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公開番号2024089390
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204730
出願日2022-12-21
発明の名称電力変換装置、プログラム
出願人株式会社SOKEN,株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H02M 7/12 20060101AFI20240626BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】体格増加の抑制を図った電力変換装置及び電力変換装置のスイッチング制御を行うためのプログラムを提供する。
【解決手段】電力変換装置10は、各上アームスイッチS1H~S4H、各下アームスイッチS1L~S4L、直流側コンデンサ50及び第1~第3インダクタ61~63を備えている。電力変換装置10は、各直流端子TdcH,TdcLから出力される直流電力の脈動を低減するための補償用コンデンサ70と、直流側コンデンサ50に対する補償用コンデンサ70の並列接続の有無を切り替えるバイパススイッチ80とを備えている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数相の交流端子(Tac1~Tac4)と、
高電位側直流端子(TdcH)及び低電位側直流端子(TdcL)と、
を備え、
複数相の交流電流を流す複数相交流部(43)又は単相交流電流を流す単相交流部(41)が前記交流端子に接続可能に構成された電力変換装置(10)において、
各相に対応して設けられた上,下アームスイッチ(S1H~S3L)と、
各相の前記上アームスイッチの高電位側端子及び前記高電位側直流端子を接続する高電位側経路(LH)と、
各相の前記下アームスイッチの低電位側端子及び前記低電位側直流端子を接続する低電位側経路(LL)と、
前記高電位側経路及び前記低電位側経路を接続する直流側蓄電部(50)と、
各相に対応して設けられ、前記上アームスイッチ及び前記下アームスイッチの接続点と前記交流端子とを接続する電気経路(51~53)と、
各相の前記電気経路に設けられたインダクタ(61~63)と、
前記交流端子に前記単相交流部が接続されている場合において、前記高電位側直流端子及び前記低電位側直流端子から出力される直流電流の脈動を低減する補償用蓄電部(70,170,270,370)と、
前記直流側蓄電部に対する前記補償用蓄電部の並列接続の有無を切り替えるバイパススイッチ(80,181,182,280,380)と、
を備える、電力変換装置。
続きを表示(約 3,400 文字)【請求項2】
前記交流端子として、第1交流端子(Tac1)、第2交流端子(Tac2)、第3交流端子(Tac3)及び第4交流端子(Tac4)が備えられ、
前記第1交流端子、前記第2交流端子及び前記第3交流端子に、前記複数相交流部としての3相交流部が接続可能であり、前記第1交流端子及び前記第4交流端子に前記単相交流部が接続可能なように前記電力変換装置が構成されており、
前記上,下アームスイッチとして、
第1上アームスイッチ(S1H)及び第1下アームスイッチ(S1L)と、
第2上アームスイッチ(S2H)及び第2下アームスイッチ(S2L)と、
第3上アームスイッチ(S3H)及び第3下アームスイッチ(S3L)と、
が備えられ、
前記電気経路として、
前記第1上アームスイッチ及び前記第1下アームスイッチの接続点と前記第1交流端子とを接続する第1経路(51)と、
前記第2上アームスイッチ及び前記第2下アームスイッチの接続点と前記第2交流端子とを接続する第2経路(52)と、
前記第3上アームスイッチ及び前記第3下アームスイッチの接続点と前記第3交流端子とを接続する第3経路(53)と、
が備えられ、
前記インダクタとして、
前記第1経路に設けられた第1インダクタ(61)と、
前記第2経路に設けられた第2インダクタ(62)と、
前記第3経路に設けられた第3インダクタ(63)と、
が備えられ、
第4上アームスイッチ(S4H)及び第4下アームスイッチ(S4L)と、
接続経路(54)と、
前記接続経路に設けられた単相充電スイッチ(55)と、
補償用スイッチ(71)と、
を備え、
前記第4上アームスイッチの高電位側端子は、前記高電位側経路に接続されており、
前記第4下アームスイッチの低電位側端子は、前記低電位側経路に接続されており、
前記接続経路は、前記第4上アームスイッチ及び前記第4下アームスイッチの接続点と前記第4交流端子とを接続し、
前記第3経路のうち前記第3インダクタよりも前記第3交流端子側の部分には、前記補償用スイッチを介して前記補償用蓄電部(70)の第1端が接続されており、
前記補償用蓄電部の第2端には、前記低電位側経路又は前記高電位側経路が接続されており、
前記低電位側経路及び前記高電位側経路のうち前記補償用蓄電部が接続されていない方の経路と、前記補償用蓄電部及び前記補償用スイッチの接続点とが前記バイパススイッチ(80)により接続されている、請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項3】
