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公開番号2024068953
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-21
出願番号2022179657
出願日2022-11-09
発明の名称接続変換装置、接続変換装置を備えたイーサネットインターフェイス装置及びイーサネット機器、接続変換方法、プログラム並びに記録媒体
出願人FXC株式会社
代理人個人
主分類G06F 3/00 20060101AFI20240514BHJP(計算;計数)
要約【課題】利用対象として意図する出力側と入力側のイーサネット機器のRJ-45ポートの内部接続にかかる端子対を同一のものに設定することで、これら機器間でのみ通信を行うことができるようにし、誤接続や不正接続があっても通信が行われないようにする。
【解決手段】LANポートの端子Aの入力信号を取得する手段と、取得した入力信号を物理層処理ユニットの端子であって通常のイーサネットインターフェイスによる接続では本来前記端子Aからの信号を処理しない端子Bに向けて出力する手段と、物理層処理ユニットの端子であって端子Bからの信号を取得する手段と、取得した出力信号をLANポートの端子であって通常のイーサネットインターフェイスによる接続では本来前記端子Bからの信号を処理しないLANポートの端子Aに向けて出力する手段と、上記出力手段の信号出力先を端子対の単位で変更する手段を有する接続変換装置を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
LANポートの端子Aの入力信号を取得する入力信号取得部と、
取得した入力信号を物理層処理ユニットの端子であって、通常のイーサネットインターフェイスによる接続では本来前記端子Aからの信号を処理しない端子Bに向けて出力する入力信号変換出力部と、
物理層処理ユニットの端子であって端子Bからの信号を取得する出力信号取得部と、
取得した出力信号をLANポートの端子であって、通常のイ―サネットインターフェイスによる接続では本来前記端子Bからの信号を処理しないLANポートの端子Aに向けて出力する出力信号変換出力部と、
入力信号変換出力部と出力信号変換出力部の信号出力先を端子対の単位で変更する出力先端子変更部と、
を有する接続変換装置。
続きを表示(約 2,600 文字)【請求項2】
前記端子Aは給電端子である請求項1に記載の接続変換装置。
【請求項3】
イーサネット信号とUSB信号とを変換処理する接続変換装置であって、
LANポートの端子Cの入力信号を取得する入力信号取得部と、
LANポートからの信号の出力先であるとともに、LANポートへの信号の出力元となるUSBインターフェイス内部端子と、
取得した入力信号をUSBインターフェイス内部端子であって、通常の変換処理では本来前記端子Cからの信号を処理しないUSBインターフェイス内部端子Dに向けて出力する入力信号変換出力部と、
USBインターフェイス内部端子であって端子Dからの信号を取得する出力信号取得部と、
取得した出力信号をLANポートの端子であって、通常の変換処理では本来前記端子Dからの信号を処理しないLANポートの端子Cに向けて出力する出力信号変換出力部と、
入力信号変換出力部と出力信号変換出力部の信号出力先を端子対の単位で変更する出力先端子変更部と、
を有する接続変換装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか一に記載の接続変換装置を備えたイーサネットインターフェイス装置。
【請求項5】
請求項4に記載のイーサネットインターフェイス装置を備えたイーサネット機器。
【請求項6】
LANポートの端子Aの入力信号を取得する入力信号取得ステップと、
入力信号取得ステップにて取得された入力信号を、物理層処理ユニットの端子であって、通常のイーサネットインターフェイスによる接続では端子Aからの信号を処理しない端子Bに向けて出力する入力信号変換出力ステップと、
物理層処理ユニットの端子であって端子Bからの信号を取得する出力信号取得ステップと、
出力信号取得ステップにて取得した出力信号をLANポートの端子であって、通常のイーサネットインターフェイスによる接続では本来前記端子Bからの信号を処理しないLANポートの端子Aに向けて出力する出力信号変換出力ステップと、
入力信号変換出力部と出力信号変換出力部の信号出力先を端子対の単位で変更する出力先端子変更部と、
入力信号の変換出力先と出力信号の変換出力先を端子対の単位で変更する出力先端子変更ステップと、
