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公開番号2024036158
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-15
出願番号2022140914
出願日2022-09-05
発明の名称敷板洗浄装置及び敷板洗浄方法
出願人株式会社鶴見製作所
代理人個人,個人,個人
主分類B08B 3/02 20060101AFI20240308BHJP(清掃)
要約【課題】搬送経路に対して敷板が傾いて設置された場合や搬送中に傾いた場合であっても、当該敷板を適切に洗浄することができる敷板洗浄装置及び敷板洗浄方法を提供することである。
【解決手段】敷板洗浄装置300は、一方側から敷板Pを搬入可能な搬入部A1を有し、一方側と他方側との間において当該敷板Pが載置可能な載置台110と、第1方向又は第2方向に敷板Pを移動させる移動手段120と、敷板Pが洗浄領域A2を移動している間、当該敷板Pを洗浄水を用いて洗浄する洗浄手段130と、他方側の端部に第1方向に対して略垂直方向に配置されるガイド部140と、敷板Pの少なくとも一部がガイド部140に到達した場合、当該到達してから所定時間経過後、第2方向に折り返し移動させるように移動手段120の動作を制御する制御手段と、を備える。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
敷板を移動させながら洗浄する敷板洗浄装置であって、
一方側から前記敷板を搬入可能な搬入部を有し、前記一方側と当該一方側に対向する他方側との間において当該敷板が載置可能な載置台と、
前記一方側と前記他方側との間に搬送機構が配置され、当該搬送機構が前記一方側から前記他方側に向かう第1方向又は前記他方側から前記一方側に向かう第2方向に搬送動作されることにより、前記載置台に載置された敷板を移動させる移動手段と、
前記移動手段によって前記敷板が前記搬入部よりも前記他方側に配置される洗浄領域を移動している間、当該敷板を洗浄水を用いて洗浄する洗浄手段と、
前記載置台の前記一方側及び前記他方側の端部の少なくとも一方に、前記第1方向及び前記第2方向に対して略垂直方向に配置されるガイド部と、
前記載置台に載置された敷板を前記第1方向又は前記第2方向に移動させて、当該敷板の少なくとも一部が前記ガイド部に到達した場合、当該到達してから所定時間経過後、反対方向に折り返し移動させるように前記移動手段の動作を制御する制御手段と、を備える、
敷板洗浄装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記ガイド部は、前記移動手段によって移動される前記敷板の少なくとも2箇所以上が当接するように構成されている、
請求項1に記載の敷板洗浄装置。
【請求項3】
前記移動手段によって移動される前記敷板が、前記一方側と前記他方側との間である所定の通過位置を通過することを検知する通過検知手段を、さらに備え、
前記制御手段は、前記敷板が前記所定の通過位置を通過したことを、前記通過検知手段によって検知されてから第1時間、当該敷板の同方向への移動を継続し、その後、反対方向に折り返し移動させるように、前記移動手段の動作を制御する、
請求項1に記載の敷板洗浄装置。
【請求項4】
前記第1時間は、前記敷板が前記所定の通過位置を通過してから、当該敷板の少なくとも2箇所以上が前記ガイド部に当接するために要する時間である、
請求項3に記載の敷板洗浄装置。
【請求項5】
前記敷板と前記ガイド部との接触を検知する接触検知手段を、さらに備え、
前記制御手段は、前記敷板と前記ガイド部との接触を、前記接触検知手段によって検知されてから第2時間、当該敷板の同方向への移動を継続し、その後、反対方向に折り返し移動させるように、前記移動手段の動作を制御する、
請求項1に記載の敷板洗浄装置。
【請求項6】
前記敷板と前記ガイド部との接触を検知する接触検知手段を、さらに備え、
前記制御手段は、前記敷板と前記ガイド部との少なくとも2回以上の接触を、前記接触検知手段によって検知されるまで、当該敷板の同方向への移動を継続し、その後、反対方向に折り返し移動させるように、前記移動手段の動作を制御する、
請求項1に記載の敷板洗浄装置。
【請求項7】
前記敷板と前記ガイド部との接触は、検知用部品を介する間接的な接触を含む、
請求項5又は6に記載の敷板洗浄装置。
【請求項8】
前記洗浄領域よりも前記一方側において、前記載置台の上方に前記第1方向及び前記第2方向に対して略垂直方向に配置される載置ガイド部を、さらに備える、
請求項1に記載の敷板洗浄装置。
【請求項9】
敷板を移動させながら洗浄する敷板洗浄装置が実行する敷板洗浄方法であって、
一方側に前記敷板を搬入可能な搬入部と、当該一方側に対向する他方側の端部に配置されるガイド部とを有する載置台に当該敷板が載置され、
前記載置台に載置された敷板を前記一方側から前記他方側に向かう第1方向に移動させる第1移動ステップと、
前記第1移動ステップにおいて、前記敷板が前記搬入部よりも前記他方側に配置される洗浄領域を移動している間、当該敷板を洗浄水を用いて洗浄する第1洗浄ステップと、
前記敷板が前記ガイド部に到達したか否かを判定する到達判定ステップと、
