TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024089685
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022205018
出願日2022-12-22
発明の名称ルーバ、ヘッドマウントディスプレイ、光学機器
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類G02B 5/00 20060101AFI20240627BHJP(光学)
要約【課題】均一性が高い状態で表示光をユーザの眼に伝播可能であるとともに、外光やヘッドマウントディスプレイ内の迷光がユーザの眼に入るのを抑制可能なルーバが求められていた。
【解決手段】光学要素から光が入射される入射面と、出射面と、を備えた板状のルーバであって、前記ルーバは、透光性材料から成る板状の基部と、前記基部の内部に前記透光性材料と接して配置された遮光部と、を備え、前記遮光部の表面のうち、前記板状の基部の外縁との距離が近い側の表面を第2表面とし、前記第2表面の反対側の表面を第1表面とした時、前記遮光部は、前記第1表面に対して前記第2表面が傾斜した傾斜部を備えており、前記傾斜部の厚さは、前記入射面の側から前記出射面の側に向けて大きくなる、ことを特徴とするルーバである。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
光学要素から光が入射される入射面と、出射面と、を備えた板状のルーバであって、
前記ルーバは、透光性材料から成る板状の基部と、前記基部の内部に前記透光性材料と接して配置された遮光部と、を備え、
前記遮光部の表面のうち、前記板状の基部の外縁との距離が近い側の表面を第2表面とし、前記第2表面の反対側の表面を第1表面とした時、
前記遮光部は、前記第1表面に対して前記第2表面が傾斜した傾斜部を備えており、
前記傾斜部の厚さは、前記入射面の側から前記出射面の側に向けて大きくなる、
ことを特徴とするルーバ。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記第1表面は、前記第2表面よりも前記光学要素の光軸までの距離が近い面である、
ことを特徴とする請求項1に記載のルーバ。
【請求項3】
前記傾斜部における前記第2表面の仮想延長線が、前記ルーバに対して前記光学要素が配置される側において、前記光学要素の光軸と交差する、
ことを特徴とする請求項1に記載のルーバ。
【請求項4】
前記第1表面は、前記光学要素の光軸と平行な面である、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のルーバ。
【請求項5】
前記遮光部は、前記傾斜部を複数備えている、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のルーバ。
【請求項6】
前記遮光部は、前記出射面の側に、前記第2表面と前記第1表面が平行な平坦部を備えている、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のルーバ。
【請求項7】
前記第2表面の表面粗さRaが、20nm以下である、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のルーバ。
【請求項8】
前記遮光部は、前記光学要素の光軸の方向に沿って見たときの長さが1mm以上かつ3mm以下であり、前記光学要素の光軸と直交する方向に沿って見たときの厚さが0.1μm以上かつ45μm以下である、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のルーバ。
【請求項9】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のルーバと、
表示パネルと、
前記表示パネルから出力される表示光をユーザの眼に向ける前記光学要素と、を備える、
ことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
【請求項10】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のルーバと、前記光学要素と、前記ルーバを支持する筐体とを備える、
ことを特徴とする光学機器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ヘッドマウントディスプレイ、ヘッドマウントディスプレイ等の光学機器に用いられるルーバ、とその製造方法等に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、仮想現実をはじめとする種々の分野では、ヘッドマウントディスプレイが用いられている。ヘッドマウントディスプレイは、直視型のフラットパネルディスプレイや投映型のプロジェクションディスプレイに比べて、任意の方向から見る映像を表示できたり、ユーザの位置から見える外界像に映像を重畳させて表示できるなどの優れた点がある。
【0003】