を有する接続変換装置の動作方法。
【請求項7】
前記端子Aは給電端子である請求項6に記載の接続変換装置の動作方法。
【請求項8】
LANポートと、このLANポートからの信号をUSB信号に変換後の出力先であるとともに、USB信号からイーサネット信号に変換後にLANポートへの信号の出力元となるUSBインターフェイス内部端子と、を備えた接続変換装置の動作方法であって、
LANポートの端子Cの入力信号を取得する入力信号取得ステップと、
入力信号取得ステップにて取得された入力信号を、USBインターフェイス内部端子であって、通常の変換処理では本来前記端子Cからの信号を処理しないUSBインターフェイス内部端子Dに向けて出力する入力信号変換出力ステップと、
USBインターフェイス内部端子であって端子Dからの信号を取得する出力信号取得ステップと、
出力信号取得ステップにて取得した出力信号をLANポートの端子であって、通常の変換処理では本来前記端子Dからの信号を処理しないLANポートの端子Cに向けて出力する出力信号変換出力ステップと、
入力信号の変換出力先と出力信号の変換出力先を端子対の単位で変更する出力先端子変更ステップと、
を有する接続変換装置の動作方法。
【請求項9】
LANポートの端子Aの入力信号を取得する入力信号取得ステップと、
入力信号取得ステップにて取得された入力信号を、物理層処理ユニットの端子であって、通常のイーサネットインターフェイスによる接続では端子Aからの信号を処理しない端子Bに向けて出力する入力信号変換出力ステップと、
物理層処理ユニットの端子であって端子Bからの信号を取得する出力信号取得ステップと、
出力信号取得ステップにて取得した出力信号をLANポートの端子であって、通常のイーサネットインターフェイスによる接続では本来前記端子Bからの信号を処理しないLANポートの端子Aに向けて出力する出力信号変換出力ステップと、
入力信号の変換出力先と出力信号の変換出力先を端子対の単位で変更する出力先端子変更ステップと、
を含む処理をコンピュータである接続変換装置に読み取り実行可能に記述したプログラム。
【請求項10】
LANポートと、このLANポートからの信号をUSB信号に変換後の出力先であるとともに、USB信号からイーサネット信号に変換後にLANポートへの信号の出力元となるUSBインターフェイス内部端子と、を備えたコンピュータである接続変換装置の動作プログラムであって、
LANポートの端子Cの入力信号を取得する入力信号取得ステップと、
入力信号取得ステップにて取得された入力信号を、USBインターフェイス内部端子であって、通常の変換処理では本来前記端子Cからの信号を処理しないUSBインターフェイス内部端子Dに向けて出力する入力信号変換出力ステップと、
USBインターフェイス内部端子であって端子Dからの信号を取得する出力信号取得ステップと、
出力信号取得ステップにて取得した出力信号をLANポートの端子であって、通常の変換処理では本来前記端子Dからの信号を処理しないLANポートの端子Cに向けて出力する出力信号変換出力ステップと、
入力信号の変換出力先と出力信号の変換出力先を端子対の単位で変更する出力先端子変更ステップと、
変換出力先と出力信号の変換出力先を端子対の単位で変更する出力先端子変更ステップと、
を含む処理をコンピュータである接続変換装置に読み取り実行可能に記述したプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、接続変換装置及びこれを備えたイーサネットインターフェイス装置、イーサネット機器などに関し、特に、RJ-45コネクタを用いたLANの誤接続や不正接続による弊害を防止することが可能な接続変換装置などに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
企業や家庭などにおけるLAN(Local Area Network)接続に用いられるLANケーブルのコネクタの一つとして、RJ-45コネクタが知られている。RJ-45コネクタは、1000BASE-T、100BASE-TX、10BASE-Tなどの仕様を有するイーサネット(登録商標。以下同じ。)インターフェイス装置との接続に広く用いられているコネクタである。
【0003】
イーサネットインターフェイス装置においては、RJ-45ポート(LANポート)の内部端子と、物理層処理ユニットの内部端子がそれぞれ4個備えられている。ここで、RJ-45ポートは、LANケーブルのRJ-45コネクタを差し込むための口であり、物理層処理ユニットは、異なる物理層をつなぐための手段である。なお、物理層は、通信ネットワークの階層モデルの最下層で、装置や伝送媒体の物理的な形状や仕様、信号形式などを定めた規約である。