前記直流側蓄電部の容量は、前記補償用蓄電部の容量よりも小さい、請求項2に記載の電力変換装置。
【請求項4】
制御部(100)を備え、
前記制御部は、
前記第1交流端子及び前記第4交流端子に前記単相交流部が接続されていると判定した場合、前記単相充電スイッチ及び前記補償用スイッチをオンするとともに、前記バイパススイッチをオフし、
前記第1交流端子、前記第2交流端子及び前記第3交流端子に前記3相交流部が接続されていると判定した場合、前記単相充電スイッチ及び前記補償用スイッチをオフするとともに、前記バイパススイッチをオンする、請求項2又は3に記載の電力変換装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記第1交流端子、前記第2交流端子及び前記第3交流端子に前記3相交流部が接続されているとともに、前記高電位側直流端子及び前記低電位側直流端子から入力された直流電力を交流電力に変換して前記第1交流端子、前記第2交流端子及び前記第3交流端子から出力する状況であると判定した場合、前記単相充電スイッチ及び前記補償用スイッチをオフするとともに、前記バイパススイッチをオンし、
前記第1交流端子、前記第2交流端子及び前記第3交流端子に前記3相交流部が接続されているとともに、前記第1交流端子、前記第2交流端子及び前記第3交流端子から入力された交流電力を直流電力に変換して前記高電位側直流端子及び前記低電位側直流端子から出力する状況であると判定した場合、前記単相充電スイッチ、前記補償用スイッチ及び前記バイパススイッチをオフする、請求項4に記載の電力変換装置。
【請求項6】
第1交流端子(Tac1)、第2交流端子(Tac2)、第3交流端子(Tac3)及び第4交流端子(Tac4)と、
高電位側直流端子(TdcH)及び低電位側直流端子(TdcL)と、
コンピュータ(101)と、
を備え、
3相交流電流を流す3相交流部(43)が前記第1交流端子、前記第2交流端子及び前記第3交流端子に接続可能であり、単相交流電流を流す単相交流部(41)が前記第1交流端子及び前記第4交流端子に接続可能なように構成された電力変換装置(10)に適用されるプログラムにおいて、
前記電力変換装置は、
第1上アームスイッチ(S1H)及び第1下アームスイッチ(S1L)と、
第2上アームスイッチ(S2H)及び第2下アームスイッチ(S2L)と、
第3上アームスイッチ(S3H)及び第3下アームスイッチ(S3L)と、
第4上アームスイッチ(S4H)及び第4下アームスイッチ(S4L)と、
前記第1,第2,第3上アームスイッチの高電位側端子及び前記高電位側直流端子を接続する高電位側経路(LH)と、
前記第1,第2,第3下アームスイッチの低電位側端子及び前記低電位側直流端子を接続する低電位側経路(LL)と、
前記高電位側経路及び前記低電位側経路を接続する直流側蓄電部(50)と、
前記第1上アームスイッチ及び前記第1下アームスイッチの接続点と前記第1交流端子とを接続する第1経路(51)と、
前記第2上アームスイッチ及び前記第2下アームスイッチの接続点と前記第2交流端子とを接続する第2経路(52)と、
前記第3上アームスイッチ及び前記第3下アームスイッチの接続点と前記第3交流端子とを接続する第3経路(53)と、
前記第1経路に設けられた第1インダクタ(61)と、
前記第2経路に設けられた第2インダクタ(62)と、
前記第3経路に設けられた第3インダクタ(63)と、
補償用蓄電部(70)と、
接続経路(54)と、
前記接続経路に設けられた単相充電スイッチ(55)と、
補償用スイッチ(71)と、
バイパススイッチ(80)と、
を備え、
前記第4上アームスイッチの高電位側端子は、前記高電位側経路に接続されており、
前記第4下アームスイッチの低電位側端子は、前記低電位側経路に接続されており、
前記接続経路は、前記第4上アームスイッチ及び前記第4下アームスイッチの接続点と前記第4交流端子とを接続し、
前記第3経路のうち前記第3インダクタよりも前記第3交流端子側の部分には、前記補償用スイッチを介して前記補償用蓄電部の第1端が接続されており、
前記補償用蓄電部の第2端には、前記低電位側経路又は前記高電位側経路が接続されており、
前記低電位側経路及び前記高電位側経路のうち前記補償用蓄電部が接続されていない方の経路と、前記補償用蓄電部及び前記補償用スイッチの接続点とが前記バイパススイッチにより接続されており、
前記コンピュータに、
前記第1交流端子及び前記第4交流端子に前記単相交流部が接続されていると判定した場合、前記単相充電スイッチ及び前記補償用スイッチをオンするとともに、前記バイパススイッチをオフする処理と、
前記第1交流端子、前記第2交流端子及び前記第3交流端子に前記3相交流部接続されていると判定した場合、前記単相充電スイッチ及び前記補償用スイッチをオフするとともに、前記バイパススイッチをオンする処理と、
を実行させる、プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電力変換装置及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に記載されているように、3相交流電源及び単相交流電源の双方に対応した電力変換装置が知られている。この電力変換装置は、3相それぞれに対応して設けられた上,下アームスイッチを備えている。各相の上アームスイッチの高電位側端子は、高電位側直流端子に接続され、各相の下アームスイッチの低電位側端子は、低電位側直流端子に接続されている。高電位側経路及び低電位側経路は直流側コンデンサによって接続されている。
