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公開番号2024054456
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-17
出願番号2022160663
出願日2022-10-05
発明の名称クリーニング装置
出願人バンドー化学株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B08B 1/20 20240101AFI20240410BHJP(清掃)
要約【課題】本発明は、対象物の搬送方向に突出するように生じたバリを効果的に除去できるクリーニング装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のクリーニング装置は、搬送されるシート状の対象物の少なくとも一方の面をクリーニングするクリーニング装置であって、上記対象物が、搬送方向に平行な一対の側縁を有し、そのうちの少なくとも一方の側縁から幅方向外側に向かって突出するタブを備えており、上記対象物のタブに、上記一方の面側から接触するバリ取りブラシを備え、上記バリ取りブラシが、上記対象物の幅方向に超音波振動する。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
搬送されるシート状の対象物の少なくとも一方の面をクリーニングするクリーニング装置であって、
上記対象物が、搬送方向に平行な一対の側縁を有し、そのうちの少なくとも一方の側縁から幅方向外側に向かって突出するタブを備えており、
上記対象物のタブに、上記一方の面側から接触するバリ取りブラシを備え、
上記バリ取りブラシが、上記対象物の幅方向に超音波振動するクリーニング装置。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
上記タブの他方の面側から、上記バリ取りブラシと対向して接触する対向バリ取りブラシを備える請求項1に記載のクリーニング装置。
【請求項3】
上記対象物が、上記タブを両方の上記側縁に備えており、
上記バリ取りブラシが一対設けられており、
それぞれの上記側縁に対して上記バリ取りブラシが配設されている請求項1又は請求項2に記載のクリーニング装置。
【請求項4】
上記タブが方形状であり、
上記タブの前縁が上記バリ取りブラシを通過する際に、上記バリ取りブラシが上記タブの前縁の全部に接触する請求項1又は請求項2に記載のクリーニング装置。
【請求項5】
上記一方の面に接触して回転駆動される一対のクリーニングブラシと、
上記対象物の他方の面に上記一対のクリーニングブラシと対向して接触する一対のローラと
を備え、
上記一対のクリーニングブラシが、円柱状の芯金と、複数の毛により形成され、上記芯金の周面へ設けられるブラシ部とを有し、かつ上記ブラシ部が上記一方の面の少なくとも両側縁部に接触し、
上記一対のクリーニングブラシのうち、一方のクリーニングブラシの上記一方の面との接点部分での回転方向が上記対象物の搬送方向に対して順方向であり、他方のクリーニングブラシの上記一方の面との接点部分での回転方向が上記対象物の搬送方向に対して逆方向である請求項1又は請求項2に記載のクリーニング装置。
【請求項6】
上記バリ取りブラシが、上記一対のクリーニングブラシより上記搬送方向の上流側に配置されている請求項5に記載のクリーニング装置。
【請求項7】
表面を帯電させた状態で上記一方の面に接触するクリーニングローラを備え、
上記クリーニングローラの上記一方の面との接点部分での回転方向が上記対象物の搬送方向に対して順方向であり、
上記一方のクリーニングブラシ、上記他方のクリーニングブラシ、及び上記クリーニングローラが上記搬送方向の上流側からこの順に配置され、
上記他方のクリーニングブラシが上記一方の面の幅方向に亘って接触する請求項5に記載のクリーニング装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、クリーニング装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、フラットパネルディスプレイ(FPD)のガラス基板、電子部品を搭載するプリント基板、樹脂薄板、フィルム材料、金属薄板等の対象物表面に付着する塵埃などの異物を取り除くためのクリーニング装置が開発されている。
【0003】
このうち、樹脂薄板、フィルム材料等の対象物にあっては、それ自体の製造過程で表面の両側縁部にバリが生じる場合がある。このバリは、その一部が対象物につながっている。上記バリを効果的に除去できるクリーニング装置として、搬送されるシート状の対象物の一方の面に接触して回転駆動される一対のクリーニングブラシを備え、一方のクリーニングブラシの上記一方の面との接点部分での回転方向が上記対象物の搬送方向に対して順方向であり、他方のクリーニングブラシの上記一方の面との接点部分での回転方向が上記対象物の搬送方向に対して逆方向であるクリーニング装置が提案されている(国際公開第2021/112148号公報参照)。
【0004】
この従来のクリーニング装置では、順方向に回転駆動されるクリーニングブラシによって搬送方向の上流側が対象物から浮いて離れているバリを除去し、逆方向に回転駆動されるクリーニングブラシによって搬送方向の下流側が対象物から浮いて離れているバリを除去することができる。従って、当該クリーニング装置は、いずれの方向が浮いて離れているバリも除去できるので、対象物の表面に生じたバリを効果的に除去することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2021/112148号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記従来のクリーニング装置は、対象物のクリーニングする面から上方に浮いているバリに対して有効に機能する。また、対象物の搬送方向に平行な一対の側縁から外側へ突出するようなバリに対しても除去可能であることが知られている。
【0007】
ところで、上記対象物には側縁から幅方向外側に向かって突出するタブを有するものがある。このような対象物では、上記タブから搬送方向と平行に突出するバリが存在し得る。上記従来のクリーニング装置は、この搬送方向と平行に突出するバリに対しては必ずしも十分に除去できるとは限らない。
【0008】
本発明はこのような不都合に鑑みてなされたものであり、対象物の搬送方向に突出するように生じたバリを効果的に除去できるクリーニング装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施形態に係るクリーニング装置は、搬送されるシート状の対象物の少なくとも一方の面をクリーニングするクリーニング装置であって、上記対象物が、搬送方向に平行な一対の側縁を有し、そのうちの少なくとも一方の側縁から幅方向外側に向かって突出するタブを備えており、上記対象物のタブに、上記一方の面側から接触するバリ取りブラシを備え、上記バリ取りブラシが、上記対象物の幅方向に超音波振動する。
【発明の効果】
【0010】
本発明のクリーニング装置は、対象物の搬送方向に突出するように生じたバリを効果的に除去できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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