RJ-45ポートと物理層処理ユニットの各内部端子の間には、信号を伝送するための内部配線が備えられ、差動方式により信号が伝送される。
本明細書においては、これら内部端子を「端子」と呼ぶとともに、差動方式による信号伝送に用いられる2本の配線によって接続されるRJ-45ポート(LANポート)の1個の内部端子と、物理層処理ユニットの1個の内部端子の組み合わせを「端子対」と呼ぶ。
【0004】
RJ-45ポートを備えるイーサネットインターフェイス装置を有するイーサネット機器は、LANケーブル等を介して相互に任意に接続することができ、接続後直ちに通信を開始することができるため利便性が高いものである。ただし、RJ-45ポートを用いたイーサネット機器どうしを接続して通信を行う場合において、例えばその一般的な仕様である1000BASE-Tを用いたものでは、それぞれのイーサネット機器における端子接続が一致していないと正常な通信を行うことができない。
【0005】
図8は、RJ-45ポートを備えるイーサネットインターフェイスを有するイーサネット機器における端子対について説明するための概念図である。本図では、便宜上、LANポート及び物理層処理ユニットの各4個の端子を端子A、端子B、端子C、端子Dと称する。また、通常のイーサネットインターフェイスによる接続では、端子Aどうし、端子Bどうし、端子Cどうし、端子Dどうしが接続されているものとする(この「通常の」の意味については後述にて詳しく説明する。)。
【0006】
本図(a)の例では、出力側のイーサネット機器A0810における端子接続と入力側のイーサネット機器B0820における端子接続が、いずれも端子Aどうし、端子Bどうし、端子Cどうし、端子Dどうしの対で一致しており、かつ、出力側の機器のLANポートと入力側の機器のLANポートが端子Aどうし、端子Bどうし、端子Cどうし、端子Dどうしで接続されているため、正常な通信が可能となっている。
【0007】
かかる前提の下で、本図(b)に示すように、誤接続又は不正接続により、イーサネット機器Bの代わりに、イーサネット機器Cが、イーサネット機器Aと接続されたとする。この場合、イーサネット機器Cにおいても通常のイーサネットインターフェイスによる接続のとおり、端子Aどうし、端子Bどうし、端子Cどうし、端子Dどうしがそれぞれ端子対をなしているのが通例である。そこで、この場合には、イーサネット機器Aからイーサネット機器Cに対して通信がなされてしまう。かかる誤接続や不正接続がなされた場合、ユーザ(機器の使用権限を有する正しいユーザをいう。以下同じ。)の意図しない機器に対してデータを送信してしまうといった問題が生じる。また、意図的にデータを盗もうとして不正な接続を行う場合にも同様の問題が生じ、例えば、機器Aを機器Cに不正接続することにより、第三者が機器Aのデータに不正にアクセスできてしまうといった問題が生じる。
【0008】
誤接続による弊害を防止することを目的とする発明として、例えば、特許文献1には、ネットワーク機器のLANポート部に収容されるRJ-45モジュラージャックに接続される第1のアダプタと、LANケーブルのコネクタの他の一端部が接続され、コンピュータ機器のLANポート部に収容されるRJ-45モジュラージャックに接続される第2のアダプタと、ケーブルの一端に前記第1のアダプタのみに接続される固有の形状をした接続部を有するコネクタとケーブルの他の一端に前記第2のアダプタのみに接続される固有の形状をした接続部を有するコネクタとを備えるLANケーブルとから構成されるネットワーク配線機器が記載されている。この発明によれば、コネクタの形状の違いから、ネットワーク機器どうし、コンピュータ機器どうしを接続することができないようにすることで誤接続を防止することができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2007-188300号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかし、特許文献1に記載された発明では、誤接続を防止することはできるものの、これらアダプタを取り外すとともにLANケーブルを通常のものに入れ替えるだけでユーザの意図しない機器と簡単に接続できてしまうことから、不正接続を防止することはできない。
(【0011】以降は省略されています)

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