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公開番号
2025104502
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222347
出願日
2023-12-28
発明の名称
レンズ駆動装置及びカメラモジュール
出願人
アルプスアルパイン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G02B
7/04 20210101AFI20250703BHJP(光学)
要約
【課題】線材の巻き数の差に起因する電磁力の差を抑制できるレンズ駆動装置を提供すること。
【解決手段】レンズ駆動装置101は、レンズ保持部材2及びコイル3を有する。コイル3は、レンズ保持部材2の鍔状部52と規制部12hとの間において、筒状部12の外周に線材が巻かれて形成された巻回部13を有する。巻回部13は、コイル支持部12jの外周面EFから径方向外側に向かって重ねられた6つの巻回層WLを有する。左延在部33Lに繋がる巻回部13の一巻き目の第1線材環状部分WA11は、第1部分WP1よりも第2部分WP2の方が、線材の太さDS1と略同じ寸法分だけ規制部12hの側(Z1側)に位置するように配置されている。
【選択図】図16
特許請求の範囲
【請求項1】
固定側部材と、
レンズ体を保持可能な筒状部を有するレンズ保持部材と、
前記レンズ保持部材を光軸方向へ移動可能に支持する支持部材と、
少なくとも前記レンズ保持部材の筒状部の外側に設けられたコイル、及び、前記コイルに対向する複数の磁石を含み、前記レンズ保持部材を光軸方向へ移動させる駆動部と、を有し、
前記レンズ保持部材は、前記筒状部の外周面から径方向外側に突出する鍔状部と、光軸方向において前記鍔状部と離間して対向する規制部とを有し、
前記鍔状部には、前記筒状部を挟んで対向する位置に第1切り欠き部及び第2切り欠き部が形成されるとともに、前記第1切り欠き部に対応して第1保持部が設けられ、前記第2切り欠き部に対応して第2保持部が設けられ、
前記コイルは、前記鍔状部の一面と前記規制部との間において、前記筒状部の外周に線材が巻かれて形成された巻回部と、前記巻回部の巻き始め部に繋がる第1延在部と、前記巻回部の巻き終わり部に繋がる第2延在部とを有し、
前記第1延在部は、前記第1切り欠き部を通過して、前記第1保持部に保持され、前記第2延在部は、前記第2切り欠き部を通過して、前記第2保持部に保持されているレンズ駆動装置において、
前記巻回部は、前記筒状部の外周面から径方向外側に向かって重ねられた複数の巻回層を有し、
前記第1延在部に繋がる前記巻回部の一巻き目の線材環状部分は、前記筒状部の外周面に沿った方向において前記第1切り欠き部と前記第2切り欠き部との間に位置する第1領域に存在する第1部分よりも、前記第2切り欠き部と前記第1切り欠き部との間に位置し、且つ、前記第1領域とは異なる第2領域に存在する第2部分の方が、前記線材の太さと略同じ寸法分だけ前記規制部側に位置するように配置されている、
ことを特徴とするレンズ駆動装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第2領域において、前記鍔状部の前記一面と前記筒状部の外周面とで形成される隅部には、第1突出部が設けられ、
前記一巻き目の線材環状部分は、前記第1突出部における前記規制部側の面に接して配置されており、
前記筒状部の外周面から径方向外側への前記第1突出部の突出量は、前記線材の太さと略同じである、
請求項1に記載のレンズ駆動装置。
【請求項3】
前記第2切り欠き部に対応する位置に、前記一巻き目の線材環状部分と接する高さ調整部が前記筒状部と一体に設けられ、
前記第1領域から前記第2領域に向かって巻かれる前記一巻き目の線材環状部分の光軸方向における高さ位置は、前記高さ調整部によって周方向に徐々に変化する、
請求項2に記載のレンズ駆動装置。
【請求項4】
前記第1領域において、前記鍔状部の前記一面と前記筒状部の外周面とで形成される隅部には、第2突出部が設けられ、
