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公開番号2024051494
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022157696
出願日2022-09-30
発明の名称焼成用容器の清掃装置
出願人株式会社ノリタケカンパニーリミテド
代理人個人,個人
主分類B08B 5/00 20060101AFI20240404BHJP(清掃)
要約【課題】焼成用容器を好適に清掃すること。
【解決手段】ここに開示される清掃装置10は、上部が開口した有底の焼成用容器100の該開口100hを覆う蓋21と、蓋21の中央部であって、焼成用容器100の底面100aと対向する側に設けられる少なくとも一つの清掃ノズル30と、清掃ノズル30にガスを供給するガス供給機構40と、蓋21に設けられる集塵口と、集塵口から焼成用容器100の内部のガスを引き込む吸引機構50と、を備える。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
上部が開口した有底の焼成用容器の該開口を覆う蓋と、
前記蓋の中央部であって、前記焼成用容器の底面と対向する側に設けられる少なくとも一つの清掃ノズルと、
前記清掃ノズルにガスを供給するガス供給機構と、
前記蓋に設けられる集塵口と、
前記集塵口から前記焼成用容器の内部のガスを引き込む吸引機構と、
を備えた、焼成用容器の清掃装置。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記清掃ノズルを複数備えた、請求項1に記載の清掃装置。
【請求項3】
前記蓋の中央部に設けられたガス供給管と、
前記ガス供給管から分岐し、前記清掃ノズルが設けられた分岐管と、
を備えた、請求項2に記載の清掃装置。
【請求項4】
前記複数の清掃ノズルのうち少なくとも一つの清掃ノズルは、ガスを噴出する向きを変更可能なホースに取り付けられている、請求項2に記載の清掃装置。
【請求項5】
前記ガス供給管を回転させるための駆動機構をさらに備えた、請求項3に記載の清掃装置。
【請求項6】
前記蓋の下面には、前記焼成用容器の開口の周縁部に押し当てられる部位にシール部材が設けられている、請求項1または2に記載の清掃装置。
【請求項7】
前記蓋を昇降させる昇降機構を備えた、請求項1または2に記載の清掃装置。
【請求項8】
前記昇降機構は、前記蓋を前記焼成用容器の前記開口の周縁部に押し付けるように構成された、請求項7に記載の清掃装置。
【請求項9】
前記焼成用容器を搬送する搬送装置と、
前記焼成用容器を所定の位置に配置するためのストッパと、をさらに備えた、請求項1または2に記載の清掃装置。
【請求項10】
前記焼成用容器の一対の側壁を把持する把持機構を備えた、請求項9に記載の清掃装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、焼成用容器の清掃装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特開2011-237245号公報には、前工程において粉体が回収された匣鉢を、開口部を下向きにして負圧空間形成手段の支持板上に支持したうえで、この支持板の上面に匣鉢を収納できるフードを密着させ、負圧空間形成手段の内部を減圧した状態で、負圧空間形成手段の内部に設けられるノズルからエアを噴出して匣鉢内部に付着する粉体を除去するとともに、フードの内圧を測定してその変動により匣鉢の割れの有無を検出する、匣鉢の割れ検出方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-237245号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、本発明者は、より簡単な構成の装置を用いて焼成用容器を効率よく清掃したいと考えている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ここに開示される清掃装置は、上部が開口した有底の焼成用容器の該開口を覆う蓋と、上記蓋の中央部であって、上記焼成用容器の底面と対向する側に設けられる少なくとも一つの清掃ノズルと、上記清掃ノズルにガスを供給するガス供給機構と、上記蓋に設けられる集塵口と、上記集塵口から上記焼成用容器の内部のガスを引き込む吸引機構と、を備えている。
かかる清掃装置によれば、焼成用容器の開口を上向きの状態で好適に清掃することができる。このため、焼成用容器を上下反転する必要がなく、装置の構成を容易にすることができる。また、焼成用容器を上下反転する際に損傷するなどのリスクを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、一実施形態に係る焼成システムを模式的に示すブロック図である。
図2は、一実施形態に係る清掃装置を模式的に示す側面図である。
図3は、蓋を模式的に示す平面図である。
図4は、一実施形態に係る清掃装置を模式的に示す側面図である。
図5は、一実施形態に係る清掃装置を模式的に示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の好適な実施形態の1つについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の図面においては、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付して説明している。また、各図における寸法関係(長さ、幅、厚み等)は、実際の寸法関係を反映するものではない。上、下、左、右、前、後、の向きは、図中のU、D、L、R、F、Rrの矢印でそれぞれ表れている。また、図面中の符号Xは「清掃装置の前後方向」を示し、符号Yは「清掃装置の左右方向」を示し、符号Zは「清掃装置の上下方向」を示す。ただし、上、下、左、右、前、後、の向きは説明の便宜上、定められているにすぎず、特に言及されない限りにおいてここに開示される技術を限定しない。
【0008】
<第1実施形態>
図1は、焼成システム1の構成を模式的に示す図である。ここで開示される焼成用容器の清掃装置10は、図1に示されているように、焼成システム1に組み込まれうる。焼成システム1は、供給装置25と、焼成炉26と、取出装置27と、清掃装置10と、制御装置200と、を備えている。焼成システム1では、被処理物を収容する焼成用容器100(図2参照)が用いられる。焼成システム1は、供給装置25、焼成炉26、取出装置27、および清掃装置10の間をこの順番で焼成用容器100が繰り返し移動できるように構成される。すなわち、焼成用容器100は、焼成システム1において繰り返し用いられる。この実施形態では、焼成用容器100が搬送される方向に関して、供給装置25が最も上流側に配置され、清掃装置10が最も下流側に配置されている。
【0009】
供給装置25は、被処理物を焼成用容器100に供給する。ここで、被処理物は、例えば電子部品に用いられるセラミックス材料や、電池の活物質材料などであり得る。次いで、被処理物が供給された焼成用容器100は、搬送方向に沿って、焼成炉26に搬送される。焼成炉26は、焼成用容器100内に収容された被処理物を焼成する。特に限定されないが、焼成炉26は、トンネル型に形成されており、焼成用容器100を搬送するための搬送経路を有する。焼成炉26の内壁は、例えば、所定の形状に成形されたセラミックファイバーボードが重ねられて形成され得る。セラミックファイバーボードは、例えば、所謂バルクファイバーに無機フィラーと無機結合剤と有機結合剤とが添加されて板状に形成された板材である。焼成炉26は、焼成用容器100を搬入する搬入口と、該搬入口よりも下流側に形成され、かつ、焼成用容器100を搬出する搬出口と、を有している。搬出口から搬出された焼成用容器100は、取出装置27に搬送される。
【0010】
焼成用容器100は、搬送経路によって焼成炉26内を搬送される。この実施形態では、焼成炉26は、搬送経路において複数の焼成用容器100を搬送し、焼成用容器100内に収容された被処理物を連続的に焼成する連続焼成炉である。連続焼成炉としては、種々の構造が採用され得る。連続焼成炉としては、例えば、ローラーハースキルン(RHK)やいわゆるプッシャー炉などが挙げられる。ローラーハースキルンは、複数のセラミックスローラによって、焼成用容器100を搬送する連続焼成炉である。ローラーハースキルンでは、例えば複数のセラミックスローラが所定の間隔で設けられている。一方、プッシャー炉は、プッシャーによって、焼成用容器100搬送する。プッシャー炉においては、焼成用容器100は、順次プッシャーによって押されることにより、セラミックスレールの上を滑りながら搬送される。
(【0011】以降は省略されています)

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