【0003】
電力変換装置は、各相に対応して設けられたインダクタと、1相に対応して設けられた補償用コンデンサ及び切替スイッチとを備えている。切替スイッチの操作により、補償用コンデンサは、1相分のインダクタ及び下アームスイッチの直列接続体に並列接続されたり、この直列接続体から切り離されたりする。
【0004】
入力側となる交流端子に単相交流電源が電気的に接続される場合、インダクタ及び下アームスイッチの直列接続体に補償用コンデンサが並列接続されるように切替スイッチが操作される。この操作状態において、補償用コンデンサが接続された相の上,下アームスイッチのスイッチング制御が行われる。その結果、交流端子から入力された交流電力を直流電力に変換して直流端子から出力する場合において、直流端子から出力される直流電力の脈動を低減できる。これにより、直流側コンデンサの静電容量を低減でき、直流側コンデンサの小型化を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許第8503208明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
交流端子に3相交流電源が電気的に接続される場合、インダクタ及び下アームスイッチの直列接続体から補償用コンデンサが切り離されるように切替スイッチが操作される。この場合、直流電力の脈動を低減するために補償用コンデンサを用いることができなくなる。その結果、直流側コンデンサの静電容量を大きくする必要が生じ、電力変換装置の体格が増加し得る。
【0007】
本発明は、電力変換装置の体格増加の抑制を図ることを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、複数相の交流端子と、
高電位側直流端子及び低電位側直流端子と、
を備え、
複数相の交流電流を流す複数相交流部(例えば、3相交流電源又は3相交流負荷)又は単相交流電流を流す単相交流部(例えば、単相交流電源又は単相交流負荷)が前記交流端子に接続可能に構成された電力変換装置において、
各相に対応して設けられた上,下アームスイッチと、
各相の前記上アームスイッチの高電位側端子及び前記高電位側直流端子を接続する高電位側経路と、
各相の前記下アームスイッチの低電位側端子及び前記低電位側直流端子を接続する低電位側経路と、
前記高電位側経路及び前記低電位側経路を接続する直流側蓄電部と、
各相に対応して設けられ、前記上アームスイッチ及び前記下アームスイッチの接続点と前記交流端子とを接続する電気経路と、
各相の前記電気経路に設けられたインダクタと、
前記交流端子に前記単相交流部が接続されている場合において、前記高電位側直流端子及び前記低電位側直流端子から出力される直流電流の脈動を低減する補償用蓄電部と、
前記直流側蓄電部に対する前記補償用蓄電部の並列接続の有無を切り替えるバイパススイッチと、
を備える。
【0009】
本発明は、直流側蓄電部に対する補償用蓄電部の並列接続の有無を切り替えるバイパススイッチを備えている。交流端子に複数相交流部が接続されている場合において、直流側蓄電部に対して補償用蓄電部が並列接続されるようにバイパススイッチが操作される。このため、交流端子に単相交流部が接続されている場合に直流電力の脈動を低減するための補償用蓄電部を平滑コンデンサとして用いることができる。その結果、直流側蓄電部の静電容量の増加を抑制することができ、ひいては電力変換装置の体格増加の抑制を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態に係る車載充電器の全体構成図。
第1,第2DCDCコンバータの一例を示す図。
蓄電池の充放電制御の手順を示すフローチャート。
3相充放電時における車載充電器を示す図。
単相充放電時における車載充電器を示す図。
3相充電制御処理のブロック図。
3相放電制御処理のブロック図。
単相充電制御処理のブロック図。
単相放電制御処理のブロック図。
単相充電制御時における電流,電圧等の推移を示すタイムチャート。
電流アンバランスの改善効果を示すタイムチャート。
各コンデンサの体格低減効果の一例を示す図。
第2実施形態に係る蓄電池の充放電制御の手順を示すフローチャート。
第3実施形態に係る車載充電器の全体構成図。
第4実施形態に係る車載充電器の全体構成図。
蓄電池の充放電制御の手順を示すフローチャート。
第5実施形態に係る車載充電器の全体構成図。
蓄電池の充放電制御の手順を示すフローチャート。
単相充放電時における車載充電器を示す図。
3相充放電時における車載充電器を示す図。
その他の実施形態に係る車載充電器の全体構成図。
その他の実施形態に係る車載充電器の全体構成図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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