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公開番号2024087418
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022202238
出願日2022-12-19
発明の名称NFT発行システム
出願人株式会社野村総合研究所
代理人個人
主分類G06Q 50/18 20120101AFI20240624BHJP(計算;計数)
要約【課題】AIの利用により出力された個々のデジタルコンテンツをストレージに保管する必要性を解消する。
【解決手段】AIによる推論により生成されたデジタルコンテンツに係るNFTを発行するNFT発行システム1であって、デジタルコンテンツの生成に用いられた学習済みモデルの情報と、推論時に学習済みモデルに与えられるパラメータとを含むNFTを発行するNFT発行部12を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
AI(Artificial Intelligence)による推論により生成されたデジタルコンテンツに係るNFT(Non-Fungible Token)を発行するNFT発行システムであって、
前記デジタルコンテンツの生成に用いられた学習済みモデルの情報と、推論時に前記学習済みモデルに与えられるパラメータとを含む前記NFTを発行する、NFT発行システム。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
請求項1に記載のNFT発行システムにおいて、
前記パラメータの少なくとも一部をストレージに記憶し、当該パラメータに代えて、当該パラメータへのリンク情報を含む前記NFTを発行する、NFT発行システム。
【請求項3】
請求項1に記載のNFT発行システムにおいて、
前記パラメータの少なくとも一部について、値に代えて当該パラメータを識別するメタ情報を含む前記NFTを発行する、NFT発行システム。
【請求項4】
請求項1に記載のNFT発行システムにおいて、
前記NFTから前記学習済みモデルと前記パラメータを取得し、取得した前記学習済みモデルと前記パラメータに基づいてAIによる推論により前記デジタルコンテンツを生成する、NFT発行システム。
【請求項5】
請求項3に記載のNFT発行システムにおいて、
前記NFTから前記学習済みモデルと前記パラメータを取得し、前記メタ情報に基づいて所定の方法によりパラメータの値を補完して、取得した前記学習済みモデルと前記パラメータに基づいてAIによる推論により前記デジタルコンテンツを生成する、NFT発行システム。
【請求項6】
請求項1に記載のNFT発行システムにおいて、
任意の第1のデジタルコンテンツと、前記NFTから取得した前記学習済みモデルと前記パラメータに基づいてAIによる推論により生成した第2のデジタルコンテンツとを比較し、同一である場合に前記第1のデジタルコンテンツの所有者が前記NFTの所有者である旨を出力する、NFT発行システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタルコンテンツの保管・保護の技術に関し、特に、コンテンツに関連付けられたNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)を発行するNFT発行システムに適用して有効な技術に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
AI(Artificial Intelligence)技術の進歩により、近年、テキストや画像、その他何らかのデジタルデータを入力として、AIにより画像/映像や物語、音楽/音声、ゲームなどのデジタルコンテンツを出力するシステムやサービス、学習済みモデルなどが存在する(例えば、「Stable Diffusion」(https://stablediffusionweb.com)や「Novel AI」(https://novelai.net)など)。このようなシステム等により出力されたデジタルコンテンツは、例えば「Opensea(登録商標)」(https://opensea.io)などのNFTマーケットプレイス上で、NFTに関連付けることで所有権の所在やオリジナルであることの証明を可能とした上で販売される場合がある。
【0003】
デジタルコンテンツにNFTを関連付けて取引可能とする技術に関連するものとして、例えば、特許第7033352号公報(特許文献1)には、ユーザから入力された出品希望のデジタルアート作品情報に基づいて出品登録を行い、当該デジタルアート作品に係る所有権トークンを発行して、当該所有権トークンをブロックチェーンネットワークへ出品して取引可能とすることで、デジタルアート作品の流動性を向上させるとともに、出品登録時におけるアーティストの負担を軽減し、利便性を向上させることを可能とする仕組みが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7033352号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来技術によれば、デジタルコンテンツをNFTマーケットプレイスなどのブロックチェーン上で一意なものとして取引対象とすることが可能である。
【0006】
しかしながら、デジタルコンテンツのデータ自体は、例えば、分散ストレージやクラウドストレージなどで保管し、当該データへのリンクをNFTの定義(スマートコントラクト等)に埋め込むことで、デジタルコンテンツとNFTを関連付けていることから、デジタルコンテンツを大量に出力・生成すればするほどストレージの容量を大きく消費してしまうことになる。
【0007】
そこで本発明の目的は、AIの利用により出力された個々のデジタルコンテンツをストレージに保管する必要性を解消するNFT発行システムを提供することにある。
【0008】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記載および添付図面から明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
【0010】
本発明の代表的な実施の形態であるNFT発行システムは、AIによる推論により生成されたデジタルコンテンツに係るNFTを発行するNFT発行システムであって、前記デジタルコンテンツの生成に用いられた学習済みモデルの情報と、推論時に前記学習済みモデルに与えられるパラメータとを含む前記NFTを発行するものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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