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公開番号
2025101003
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023217521
出願日
2023-12-25
発明の名称
レンズ装置及びそれを有する撮像装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
7/08 20210101AFI20250630BHJP(光学)
要約
【課題】全体の消費電力を増加させることなく複数のアクチュエータを同時駆動することが可能なレンズ装置を提供すること。
【解決手段】レンズ装置は、所定の軸に沿って第1の方向及び第1の方向とは反対の第2の方向へ移動可能な第1のレンズ群及び第2のレンズ群と、第1のレンズ群を移動させるための電力の第1上限値と第2のレンズ群を移動させるための電力の第2上限値を設定する制御手段と、姿勢の検出が可能な検出手段と、を有し、制御手段は、検出手段の検出結果に応じて、第1及び第2上限値の一方を増加させ、第1及び第2上限値の他方を減少させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
所定の軸に沿って第1の方向及び前記第1の方向とは反対の第2の方向へ移動可能な第1のレンズ群及び第2のレンズ群と、
前記第1のレンズ群を移動させるための電力の第1上限値と前記第2のレンズ群を移動させるための電力の第2上限値を設定する制御手段と、
姿勢の検出が可能な検出手段と、を有し、
前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に応じて、前記第1及び第2上限値の一方を増加させ、前記第1及び第2上限値の他方を減少させることを特徴とするレンズ装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記制御手段は、前記第1及び第2のレンズ群が互いに反対方向へ移動する場合、かつ前記第1のレンズ群の移動方向の鉛直成分が重力方向と同一方向である場合、前記第1上限値を前記第1のレンズ群の移動方向が水平方向である場合に設定される前記第1上限値である第1基準値よりも小さくなるように設定し、前記第2上限値を前記第2のレンズ群の移動方向が水平方向である場合に設定される前記第2上限値である第2基準値よりも大きくなるように設定することを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記第1基準値を補正することで得られる前記第1上限値を設定し、前記第2基準値を補正することで得られる前記第2上限値を設定することを特徴とする請求項2に記載のレンズ装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記第1及び第2レンズ群の移動方向が鉛直方向に近づくほど、前記第1上限値と前記第1基準値との差分、及び前記第2上限値と前記第2基準値との差分が大きくなるように、前記第1及び第2上限値を設定することを特徴とする請求項2に記載のレンズ装置。
【請求項5】
前記第1のレンズは、ズームレンズとフォーカスレンズの一方であり、
前記第2のレンズは、前記ズームレンズと前記フォーカスレンズの他方であることを特徴とする請求項1又は2に記載の交換レンズ。
【請求項6】
前記制御手段は、ピント位置に応じて、前記第1及び第2上限値を設定することを特徴とする請求項5に記載のレンズ装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記ピント位置ごとの前記ズームレンズの位置に対する前記フォーカスレンズの位置に関するデータを用いて、前記第1及び第2上限値を設定することを特徴とする請求項6に記載のレンズ装置。
【請求項8】
前記制御手段は、前記フォーカスレンズの移動が制限されている場合、前記フォーカスレンズを移動させるための電力の上限値を減少させ、前記ズームレンズを移動させるための電力の上限値を増加させることを特徴とする請求項5に記載のレンズ装置。
【請求項9】
前記制御手段は、姿勢ごとの前記第1及び第2レンズ群の消費電力の実測値に基づくデータを用いて、前記第1及び第2上限値を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ装置。
【請求項10】
所定の姿勢において前記第1及び第2上限値が設定されていない状態で前記第1及び第2レンズ群を移動させる場合、前記レンズ装置の消費電力は前記レンズ装置で使用可能な電力よりも大きくなることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、レンズ装置及びそれを有する撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
カメラ用の交換レンズに搭載された複数のアクチュエータは状況に応じて同時に駆動される場合があるが、カメラシステムが複数のアクチュエータに供給可能な電力は限られている。特許文献1には、フォーカスレンズの移動方向が水平方向に近ければ省電モードでフォーカスレンズを移動させ、フォーカスレンズの移動方向が鉛直方向に近ければ通常モードでフォーカスレンズを移動させる構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-189506号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、消費電力が大きい通常モードであってもカメラシステムとして電力供給が不足しないことを前提としており、フォーカスレンズの移動方向が鉛直方向である場合の電力をどこから捻出するかについて記載されていない。十分な電力供給能力を持たないカメラシステムにおいて、複数のアクチュエータの同時駆動を行うと電力が不足する可能性がある。
【0005】
本発明は、全体の消費電力を増加させることなく複数のアクチュエータを同時駆動することが可能なレンズ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面としてのレンズ装置は、所定の軸に沿って第1の方向及び第1の方向とは反対の第2の方向へ移動可能な第1のレンズ群及び第2のレンズ群と、第1のレンズ群を移動させるための電力の第1上限値と第2のレンズ群を移動させるための電力の第2上限値を設定する制御手段と、姿勢の検出が可能な検出手段と、を有し、制御手段は、検出手段の検出結果に応じて、第1及び第2上限値の一方を増加させ、第1及び第2上限値の他方を減少させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、全体の消費電力を増加させることなく複数のアクチュエータを同時駆動することが可能なレンズ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係るカメラシステムのブロック図である。
カメラシステムの姿勢及び消費電力の説明図である。
レンズを移動させるための電力の上限値の設定方法を示すフローチャートである。
ズームレンズの位置に対するフォーカスレンズの位置をピント位置ごとに示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係るカメラシステム10のブロック図である。カメラシステム10は、交換レンズ(レンズ装置)100、及び交換レンズ100が着脱可能かつ通信可能に装着されるカメラ本体(撮像装置)200を有する。なお、本実施形態では、カメラ本体200は交換レンズ100が着脱可能な交換レンズ式のカメラとして構成されているが、本発明はレンズ一体型の撮像装置(デジタルスチルカメラやビデオカメラ等)にも適用可能である。また、交換レンズ100は、所定の姿勢において後述するレンズ移動させるための電力の上限値(電力上限値)が設定されていない状態でレンズを移動させる場合、消費電力が使用可能な電力よりも大きくなるように構成されているものとする。
(【0011】以降は省略されています)
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