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公開番号2024083653
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-24
出願番号2022197571
出願日2022-12-12
発明の名称吸引装置および表面クリーナー
出願人個人
代理人個人,個人
主分類B08B 5/00 20060101AFI20240617BHJP(清掃)
要約【課題】
汚水等の目的物をより効率よく吸引排出することができる吸引装置、および、その吸引装置を備えた表面クリーナーを提供する。
【解決手段】
吸引装置1は、高圧流体を噴射する噴射ノズル10と、T字管で、直部の一方端部に噴射ノズル10を配置する混合室20と、混合室20の分岐部24に接続し、噴射ノズル10から噴射される高圧流体によって発生する負圧により吸引される吸引流体が通過する吸引路32を備えた吸引管30と、混合室20の直部22の他方端部と接続し、噴射ノズル10から噴射された高圧流体と吸引管30から流入する吸引流体との混合流体が流入する流入管40と、流入管40と接続し、流入管40からの混合流体を排出する排出管50と、を備え、流入管40の内径は上流から下流に向かって拡径し、排出管50の内径は上流から下流に向かって縮径している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
高圧流体を噴射する噴射ノズルと、
T字管で、直部の一方端部に前記噴射ノズルを配置する混合室と、
前記混合室の分岐部に接続し、前記噴射ノズルから噴射される前記高圧流体によって発生する負圧により吸引される吸引流体が通過する吸引路を備えた吸引管と、
前記混合室の前記直部の他方端部と接続し、前記噴射ノズルから噴射された前記高圧流体と前記吸引管から流入する吸引流体との混合流体が流入する流入管と、
前記流入管と接続し、前記流入管からの前記混合流体を排出する排出管と、を備え、
前記流入管の内径は、上流から下流に向かって拡径し、
前記排出管の内径は、上流から下流に向かって縮径していることを特徴とする吸引装置。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記流入管の内径は、上流から下流に向かってテーパ状に拡径し、前記排出管の内径は、上流から下流に向かってテーパ状に縮径していることを特徴とする請求項1に記載の吸引装置。
【請求項3】
前記吸引管の前記吸引路は、上流から下流に向かってテーパ状に縮径していることを特徴とする請求項1または2に記載の吸引装置。
【請求項4】
前記吸引路のテーパの角度は2段階に縮径していることを特徴とする請求項3に記載の吸引装置。
【請求項5】
室内外の洗浄面を洗浄し、洗浄により排出された汚水を吸引する表面クリーナーであって、
前記洗浄面に高圧流体を噴射するハウジング噴射ノズルを備えた、下面が開放されているハウジングと、一方端部で前記ハウジングと接合し、他方端部に操作ハンドルを備えた柄部と、からなるクリーナー本体と、
前記ハウジング上に配置され、洗浄により排出された汚水を吸引する請求項1または2に記載の吸引装置と、
前記高圧流体を、前記ハウジング噴射ノズルと前記吸引装置の噴射ノズルとに供給する供給ラインと、
前記吸引装置を用いて吸引した前記汚水を排出する排出ラインとを備えていることを特徴とする表面クリーナー。
【請求項6】
前記柄部は、中空構造の前記供給ラインであり、途中で分岐して、前記高圧流体を前記ハウジング噴射ノズルと前記吸引装置の前記噴射ノズルとに供給することを特徴とする請求項5に記載の表面クリーナー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、高圧流体によって発生する負圧により目的物を吸引する吸引装置、および、前記吸引装置を備えた、室内外の洗浄面を洗浄し、洗浄により排出された汚水を吸引する表面クリーナーに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、水やその他の液体を超高圧で噴き付ける各種の超高圧水装置がある。そして、超高圧水装置の一態様として、洗浄面に高圧流体を噴射する表面クリーナーは、路面や建築構造物の屋内外の床面、壁面の洗浄、コンクリート、人工石等の目荒し等に適用される。
【0003】
このような表面クリーナーは、高圧流体を洗浄面に噴射して洗浄を行うが、噴射された高圧流体は洗浄によって土砂、苔、埃、ゴミ等の汚れを含み汚水となる。この汚水はそのまま放置すると乾燥して再び汚れるため、回収されることが好ましい。特許文献1の舗装の目詰まり物の除去装置は、噴射ノズルと吸引ダクトとを備え、水タンクの水が高圧水ポンプにより高圧水ホースを介して通水管に送水され噴射ノズルから高圧水が噴射され、舗装表面に浮き上がった目詰まり物と水との混合水を、真空ポンプを駆動させて吸引ダクトの吸引口から吸引している。
【0004】
また、特許文献2の洗浄クリーナーは、洗浄口が開口しているケースからなる洗浄ヘッドを有し、ケース内に高圧水を導入するとともに、サンクション部のポンプによってクリーナー本体内に負圧領域を形成し、吸引パイプを介して、このケース内から洗浄水を吸引して回収している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平9-59952号公報
特開2000-262436号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1,2では、汚水を吸引するために強力な吸引力を備えたポンプ等の装置を用意しなければならないが、別の吸引方法として、ポンプ等を用いず、高圧水により負圧を発生させて汚水を回収するセルフバキューム(自己吸引)方式がある。この方法は、ポンプ等の装置を準備する必要はないが、吸引力がポンプ等に比べて弱いという問題がある。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、汚水等の目的物をより効率よく吸引排出することができる吸引装置、および、その吸引装置を備えた表面クリーナーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載の吸引装置は、高圧流体を噴射する噴射ノズルと、T字管で、直部の一方端部に噴射ノズルを配置する混合室と、混合室の分岐部に接続し、噴射ノズルから噴射される高圧流体によって発生する負圧により吸引される吸引流体が通過する吸引路を備えた吸引管と、混合室の直部の他方端部と接続し、噴射ノズルから噴射された高圧流体と吸引管から流入する吸引流体との混合流体が流入する流入管と、流入管と接続し、流入管からの混合流体を排出する排出管と、を備え、流入管の内径は、上流から下流に向かって拡径し、排出管の内径は、上流から下流に向かって縮径していることを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の吸引装置は、流入管の内径が、上流から下流に向かってテーパ状に拡径し、排出管の内径が、上流から下流に向かってテーパ状に縮径していることを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の吸引装置は、吸引管の吸引路が、上流から下流に向かってテーパ状に縮径していることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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