能のアクリレートモノマーであり、前記化学式(I)において、nは、1以上、9以下の整数である、請求項8に記載のインプリント用光硬化性アクリルレジン。
CH

=CHCOO(CH



OOCCH=CH

…(I)
【請求項10】
前記化学式(I)において、nは、6以上、9以下の整数である、請求項9に記載のインプリント用光硬化性アクリルレジン。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インプリント成形に用いられる光硬化性アクリルレジンに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
微細凹凸構造を有する樹脂製の光学部材を製造する技術として、未硬化の樹脂組成物で構成された未硬化樹脂層に対するインプリント成形が広く利用されている。インプリント成形では、基板上に形成された未硬化樹脂層に原盤の微細凹凸形状を押し当て、その状態で未硬化樹脂層を硬化させ、原盤を剥離することで基板上に微細凹凸形状を成形することができる。
【0003】
インプリント成形において、原盤を押し当てた際の未硬化樹脂層の厚み(層厚)が不均一であると、硬化後の樹脂層(以下、「硬化樹脂層」という。)から原盤を剥離する際に印加される剥離力が、硬化樹脂層の面内で不均一となる。そうすると、硬化樹脂層の一部が基板から剥離してしまうおそれがある。また、基板から剥離してしまった硬化樹脂層が原盤に残ってしまい、原盤を繰り返し利用できなくなってしまう。さらに、原盤を剥離する際に、硬化樹脂層に転写された微細凹凸形状が変形し、微細凹凸構造に起因する光学特性が低下してしまうおそれがある。
【0004】
また、インプリント成形において、原盤を押し当てた際に、微細凹凸形状への未硬化の樹脂組成物の追従性が低いと、未硬化樹脂層において、原盤の微細凹凸形状が転写されない部分が生じてしまう。
【0005】
そこで、原盤を押し当てた際の未硬化樹脂層の層厚を均一にし、また、微細凹凸形状への未硬化の樹脂組成物の追従性を向上させるために、未硬化の樹脂組成物の粘度を低くする技術が開発されている(例えば、特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-125559号公報
特許第4824068号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
未硬化の樹脂組成物の粘度を低くするために、樹脂組成物中の単官能モノマーおよび低粘度の2官能モノマーの含有率を増加させることが考えられる。
【0008】
しかし、単官能モノマーおよび低粘度の2官能モノマーの含有率を増加させると、硬化後の樹脂層の耐熱性が低下してしまうという問題がある。
【0009】
そこで、本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって、未硬化の樹脂組成物の粘度を低くし、かつ、硬化後の樹脂組成物の耐熱性に優れたインプリント用光硬化性アクリルレジンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、本発明のある観点によれば、
光重合成分を含むインプリント用光硬化性アクリルレジンであって、
前記光重合成分は、
樹脂(A)と、
樹脂(B)と、
を含み、
前記樹脂(A)は、(オクタヒドロ-4,7-メタノ-1H-インデンジイル)ビス(メチレン)ジアクリレートであり、
前記樹脂(B)は、25℃において10mPa・s以下の粘度を有する2官能のアクリレートモノマーであり、
前記光重合成分全体に対する、前記樹脂(A)の含有率が、20質量%以上、40質量%以下であり、
前記光重合成分全体に対する、前記樹脂(A)および前記樹脂(B)の合計の含有率が、70質量%以下である、インプリント用光硬化性アクリルレジンが提供される。
(【0011】以降は省略されています)

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