ヘッドマウントディスプレイは、図16に模式的に示すように、映像を表示する表示パネル21と、表示パネル21で表示された表示光IMGをユーザの眼24の位置近傍に結像させる光学要素22を有している。尚、図16はあくまで概念的な模式図であり、表示パネル21とユーザの眼24の間に、ミラーやPBSなどの光路変更素子を設けて、表示パネル21や光学要素22を異なる位置にレイアウトしてもよい。また、光学要素22は、凸レンズのような透過光学素子でもよいし、凹面鏡のよう反射光学素子でもよいし、それらを組み合わせた複数のものでもよい。
【0004】
ユーザの視認性の便宜のために、ヘッドマウントディスプレイの筐体内にルーバを設けることが提案されている。
【0005】
特許文献1には、前方からの外光と表示画像の表示光を合成するコンバイナを備えたヘッドマウントディスプレイにおいて、コンバイナに遮光性を有するルーバを設けることが提案されている。
【0006】
特許文献2には、映像光が二重になるゴーストを抑制するため、ルーバの遮光部の表裏両面を粗面化する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平11-95160号公報
特開2020-160424号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ヘッドマウントディスプレイにおいて見易い画像を提供するには、表示パネルからの表示光をなるべく均一にユーザの眼に伝播させ、かつ外光25やヘッドマウントディスプレイ内の迷光がなるべくユーザの眼に入らないようにする必要がある。
しかしながら、特許文献1や特許文献2に開示されたヘッドマウントディスプレイでは、これらを十分に達成するのは困難であった。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の態様は、光学要素から光が入射される入射面と、出射面と、を備えた板状のルーバであって、前記ルーバは、透光性材料から成る板状の基部と、前記基部の内部に前記透光性材料と接して配置された遮光部と、を備え、前記遮光部の表面のうち、前記板状の基部の外縁との距離が近い側の表面を第2表面とし、前記第2表面の反対側の表面を第1表面とした時、前記遮光部は、前記第1表面に対して前記第2表面が傾斜した傾斜部を備えており、前記傾斜部の厚さは、前記入射面の側から前記出射面の側に向けて大きくなる、ことを特徴とするルーバである。
【0010】
また、本発明の第2の態様は、画像を表示する表示部と、前記画像をユーザの眼の位置に向けて集光する光学要素と、前記光学要素とユーザの眼の位置との間に配置され、前記光学要素から光が入射される入射面と、出射面と、を備える板状のルーバと、を備え、前記ルーバは、透光性材料から成る板状の基部と、前記基部の内部に前記透光性材料と接して配置された遮光部と、を備え、前記遮光部の表面のうち、前記光学要素の光軸との距離が近い側の表面を第1表面とし、前記第1表面の反対側の表面を第2表面とした時、前記遮光部は、前記光学要素の光軸に対して前記第2表面が傾斜した傾斜部を備えており、前記傾斜部の厚さは、前記入射面の側から前記出射面の側に向けて大きくなる、ことを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

キヤノン株式会社
交通管制装置、交通管制プログラム及び交通管制方法
2日前
キヤノン株式会社
画像形成装置、情報処理システム、画像形成装置の制御方法およびプログラム
2日前
個人
装飾メガネ
6日前
カンタツ株式会社
撮像レンズ
12日前
三井化学株式会社
光学部品
2日前
株式会社トプコン
発光装置
6日前
船井電機株式会社
表示装置
3日前
個人
階層型仮想現実ビジョンデバイス
9日前
株式会社小糸製作所
画像照射装置
12日前
東レ株式会社
近赤外線遮蔽性に優れたフィルム
5日前
矢崎総業株式会社
表示装置
2日前
矢崎総業株式会社
表示装置
2日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
2日前
豊田合成株式会社
光輝塗膜及びカバー
9日前
キヤノン株式会社
画像表示装置
3日前
日本化薬株式会社
偏光発光膜、偏光発光板及び表示装置
9日前
住友化学株式会社
偏光子の製造方法
12日前
株式会社小糸製作所
画像投影装置
12日前
株式会社小糸製作所
画像投影装置
12日前
株式会社小糸製作所
画像投影装置
12日前
株式会社小糸製作所
画像投影装置
2日前
株式会社小糸製作所
画像投影装置
12日前
国立大学法人東北大学
エルミートガウスパルス光源
12日前
株式会社小糸製作所
画像投影装置
2日前
株式会社小糸製作所
画像投影装置
2日前
株式会社小糸製作所
画像投影装置
2日前
矢崎総業株式会社
光ファイバ接続構造
9日前
Kepler株式会社
液晶表示装置、電子機器
9日前
三菱ケミカル株式会社
迷光防止フィルム
5日前
キヤノン株式会社
走査光学装置及び画像形成装置
6日前
株式会社アイシン
調光装置、及び調光方法
6日前
住友電気工業株式会社
光半導体装置
16日前
キヤノン株式会社
画像表示装置および導光板
2日前
キヤノン株式会社
ズームレンズおよび撮像装置
6日前
古河電気工業株式会社
光ファイバ
2日前
三菱ケミカル株式会社
ポリビニルアルコール系偏光子および偏光板
3日前
続きを見る