前記一巻き目の線材環状部分は、前記第2突出部における前記規制部側の面に接して配置されており、
前記筒状部の外周面から径方向外側への前記第2突出部の突出量は、前記線材の太さと略同じであり、
前記第1突出部における前記規制部側への突出量は、前記第2突出部の前記規制部側への突出量よりも前記線材の太さと略同じ寸法分だけ大きい、
請求項2又は請求項3に記載のレンズ駆動装置。
【請求項5】
前記第1突出部の前記規制部側への突出量は、前記線材の太さの自然数倍であり、
前記巻回部を構成する前記巻回層の数は偶数であり、
前記巻回部の最外層を構成する前記線材の巻き数は、前記最外層に隣接する外から2番目の層である隣接層を構成する前記線材の巻き数よりも一つ少なく、
前記隣接層を構成する前記線材は、前記鍔状部の前記一面から前記規制部の間の全域にわたって配置されており、
前記最外層を構成する前記線材は、前記最外層を構成する複数の線材環状部分のそれぞれが、前記隣接層を構成する光軸方向において隣接する2つの線材環状部分の間に位置するように配置されている、
請求項4に記載のレンズ駆動装置。
【請求項6】
請求項1乃至請求項3の何れかに記載のレンズ駆動装置と、
前記レンズ体と、
前記レンズ体に対向する撮像素子と、を有する、
カメラモジュール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、例えばカメラ付き携帯機器等に搭載されるレンズ駆動装置、及び、レンズ駆動装置を含むカメラモジュールに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、レンズ保持部材の外周に巻き付けられたコイルと、固定側部材に取り付けられた磁石とによって構成される駆動部により、レンズ保持部材を光軸方向に沿って移動させるレンズ駆動装置が知られている(特許文献1参照。)。このレンズ駆動装置は、コイルを構成する線材の巻き始め部と巻き終わり部とが光軸を挟んで反対側に配置されるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-095067号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述のレンズ駆動装置では、コイルを構成する線材は、巻き始め部と巻き終わり部との間に存在する一方の半環状部分と他方の半環状部分とで、コイルの最外層を構成する線材の巻き数が一巻き分だけ異なるようにレンズ保持部材に巻かれている。すなわち、コイルを構成する線材は、一方の半環状部分が他方の半環状部分よりも半周分だけ短くなるようにレンズ保持部材に巻かれている。そのため、コイルに電流が流れた際、コイルと磁石との間で発生する電磁力に僅かな差が生じてしまうおそれがある。
【0005】
そこで、このような線材の巻き数の差に起因する電磁力の差を抑制できるレンズ駆動装置を提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態に係るレンズ駆動装置は、固定側部材と、レンズ体を保持可能な筒状部を有するレンズ保持部材と、前記レンズ保持部材を光軸方向へ移動可能に支持する支持部材と、少なくとも前記レンズ保持部材の筒状部の外側に設けられたコイル、及び、前記コイルに対向する複数の磁石を含み、前記レンズ保持部材を光軸方向へ移動させる駆動部と、を有し、前記レンズ保持部材は、前記筒状部の外周面から径方向外側に突出する鍔状部と、光軸方向において前記鍔状部と離間して対向する規制部とを有し、前記鍔状部には、前記筒状部を挟んで対向する位置に第1切り欠き部及び第2切り欠き部が形成されるとともに、前記第1切り欠き部に対応して第1保持部が設けられ、前記第2切り欠き部に対応して第2保持部が設けられ、前記コイルは、前記鍔状部の一面と前記規制部との間において、前記筒状部の外周に線材が巻かれて形成された巻回部と、前記巻回部の巻き始め部に繋がる第1延在部と、前記巻回部の巻き終わり部に繋がる第2延在部とを有し、前記第1延在部は、前記第1切り欠き部を通過して、前記第1保持部に保持され