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公開番号2024087218
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022201883
出願日2022-12-19
発明の名称洗浄液の脱気機構を備えた超音波洗浄装置
出願人ジャパン・フィールド株式会社
代理人翠弁理士法人
主分類B08B 3/12 20060101AFI20240624BHJP(清掃)
要約【課題】
洗浄液中の大きな気泡を液洗浄前に脱気することにより、超音波振動によってキャビテーションを発生させ、超音波洗浄による液洗浄効果を向上させることが可能な洗浄装置を得る。
【解決手段】
超音波振動子2を備えた既設の洗浄槽1と、当該洗浄槽1内の洗浄液4を収納可能とするとともに減圧装置17を接続した脱気機構5とを備え、上記洗浄槽1と脱気機構5とは、当該脱気機構5の開口部7に当該開口部7を閉止可能とする密閉手段14を配置することにより、上記脱気機構5内に上記洗浄液4を収納した状態で上記脱気機構5と洗浄槽1とを非連通可能とし、この非連通状態で上記減圧装置17を作動させることにより、上記脱気機構5内を減圧して当該脱気機構5内の上記洗浄液4中の気体を脱気可能とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
超音波振動子を備えた既設の洗浄槽と、当該洗浄槽内の洗浄液を収納可能とするとともに減圧装置を接続した脱気機構とを備え、上記洗浄槽と脱気機構とは、当該脱気機構の開口部に当該開口部を閉止可能とする密閉手段を配置することにより、上記脱気機構内に上記洗浄液を収納した状態で上記脱気機構と洗浄槽とを非連通可能とし、この非連通状態で上記減圧装置を作動させることにより、上記脱気機構内を減圧して当該脱気機構内の上記洗浄液中の気体を脱気可能としたことを特徴とする洗浄液の脱気機構を備えた超音波洗浄装置。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
上記脱気機構は有底の内槽であって、当該内槽の開口部側を上記洗浄槽の底部側に位置した状態で当該内槽を上記洗浄槽内に配置したことを特徴とする請求項1の洗浄液の脱気機構を備えた超音波洗浄装置。
【請求項3】
上記脱気機構は有底の内槽であって、当該内槽の底部に底部開口部を備えるとともに上端に開口部を備え、当該開口部には、当該開口部を密閉可能とする密閉蓋を備え、当該内槽を、上記底部開口部側が上記洗浄槽の底部側に位置した状態で当該洗浄槽内に配置したことを特徴とする請求項1の洗浄液の脱気機構を備えた超音波洗浄装置。
【請求項4】
上記脱気機構は、一端を開口部とした流通管と、当該流通管の他端から連続する液貯留槽とを備え、上記流通管の一端側を上記洗浄槽内に配置するとともに上記液貯留槽を上記洗浄槽よりも上方に配置したことを特徴とする請求項1の洗浄液の脱気機構を備えた超音波洗浄装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、洗浄溶剤にて機械部品、電子部品、医療機器等の被洗浄物の洗浄液中の気体を脱気可能とする脱気機構を備えた超音波洗浄装置に係るものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-71236号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来より、特許文献1に示す如く超音波振動子を備えた洗浄槽にて被洗浄物の液洗浄を行う超音波洗浄が一般的に知られている。このように超音波振動子を用いて液洗浄を行うことにより、当該超音波振動子の超音波振動により発生するキャビテーションによって、洗浄液中の被洗浄物に付着した汚れを効果的に除去することができる。
【0005】
しかしながら、洗浄槽内の洗浄液に大きな気泡が混入している場合には、超音波振動によって発生するキャビテーションが当該気泡に吸収されてしまうものとなり、超音波振動による洗浄効果が低下するという問題が以前より生じていた。
【0006】
そこで本願では上述の如き課題を解決しようとするものであって、洗浄液中の大きな気泡を液洗浄前に脱気することにより、超音波振動によってキャビテーションを発生させ、超音波洗浄による液洗浄効果を向上させることが可能な洗浄装置を得ることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願発明は上述の如き課題を解決するため、超音波振動子を備えた既設の洗浄槽と、当該洗浄槽内の洗浄液を収納可能とするとともに減圧装置を接続した脱気機構とを備え、上記洗浄槽と脱気機構とは、当該脱気機構の開口部に当該開口部を閉止可能とする密閉手段を配置することにより、上記脱気機構内に上記洗浄液を収納した状態で上記脱気機構と洗浄槽とを非連通可能とし、この非連通状態で上記減圧装置を作動させることにより、上記脱気機構内を減圧して当該脱気機構内の上記洗浄液中の気体を脱気可能としたことを特徴とする洗浄液の脱気機構を備えたものである。
【0008】
また、上記脱気機構は有底の内槽であって、当該内槽の開口部側を上記洗浄槽の底部側に位置した状態で当該内槽を上記洗浄槽内に配置したものであっても良い。
【0009】
また、上記脱気機構は有底の内槽であって、当該内槽の底部に底部開口部を備えるとともに上端に開口部を備え、当該開口部には、当該開口部を密閉可能とする密閉蓋を備え、当該内槽を、上記底部開口部側が上記洗浄槽の底部側に位置した状態で当該洗浄槽内に配置したものであっても良い。
【0010】
また、上記脱気機構は、一端を開口部とした流通管と、当該流通管の他端から連続する液貯留槽とを備え、上記流通管の一端側を上記洗浄槽内に配置するとともに上記液貯留槽を上記洗浄槽よりも上方に配置したものであっても良い。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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