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公開番号2024021391
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-16
出願番号2022124185
出願日2022-08-03
発明の名称食品運搬容器へのシート掛け治具
出願人株式会社日本設計工業
代理人弁理士法人MTS国際特許事務所
主分類B08B 17/04 20060101AFI20240208BHJP(清掃)
要約【課題】番重などの食品運搬容器内に、簡単に、且つ、確実に柔軟性樹脂シートを押し込んで底面、内周面及び開口縁部を被うことができるシート掛け治具を提供する。
【解決手段】食品運搬容器1へのシート掛け治具10は、上方に開口した箱状の食品運搬容器1の開口縁部4及び内側空間3における底面3A及び内周面3Bを被うように柔軟性樹脂シート5を、相対的に上方から内側空間3に押し込むための箱形状の挿入部20と、ヒンジ部30と、把持部40とを有してなり、挿入部20は、上向に開口した箱状で同一形状の一対の分割挿入部21A、21Bからなり、ヒンジ部30は、分割挿入部21A、21Bを並べた状態で隣接する一対の側壁である対向側壁22A、22Bの上端縁である対向側壁上端縁を一定範囲で相対的に揺動自在に連結するように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上方に開口した箱状の食品運搬容器の開口縁部及び内側空間における底面及び内周面を被うように柔軟性樹脂シートを、相対的に上方から前記内側空間に押し込むための箱形状の挿入部と、ヒンジ部と、把持部とを有してなり、
前記挿入部は、上向に開口した箱状で同一形状の一対の分割挿入部からなり、
前記ヒンジ部は、前記分割挿入部を並べた状態で隣接する一対の対向側壁の開口縁部である対向側壁上端縁を一定範囲で相対的に揺動自在に連結するように構成され、
前記把持部は前記ヒンジ部を介して前記挿入部を前記食品運搬容器に対して相対的に持ち上げ押下げ可能とされ、
前記分割挿入部は、水平面上におかれたとき隣接する前記対向側壁が、相互に隙間をもって平行状態となり、相対的に上方に持ち上げられたとき前記対向側壁における対向側壁下端縁が接触して、該対向側壁の外面が前記対向側壁下端縁で交わるV字形状となるように、前記対向側壁の上端が前記ヒンジ部により連結されていることを特徴とする食品運搬容器へのシート掛け治具。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記分割挿入部は、前記柔軟性樹脂シートを介して前記内側空間に挿入されるときに、前記柔軟性樹脂シートとの間の空気を逃す脱気手段を備え、前記脱気手段は、挿入部底面、側壁をかご状としたときのかご目部の孔、又は、前記挿入部底面、側壁の外側面に設けられた外側溝部であることを特徴とする食品運搬容器へのシート掛け治具。
【請求項3】
請求項2において、
前記分割挿入部の前記側壁のうち、前記対向側壁は一枚板状に構成されていて、前記対向側壁以外の側壁及び前記挿入部底面に、前記脱気手段が設けられていることを特徴とする食品運搬容器へのシート掛け治具。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかにおいて、
前記分割挿入部における前記対向側壁の反対側に離間している外側側壁の下側角部が円弧状とされ、且つ、少なくともその表面が前記柔軟性樹脂シートに対して滑動可能な材料から構成されていることを特徴とする食品運搬容器へのシート掛け治具。
【請求項5】
請求項1乃至3のいずれかにおいて、
前記ヒンジ部は、前記分割挿入部を水平面上に置いたとき、この水平面と直交し、且つ、前記対向側壁上端縁に沿って下平面内に設けられた板状の固定バーと、この固定バー下端縁の厚さ方向両側面と前記対向側壁上端縁との間にそれぞれ配置された一対のヒンジとを含んで構成され、
前記一対のヒンジにおける一対のヒンジピンは、前記固定バーの下端における固定バー厚さ方向両側角部に配置され、前記一対のヒンジにおけるヒンジ羽根の長さ、及び、前記一対のヒンジピン間の距離により前記対向側壁間の隙間を形成していることを特徴とする食品運搬容器へのシート掛け治具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば番重と称されるような食品運搬容器へのシート掛け治具に関する。
続きを表示(約 900 文字)【背景技術】
【0002】
番重は、蓋の無い箱で、両端に運搬者が手を掛けられるように穴が空けられていることもあり、大きさは様々であるが、人一人が両手で持てることが基本とされている。
【0003】
特徴としては、薄型であること、厚板が用いられている事が挙げられるが、これは運搬容器としてまた積み重ねに耐えるために丈夫さが求められたためと考えられている。
【0004】
主に、製菓、製パンや製麺や餅などの製品の湿度管理が重要な製造業で用いられている。
【0005】
実際に用いられる時は、多くは、シートで番重の内側(底面、内周面)から開口縁にかけて覆い、その上に、麺や餅、パン、菓子等を載せて運搬するようにされている。
【0006】
このシートを掛ける過程は、特に自動化されてはいない。又、シートとしては、市販の袋をそのまま用いている。即ち、シートとして用いられる場合は、二枚構造となっている。
【0007】
「番重」については特許文献1、「シート」については特許文献2がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2021-187620号公報
特開2007-131285号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところが、近年、コンビニエンスストア向けなどの菓子やパンなどは、食品工場で大量に生産され、これを運搬するために番重が用いられているが、シートを番重の内側に敷く作業は時間が掛かって、食品の生産に追いつけないこともあるという問題点があった。
【0010】
この発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、袋状ではない一枚のシートを、容易に、且つ確実に、番重のような食品運搬容器の内側に敷いて、且つ、開口縁部に掛けることが出来るようにしたシート掛け治具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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