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公開番号
2024131516
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023041832
出願日
2023-03-16
発明の名称
調光装置、及び調光方法
出願人
株式会社アイシン
代理人
弁理士法人R&C
主分類
G02F
1/133 20060101AFI20240920BHJP(光学)
要約
【課題】コストや体格の増加を抑え、ノイズの発生を抑制できる調光装置を提供する。
【解決手段】調光部材2の調光率を制御する調光装置1は、直流電圧を、所定の周期と振幅を要する交流電圧に変換するDC/ACインバータ30と、DC/ACインバータ30を開閉制御信号に基づいて駆動するインバータ駆動部35と、を備え、インバータ駆動部35は、DC/ACインバータ30が有するスイッチング素子の開閉状態を制御する開閉指令値を生成する指令値生成部37を有し、指令値生成部37は、正弦波からなる基本波に、複数の基本波の高調波成分を重畳することにより、開閉制御信号におけるピーク値を含むピーク領域とボトム値を含むボトム領域の夫々が、低曲率円弧状部と、当該低曲率円弧状部の両端が低曲率円弧状部の曲率半径よりも小さい曲率半径の大曲率円弧状となる大曲率円弧状部とを有するように開閉指令値を生成する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
調光部材の調光率を制御する調光装置であって、
直流電圧を、所定の周期と振幅を要する交流電圧に変換するDC/ACインバータと、
前記DC/ACインバータを開閉制御信号に基づいて駆動するインバータ駆動部と、を備え、
前記インバータ駆動部は、前記DC/ACインバータが有するスイッチング素子の開閉状態を制御する開閉指令値を生成する指令値生成部を有し、
前記指令値生成部は、正弦波からなる基本波に複数の前記基本波の高調波成分を重畳することにより、前記開閉制御信号におけるピーク値を含むピーク領域とボトム値を含むボトム領域との夫々が、低曲率円弧状部と、その両端が前記低曲率円弧状部の曲率半径よりも小さい曲率半径の大曲率円弧状となる大曲率円弧状部とを有するように前記開閉指令値を生成する調光装置。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記高調波成分は、前記基本波に対して3倍の周波数である第3次高調波成分及び前記基本波に対して5倍の周波数である第5次高調波成分である請求項1に記載の調光装置。
【請求項3】
前記指令値生成部は、前記開閉制御信号の振幅値が、前記基本波の波高値より小さく、且つ、前記調光部材の透過率が所定値以上となる期間が広がるように前記開閉指令値を生成する請求項1又は2に記載の調光装置。
【請求項4】
調光部材の調光率の制御をコンピュータが行う調光方法であって、
DC/ACインバータが開閉制御信号に基づいて駆動して、直流電圧を、所定の周期とで振幅を要する交流電圧に変換する変換ステップと、
前記DC/ACインバータを駆動する駆動ステップと、を備え、
前記駆動ステップは、前記DC/ACインバータが有するスイッチング素子の開閉状態を制御する開閉指令値を生成する指令値生成ステップを有し、
前記指令値生成ステップは、正弦波からなる基本波に複数の前記基本波の高調波成分を重畳することにより、前記開閉制御信号におけるピーク値を含むピーク領域とボトム値を含むボトム領域との夫々が、低曲率円弧状部と、その両端が前記低曲率円弧状部の曲率半径よりも小さい曲率半径の大曲率円弧状となる大曲率円弧状部とを有するように前記開閉指令値を生成する調光方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、調光部材の調光率を制御する調光装置、及びそのような調光方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、光が入射される部分における光の透過率を制御する技術が利用されてきた。このような技術として、例えば下記に出典を示す特許文献1に記載のものがある。
【0003】
特許文献1には、液晶調光装置について記載されている。この液晶調光装置は、矩形波や台形波状の信号に基づいて、液晶調光素子を駆動している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-72895号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
矩形波は、波形の立ち上がりが急峻である。また、矩形波や台形波は、正弦波に多くの高次高調波成分が重畳されて構成されるため、高調波ノイズの発生源となってしまい、調光部材の商品性が低下する。また、このようなノイズを低減するには、ノイズフィルタを設けることが考えられるが、コストや体格の増加要因となる。
【0006】
そこで、コストや体格の増加をすることなく、ノイズの発生を抑制できる調光装置、及びそのような調光方法が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る調光装置の特徴構成は、調光部材の調光率を制御する調光装置であって、直流電圧を、所定の周期と振幅を要する交流電圧に変換するDC/ACインバータと、前記DC/ACインバータを開閉制御信号に基づいて駆動するインバータ駆動部と、を備え、前記インバータ駆動部は、前記DC/ACインバータが有するスイッチング素子の開閉状態を制御する開閉指令値を生成する指令値生成部を有し、前記指令値生成部は、正弦波からなる基本波に複数の前記基本波の高調波成分を重畳することにより、前記開閉制御信号におけるピーク値を含むピーク領域とボトム値を含むボトム領域との夫々が、低曲率円弧状部と、その両端が前記低曲率円弧状部の曲率半径よりも小さい曲率半径の大曲率円弧状となる大曲率円弧状部とを有するように前記開閉指令値を生成する点にある。
【0008】
このような特徴を有する構成で、例えば矩形波のピーク値やボトム値におけるエッジが円弧状である開閉制御信号や、台形波のピーク値やボトム値におけるエッジが円弧状である開閉制御信号を生成して、DC/ACインバータを駆動する。その結果、透過率が一定値以上となる領域を拡げることが可能となるだけでなく、波形の急峻な立ち上がりを低減してノイズの発生を抑制できる。したがって、ノイズフィルタを設けることなく、ノイズの発生を抑制することができるので、コストや体格の増加をすることなく、ノイズの発生を抑制できる調光装置を実現することが可能となる。
【0009】
また、前記高調波成分は、前記基本波に対して3倍の周波数である第3次高調波成分及び前記基本波に対して5倍の周波数である第5次高調波成分であると好適である。
【0010】
このような構成とすれば、基本波に重畳する第3次高調波成分及び第5次高調波成分の夫々の振幅を調整することで、開閉制御信号を、急峻な電圧変動のない滑らかな波形とすることができる。したがって、調光素子を調光した場合に、ちらつきがない良好な調光品位を実現することが可能となる。また、第3次高調波成分及び第5次高調波成分を基本波に重畳することで、開閉制御信号のボトム領域とピーク領域との間において、勾配を有するような開閉制御信号とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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