前記敷板が前記ガイド部に到達したと判定された後、当該敷板を前記他方側から前記一方側に向かう第2方向に移動させる第2移動ステップと、
前記第2移動ステップにおいて、前記敷板が前記洗浄領域を移動している間、当該敷板を洗浄水を用いて洗浄する第2洗浄ステップと、を含む、
敷板洗浄方法。
【請求項10】
敷板を移動させながら洗浄する敷板洗浄装置が実行する敷板洗浄方法であって、
一方側に前記敷板を搬入可能な搬入部と、当該一方側の端部に配置されるガイド部とを有する載置台に当該敷板が載置され、
前記載置台に載置された敷板を前記一方側に対向する他方側から当該一方側に向かう第2方向に移動させる事前移動ステップと、
前記敷板が前記ガイド部に到達したか否かを判定する到達判定ステップと、
前記敷板が前記ガイド部に到達したと判定された後、当該敷板を前記一方側から前記他方側に向かう第1方向に移動させる第1移動ステップと、
前記第1移動ステップにおいて、前記敷板が前記搬入部よりも前記他方側に配置される洗浄領域を移動している間、当該敷板を洗浄水を用いて洗浄する第1洗浄ステップと、
前記敷板が前記他方側の端部に到達した後、前記第2方向に移動させる第2移動ステップと、
前記第2移動ステップにおいて、前記敷板が前記洗浄領域を移動している間、当該敷板を洗浄水を用いて洗浄する第2洗浄ステップと、を含む、
敷板洗浄方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、敷板洗浄装置及び敷板洗浄方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に、工事現場や作業現場などで用いられる敷板がある。敷板は、例えば、鉄製の敷鉄板であり、資材搬入路の確保、作業床や地盤の保護、及び軟弱地盤における足場の確保などの目的で敷設(仮設)される。
【0003】
そして、このような敷板を洗浄する洗浄装置が知られている。例えば、特許文献1では、工事現場で多用される仮設通路用の敷き鉄板を再使用に備えて安全かつ経済的に汚れを除去する敷き鉄板洗浄装置が開示されている。具体的には、特許文献1に開示されている敷き鉄板洗浄装置は、搬送ローラ装置によって敷き鉄板を搬送させながら、洗浄機によって洗浄液水を噴射させて鉄板表面の汚れを除去している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-80783号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の敷き鉄板洗浄装置では、洗浄対象の敷き鉄板は、搬送方向に対して真っ直ぐに設置されなければならない。仮に、傾いて設置された場合には、敷き鉄板が、搬送経路からはみ出したり、フレームに引っ掛かったりし、また、敷き鉄板の端に洗浄水が適切に届かない可能性もある。その結果、敷き鉄板を適切に洗浄できないという問題が発生する。
【0006】
そこで、本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、本発明の目的の1つは、搬送経路に対して敷板が傾いて設置された場合や搬送中に傾いた場合であっても、当該敷板を適切に洗浄することができる敷板洗浄装置及び敷板洗浄方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る敷板洗浄装置は、敷板を移動させながら洗浄する敷板洗浄装置であって、一方側から敷板を搬入可能な搬入部を有し、一方側と当該一方側に対向する他方側との間において当該敷板が載置可能な載置台と、一方側と他方側との間に搬送機構が配置され、当該搬送機構が一方側から他方側に向かう第1方向又は他方側から一方側に向かう第2方向に搬送動作されることにより、載置台に載置された敷板を移動させる移動手段と、移動手段によって敷板が搬入部よりも他方側に配置される洗浄領域を移動している間、当該敷板を洗浄水を用いて洗浄する洗浄手段と、載置台の一方側及び他方側の端部の少なくとも一方に、第1方向及び第2方向に対して略垂直方向に配置されるガイド部と、載置台に載置された敷板を第1方向又は第2方向に移動させて、当該敷板の少なくとも一部がガイド部に到達した場合、当該到達してから所定時間経過後、反対方向に折り返し移動させるように移動手段の動作を制御する制御手段と、を備える。
【0008】
上記態様において、ガイド部は、移動手段によって移動される敷板の少なくとも2箇所以上が当接するように構成されていてもよい。
【0009】
上記態様において、移動手段によって移動される敷板が、一方側と他方側との間である所定の通過位置を通過することを検知する通過検知手段を、さらに備え、制御手段は、敷板が所定の通過位置を通過したことを、通過検知手段によって検知されてから第1時間、当該敷板の同方向への移動を継続し、その後、反対方向に折り返し移動させるように、移動手段の動作を制御してもよい。
【0010】
上記態様において、第1時間は、敷板が所定の通過位置を通過してから、当該敷板の少なくとも2箇所以上がガイド部に当接するために要する時間であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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