、前記第2延在部は、前記第2切り欠き部を通過して、前記第2保持部に保持されているレンズ駆動装置において、前記巻回部は、前記筒状部の外周面から径方向外側に向かって重ねられた複数の巻回層を有し、前記第1延在部に繋がる前記巻回部の一巻き目の線材環状部分は、前記筒状部の外周面に沿った方向において前記第1切り欠き部と前記第2切り欠き部との間に位置する第1領域に存在する第1部分よりも、前記第2切り欠き部と前記第1切り欠き部との間に位置し、且つ、前記第1領域とは異なる第2領域に存在する第2部分の方が、前記線材の太さと略同じ寸法分だけ前記規制部側に位置するように配置されている。
【発明の効果】
【0007】
上述のレンズ駆動装置は、線材の巻き数の差に起因する電磁力の差を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
レンズ駆動装置の斜視図である。
レンズ駆動装置の分解斜視図である。
構成要素の一部が取り外された状態にあるレンズ駆動装置の上方斜視図である。
レンズ保持部材の上方斜視図である。
レンズ保持部材の下方斜視図である。
構成要素の一部が取り外された状態にあるレンズ駆動装置の底面図である。
板ばね保持部材とヨークと上側板ばねとの接続構造の一例を説明する図である。
レンズ保持部材、コイル、及び下側板ばねの底面図である。
レンズ保持部材、コイル、及び下側板ばねの右側面図である。
金属部材及びベース部材の上方斜視図である。
レンズ保持部材の左側面図である。
レンズ保持部材の右側面図である。
レンズ保持部材の正面図及び正面断面図である。
レンズ保持部材の右側面図及び右側面断面図である。
レンズ保持部材の背面図及び左側面図である。
レンズ保持部材の正面断面図である。
レンズ保持部材の右側面断面図である。
レンズ保持部材の正面図及び正面断面図である。
レンズ保持部材の右側面図及び右側面断面図である。
レンズ保持部材の背面図及び左側面図である。
レンズ保持部材の正面断面図である。
レンズ保持部材の右側面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態に係るレンズ駆動装置101について図面を参照して説明する。図1は、レンズ駆動装置101の斜視図であり、図2は、レンズ駆動装置101の分解斜視図である。図1及び図2において、X1は三次元直交座標系を構成するX軸の一方向を表し、X2はX軸の他方向を表す。また、Y1は三次元直交座標系を構成するY軸の一方向を表し、Y2はY軸の他方向を表す。同様に、Z1は三次元直交座標系を構成するZ軸の一方向を表し、Z2はZ軸の他方向を表す。図1では、レンズ駆動装置101のX1側はレンズ駆動装置101の前側(正面側)に相当し、レンズ駆動装置101のX2側はレンズ駆動装置101の後側(背面側)に相当する。また、レンズ駆動装置101のY1側はレンズ駆動装置101の左側に相当し、レンズ駆動装置101のY2側はレンズ駆動装置101の右側に相当する。また、レンズ駆動装置101のZ1側はレンズ駆動装置101の上側(被写体側)に相当し、レンズ駆動装置101のZ2側はレンズ駆動装置101の下側(撮像素子側)に相当する。他の図においても同様である。
【0010】
レンズ駆動装置101は、図2に示すように、不図示のレンズ体を保持可能なレンズ保持部材2と、レンズ保持部材2を光軸方向(Z軸方向)に沿って移動させる駆動部DMと、レンズ保持部材2を光軸方向に移動可能に支持する支持部材としての板ばね6と、板ばね6が固定される固定側部材FBと、外部の電源とレンズ駆動装置101との間の電気的な接続をもたらす金属部材7と、を含む。レンズ体は、例えば、少なくとも1枚のレンズを備えた筒状のレンズバレルであり、その中心軸線が光軸方向に沿うように構成されている。光軸方向は、レンズ体に関する光軸OAの方向、及び、光軸OAに平行な方向を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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