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公開番号2024085756
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022200463
出願日2022-12-15
発明の名称異物除去装置、異物除去方法、及び容器入り製品の製造方法
出願人東洋製罐グループホールディングス株式会社
代理人弁理士法人平和国際特許事務所
主分類B08B 9/34 20060101AFI20240620BHJP(清掃)
要約【課題】内容物を容器内に収容するに先立って、容器内の異物をより有効に除去できるようにする。
【解決手段】容器1の内壁面側に向けて旋回気流を噴射することにより、かかる旋回気流を容器1の内壁面側に沿って螺旋状に旋回させながら容器内に導入し、容器内を流動する気流に乗せて、容器の口部から容器内の異物を排出する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
容器の口部から前記容器の内部に圧縮空気を噴射して、前記容器内の異物を除去する異物除去装置であって、
前記容器を保持する容器保持部と、
圧縮空気供給源から送られてきた前記圧縮空気の気流を旋回気流に変換する気流変換部と
を備え、
前記容器の口部端縁から間隙をあけて配置された前記気流変換部から、前記旋回気流を前記容器の内壁面側に向けて噴射することにより、前記旋回気流を前記容器の内壁面側に沿って螺旋状に旋回させながら前記容器内に導入し、前記容器内を流動する気流に乗せて、前記容器の口部から前記容器内の異物を排出することを特徴とする異物除去装置。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記気流変換部が、
一端側が前記圧縮空気の噴射口に取り付けられ、他端側が自由端とされたチューブ状の可撓性ノズルと、
前記可撓性ノズルの周りを取り囲む筒状のガイド部材と
を備え、
前記圧縮空気の噴射に伴って、前記可撓性ノズルの自由端側が前記ガイド部材の内周面にガイドされながら旋回することにより、前記圧縮空気の気流を前記旋回気流に変換する請求項1に記載の異物除去装置。
【請求項3】
前記ガイド部材の先端側の外周部に開口する吸引路が配設されている請求項2に記載の異物除去装置。
【請求項4】
前記旋回気流が円錐筒状に噴射される請求項1~3のいずれか一項に記載の異物除去装置。
【請求項5】
前記容器保持部が、前記容器を正立した状態で保持する請求項1~3のいずれか一項に記載の異物除去装置。
【請求項6】
容器の口部から前記容器の内部に圧縮空気を噴射して、前記容器内の異物を除去する異物除去方法であって、
前記容器の口部から、前記容器の内壁面側に向けて旋回気流を噴射することにより、前記旋回気流を前記容器の内壁面側に沿って螺旋状に旋回させながら前記容器内に導入し、
前記容器内を流動する気流に乗せて、前記容器の口部から前記容器内の異物を排出することを特徴とする異物除去方法。
【請求項7】
前記容器の内壁面側に向けて、前記旋回気流を円錐筒状に噴射する請求項6に記載の異物除去方法。
【請求項8】
前記容器の口部から排出された前記容器内の異物を吸引する請求項6に記載の異物除去方法。
【請求項9】
前記容器を正立させて、前記容器の内壁面側に向けて旋回気流を噴射する請求項6~8のいずれか一項に記載の異物除去方法。
【請求項10】
前記容器の内容物と接する内面に、内容物と非混和性の潤滑液を含む液膜が形成されている請求項6~8のいずれか一項に記載の異物除去方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、異物除去装置、異物除去方法、及び容器入り製品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、容器の内部に侵入するまで延設された管路から、圧縮空気を噴射するなどして、容器内の異物を除去するように構成された装置が開示されている。
【0003】
また、特許文献2には、容器を倒立させた状態で、その延長線が、容器の軸心と一定の角度をなすように容器の口部に挿入されたノズルから、空気を射出して、容器内の異物を除去するように構成された装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-297618号公報
特開2021-28053号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者らは、このような背景技術に着目して、内容物を容器内に収容するに先立って、容器内の異物をより有効に除去できるようにするべく鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る異物除去装置は、容器の口部から前記容器の内部に圧縮空気を噴射して、前記容器内の異物を除去する異物除去装置であって、前記容器を保持する容器保持部と、圧縮空気供給源から送られてきた前記圧縮空気の気流を旋回気流に変換する気流変換部とを備え、前記容器の口部端縁から間隙をあけて配置された前記気流変換部から、前記旋回気流を前記容器の内壁面側に向けて噴射することにより、前記旋回気流を前記容器の内壁面側に沿って螺旋状に旋回させながら前記容器内に導入し、前記容器内を流動する気流に乗せて、前記容器の口部から前記容器内の異物を排出する構成としてある。
【0007】
また、本発明に係る異物除去方法は、容器の口部から前記容器の内部に圧縮空気を噴射して、前記容器内の異物を除去する異物除去方法であって、前記容器の口部から、前記容器の内壁面側に向けて旋回気流を噴射することにより、前記旋回気流を前記容器の内壁面側に沿って螺旋状に旋回させながら前記容器内に導入し、前記容器内を流動する気流に乗せて、前記容器の口部から前記容器内の異物を排出する方法としてある。
【0008】
また、本発明に係る容器入り製品の製造方法は、内容物を容器内に収容するに先立って、前記容器の口部から、前記容器の内壁面側に向けて旋回気流を噴射することにより、前記旋回気流を前記容器の内壁面側に沿って螺旋状に旋回させながら前記容器内に導入し、前記容器内を流動する気流に乗せて、前記容器の口部から前記容器内の異物を排出した後に、前記容器内に内容物を収容する方法としてある。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、内容物を容器内に収容するに先立って、容器内の異物をより有効に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る異物除去装置を模式的に示す説明図である。
本発明の実施形態に係る異物除去装置が備える気流変換部の一例を模式的に示す説明図である。
本発明の実施形態に係る異物除去装置が備える気流変換部の他の一例を模式的に示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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