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公開番号2024088281
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022203369
出願日2022-12-20
発明の名称制御装置
出願人東芝テック株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所,個人,個人,個人,個人,個人
主分類G06F 9/4401 20180101AFI20240625BHJP(計算;計数)
要約【課題】省電力状態への移行の度にメモリイメージを作成せずとも、ハイバネーションを行えるようにする。
【解決手段】実施形態の制御装置は、揮発性の第1の記憶デバイス、記憶しているデータの書き換えが行われない記憶領域を含む不揮発性の第2の記憶デバイス、制御部、記憶部及び起動部を備える。制御部は、第1の記憶デバイスを書き換えつつ、第1の記憶デバイス及び第2の記憶デバイスに記憶されたデータに基づく制御処理を実行する。記憶部は、第1の記憶デバイスに記憶されたデータには基づくことなしに、記憶領域に記憶されたデータに基く起動処理を終えた時点での第1の記憶デバイスに関するメモリイメージを記憶する。起動部は、制御部の起動時に、記憶部に記憶されたメモリイメージを第1の記憶デバイスに展開した上で、起動処理を終えた時点からの処理を制御部に開始させる。
【選択図】 図2

特許請求の範囲【請求項1】
揮発性の第1の記憶デバイスと、
記憶しているデータの書き換えが行われない記憶領域を含む不揮発性の第2の記憶デバイスと、
前記第1の記憶デバイスを書き換えつつ、前記第1の記憶デバイスに記憶されたデータと前記第2の記憶デバイスに記憶されたデータとに基づく制御処理を実行する制御部と、
前記第1の記憶デバイスに記憶されたデータには基づくことなしに、前記記憶領域に記憶されたデータに基く起動処理を終えた時点での前記第1の記憶デバイスに関するメモリイメージを記憶する記憶部と、
前記制御部の起動時に、前記記憶部に記憶されたメモリイメージを前記第1の記憶デバイスに展開した上で、前記起動処理を終えた時点からの処理を前記制御部に開始させる起動部と、
を具備した制御装置。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記起動部により前記第1の記憶デバイスに展開されたメモリイメージを、削除が禁止されているならば前記記憶部に記憶させたままとし、削除が禁止されていないならば前記記憶部から削除する削除部、
をさらに備える請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記第2の記憶デバイスは、前記記憶領域を含めて書き換え可能であり、
前記記憶領域に記憶されているデータの書き換えを抑止する抑止部、
をさらに備える請求項1に記載の制御装置。
【請求項4】
前記抑止部は、前記メモリイメージの削除が禁止されている場合に、書き換えを抑止する、
請求項3に記載の制御装置。
【請求項5】
前記制御部が実行する制御処理は、前記記憶領域に記憶されているデータの書き換えを行わない処理である、
請求項1に記載の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、制御装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
コンピュータ制御を伴う機器の電力消費を抑えるためのハイバネーション手法は知られている。
しかしながら、省電力状態への移行前の機器の動作状態への復帰を前提として、その動作状態を記録するべく、省電力状態への移行毎にメモリイメージを作成している。
【0003】
このため、例えば停電により機器への電力供給が断たれた場合などにおいてメモリイメージを正常に作成できていない状況にあっては、ハイバネーションを行うことはできなかった。
このような事情から、省電力状態への移行の度にメモリイメージを作成せずとも、ハイバネーションを行えることが望まれていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-232366号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、省電力状態への移行の度にメモリイメージを作成せずとも、ハイバネーションを行える制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の制御装置は、揮発性の第1の記憶デバイス、記憶しているデータの書き換えが行われない記憶領域を含む不揮発性の第2の記憶デバイス、制御部、記憶部及び起動部を備える。制御部は、第1の記憶デバイスを書き換えつつ、第1の記憶デバイスに記憶されたデータと第2の記憶デバイスに記憶されたデータとに基づく制御処理を実行する。記憶部は、第1の記憶デバイスに記憶されたデータには基づくことなしに、記憶領域に記憶されたデータに基く起動処理を終えた時点での第1の記憶デバイスに関するメモリイメージを記憶する。起動部は、制御部の起動時に、記憶部に記憶されたメモリイメージを第1の記憶デバイスに展開した上で、起動処理を終えた時点からの処理を制御部に開始させる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態に係るラベルプリンタの概略構成と、制御装置の要部回路構成とを示すブロック図。
ブートローダのフローチャート。
書き換え処理のフローチャート。
準備処理のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施の形態の一例について図面を用いて説明する。なお、本実施の形態では、機器の一例としてのラベルプリンタを例に説明する。
図1は本実施形態に係るラベルプリンタ100の概略構成と、制御装置1の要部回路構成とを示すブロック図である。
ラベルプリンタ100は、制御装置1、プリントエンジン2、操作パネル3、通信ユニット4及び電源ユニット5を含む。ラベルプリンタ100は、RFID(radio frequency identification)ユニットなどの別のデバイスを含んでもよい。
【0009】
制御装置1は、プリントエンジン2、操作パネル3及び通信ユニット4などの、ラベルプリンタ100に備えられた各種のデバイスを制御する。
プリントエンジン2は、ラベル用紙に任意の画像をプリントする。プリントエンジン2としては、例えば感熱方式、熱転写方式、あるいはインクジェット方式などの周知の種々の画像形成デバイスを、単独又は組み合わせて用いることができる。
【0010】
操作パネル3は、入力ユニット、表示ユニット及びサウンドユニットを含む。入力ユニットは、操作者による指示を入力する。入力ユニットとしては、例えばタッチパネル、キースイッチ、USB(universal serial bus)メディア、マウス、ネットワークコントローラ、GPIO(general purpose input/output)、SPI(serial peripheral interface)などの周知の種々の入力デバイスを、単独又は組み合わせて用いることができる。表示ユニットは、操作者に対して各種の情報を通知するための表示動作を実行する。表示ユニットとしては、例えば液晶表示器及びLED(light emitting diode)ランプなどの周知の種々の表示デバイスを、単独又は組み合わせて用いることができる。サウンドユニットは、各種の案内や警報のための音を出力する。サウンドユニットとしては、例えば音声合成デバイス及びブザーなどの周知の種々のサウンドデバイスを、単独又は組み合わせて用いることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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