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公開番号2024089416
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204765
出願日2022-12-21
発明の名称冷媒ユニット
出願人サンデン株式会社
代理人弁理士法人エビス国際特許事務所
主分類F25B 1/00 20060101AFI20240626BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】冷媒回路の構成要素をユニット化した冷媒ユニットにおいて、冷媒流路を可能な限り短くして冷媒流路における冷媒の熱損失や圧力損失を抑え、冷媒ユニットの小型化を図り、同一機能かつ同一容量の熱交換器を複数設ける場合には、各熱交換器の能力差を小さくする。
【解決手段】冷媒回路と、冷媒回路の構成要素を集約的に支持する支持部材とを備えた冷媒ユニットであって、冷媒回路は、減圧装置と、第1熱交換器と、第1熱交換器と機能の異なる複数の第2熱交換器とを少なくとも有し、支持部材において、減圧装置を挟んで一方側に第1熱交換器、他方側に複数の第2熱交換器を配置すると共に、複数の第2熱交換器のそれぞれと減圧装置とを繋ぐ各冷媒流路の長さが略等しくなるように減圧装置と複数の第2熱交換器を配置した、冷媒ユニットを提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
冷媒回路と、前記冷媒回路の構成要素を集約的に支持する支持部材とを備えた冷媒ユニットであって、
前記冷媒回路は、減圧装置と、第1熱交換器と、前記第1熱交換器と機能の異なる複数の第2熱交換器とを少なくとも有し、
前記支持部材において、前記減圧装置を挟んで一方側に前記第1熱交換器、他方側に複数の前記第2熱交換器を配置すると共に、複数の前記第2熱交換器のそれぞれと前記減圧装置とを繋ぐ各冷媒流路の長さが略等しくなるように前記減圧装置と複数の前記第2熱交換器を配置した、冷媒ユニット。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
複数の前記第2熱交換器を、前記第1熱交換器における前記支持部材との固定面の長手方向に沿って積層配置した、請求項1記載の冷媒ユニット。
【請求項3】
複数の前記第2熱交換器は、主第2熱交換器と、前記主第2熱交換器よりも容量の小さい副第2熱交換器とを含み、
複数の前記第2熱交換器を鉛直方向に沿って積層配置する場合に、前記主第2熱交換器を鉛直方向の下側に配置した、請求項1又は請求項2記載の冷媒ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷媒ユニットに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
車両用等の熱管理システムは、冷媒回路の吸放熱を利用して、車室内空調等の温調対象に対する熱管理を行うものである。熱管理システムの心臓部である冷媒回路は、車両等の装置内での集中管理を可能にするため、或いは、スペース効率良く装置内に配備できるようにするために、構成要素をコンパクトにユニット化することが求められている。
【0003】
ユニット化された冷媒回路(冷媒ユニット)は、冷媒回路の構成要素である、圧縮機、蒸発器又は凝縮器として機能する熱交換器、減圧装置(膨張弁)、気液分離器(アキュムレータ)などを、ベースとなる支持部材に対して集約配置して、ユニットのアッセンブル化を図っている(下記特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
韓国公開特許第10-2021-0090004号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような冷媒ユニットでは、各構成要素を、冷媒ユニット全体の重量バランスや、冷媒流路となる冷媒配管及びその接続部等による各構成要素間の接続関係などを考慮しながら配置して、可能な限り小型化することが求められる。
また、冷媒回路における冷媒流路は、流路長を短くすることで冷媒流路における冷媒の熱損失や圧力損失を抑えることができるため、冷媒流路を可能な限り短くして効率よく取り回すことも求められる。
さらに、同一機能かつ同一容量の熱交換器を複数設ける場合には、各熱交換器の能力差を小さくするために、減圧装置から複数の熱交換器に至る冷媒流路、又は、複数の熱交換器から減圧装置に至る流路は、流路長の差を可能な限り小さくすることが求められる。
【0006】
本発明は、このような問題に対処することを課題としている。すなわち、冷媒回路の構成要素をユニット化した冷媒ユニットにおいて、冷媒流路を可能な限り短くして冷媒流路における冷媒の熱損失や圧力損失を抑えること、冷媒ユニットの小型化を図ること、同一機能かつ同一容量の熱交換器を複数設ける場合には、各熱交換器の能力差を小さくすること、などが本発明の課題である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような課題を解決するために、本発明の一態様に係る冷媒ユニットは、以下の構成を具備するものである。
冷媒回路と、前記冷媒回路の構成要素を集約的に支持する支持部材とを備えた冷媒ユニットであって、前記冷媒回路は、減圧装置と、第1熱交換器と、前記第1熱交換器と機能の異なる複数の第2熱交換器とを少なくとも有し、前記支持部材において、前記減圧装置を挟んで一方側に前記第1熱交換器、他方側に複数の前記第2熱交換器を配置すると共に、複数の前記第2熱交換器のそれぞれと前記減圧装置とを繋ぐ各冷媒流路の長さが略等しくなるように前記減圧装置と複数の前記第2熱交換器を配置した、冷媒ユニット。
【発明の効果】
【0008】
このような特徴を有する冷媒ユニットは、冷媒回路の構成要素をユニット化した冷媒ユニットにおいて、冷媒流路を可能な限り短くして冷媒流路における冷媒の熱損失や圧力損失を抑えること、冷媒ユニットの小型化を図ること、同一機能かつ同一容量の熱交換器を複数設ける場合には、各熱交換器の能力差を小さくすることなどができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る冷媒ユニットの斜視図である。
本発明の実施形態に係る冷媒ユニットの斜視図である。
本発明の実施形態に係る冷媒ユニットにおいて、第1固定面側からみた支持部材と各構成要素の位置関係を表す平面図である。
本発明の実施形態に係る冷媒ユニットにおいて、第2固定面側からみた支持部材と各構成要素の位置関係を表す平面図である。
本発明の実施形態に係る冷媒ユニットにおいて、冷房運転時の冷媒の流れを示す参考図である。
本発明の実施形態に係る冷媒ユニットにおいて、暖房運転時の冷媒の流れを示す参考図である。
参考例に係る冷媒ユニットの斜視図である。
参考例に係る冷媒ユニットの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の説明において、同一の符号は同一の機能の部位を示しており、各図における重複説明は適宜省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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