TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024045340
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2024010423,2019028624
出願日2024-01-26,2019-02-20
発明の名称異物除去装置
出願人日東電工株式会社
代理人個人,個人
主分類B08B 7/00 20060101AFI20240326BHJP(清掃)
要約【課題】効率よく、ワークに付着した異物を除去し得る異物除去装置を提供すること。
【解決手段】本発明の異物除去装置100は、粘着剤層付フィルムを複数枚積層して構成された積層体の外周面を切削して得られたワークの外周面に付着した異物を除去する異物除去装置であって、該ワークを外周面が露出するように保持する、該保持ユニット10と、粘着テープ30を繰り出す繰り出しローラー21と、該繰り出しローラー21から繰り出された該粘着テープ30を巻き取る巻き取りローラー22と、該繰り出しローラー21と該巻き取りローラー22との間に配置され、該粘着テープ30を該ワークに押し付けることが可能なように構成された当接ローラー23と、を有する異物除去ユニット20とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
粘着剤層付フィルムを複数枚積層して構成された積層体の外周面を切削して得られたワークの外周面に付着した異物を除去する異物除去装置であって、
該ワークを外周面が露出するように保持する、該保持ユニットと;
粘着テープを繰り出す繰り出しローラーと、該繰り出しローラーから繰り出された該粘着テープを巻き取る巻き取りローラーと、該繰り出しローラーと該巻き取りローラーとの間に配置され、該粘着テープを該ワークに押し付けることが可能なように構成された当接ローラーと、を有する異物除去ユニットと;を備える、
異物除去装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記ワークが回転することが可能なように構成されている、請求項1に記載の異物除去装置。
【請求項3】
前記ワークの形状および回転に追従して、前記当接ローラーが前後動可能なように構成されている、請求項2に記載の異物除去装置。
【請求項4】
前記当接ローラーが、表面に弾性層を有する弾性ローラーである、請求項1から3のいずれかに記載の異物除去装置。
【請求項5】
前記弾性ローラーの弾性表面層の厚さが4mm以上である、請求項4に記載の異物除去装置。
【請求項6】
前記当接ローラーの押付力が、0.2MPa~0.5MPaである、請求項1から5のいずれかに記載の異物除去装置。
【請求項7】
請求項1から6のいずれかに記載の異物除去装置を用いて、粘着剤層付フィルムを複数枚積層して構成された積層体の外周面を切削して得られたワークの外周面に付着した異物を除去する方法であって、
前記保持ユニットに、該ワークをセットすること、および
前記異物除去ユニットを走行する粘着テープを、該ワークの外周面に押し付けながら、該ワークの外周面に付着した異物を除去することを含む、
異物除去方法。
【請求項8】
前記ワークをセットした後、該ワークの垂直軸まわりに回転させながら、前記異物除去ユニットを走行する粘着テープを、該ワークの外周面に押し付けることを含む、請求項7に記載の異物除去方法。
【請求項9】
前記ワークが、前記積層体を垂直軸まわりに回転させながら、切削手段を該積層体の外周面に当接させることにより、該外周面を切削して得られたワークであり、
前記ワークの回転速度が、該外周面を切削する際の積層体の回転速度よりも速い、
請求項8に記載の異物除去方法。
【請求項10】
前記ワークの回転方向が、前記外周面を切削する際の前記積層体の回転方向とは、逆方向である、請求項9に記載の異物除去方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、異物除去装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、フィルムを複数枚重ねたワークの端面を、エンドミル等の切削加工することが知られているが、上記フィルムとして粘着剤層付のフィルムを用いた場合、切削加工後に異物(切削屑)が、被切削面に付着するという問題がある。従来は、このような異物が生じた場合、粘着テープ等を用いた手作業にて、異物の除去を行っているが、このような作業は、煩雑であり、効率性に問題がある。また、粘着テープを過剰に要するという点でも、不利である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6277150号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、効率よく、ワークに付着した異物を除去し得る異物除去装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の異物除去装置は、粘着剤層付フィルムを複数枚積層して構成された積層体の外周面を切削して得られたワークの外周面に付着した異物を除去する異物除去装置であって、該ワークを外周面が露出するように保持する、該保持ユニットと、粘着テープを繰り出す繰り出しローラーと、該繰り出しローラーから繰り出された該粘着テープを巻き取る巻き取りローラーと、該繰り出しローラーと該巻き取りローラーとの間に配置され、該粘着テープを該ワークに押し付けることが可能なように構成された当接ローラーと、を有する異物除去ユニットとを備える。
1つの実施形態においては、上記ワークが回転することが可能なように構成されている。
1つの実施形態においては、上記ワークの形状および回転に追従して、上記当接ローラーが前後動可能なように構成されている。
1つの実施形態においては、上記当接ローラーが、表面に弾性層を有する弾性ローラーである。
1つの実施形態においては、上記弾性ローラーの弾性表面層の厚さが4mm以上である。
1つの実施形態においては、上記当接ローラーの押付力が、0.2MPa~0.5MPaである。
本発明の別の局面によれば、異物除去方法が提供される。この異物除去方法は、上記異物除去装置を用いて、粘着剤層付フィルムを複数枚積層して構成された積層体の外周面を切削して得られたワークの外周面に付着した異物を除去する方法であって、上記保持ユニットに、該ワークをセットすること、該ワークを、該ワークの垂直軸まわりに回転させること、前記異物除去ユニットを走行する粘着テープを、該ワークの外周面に押し付けながら、該ワークの外周面に付着した異物を除去することを含む。
1つの実施形態においては、上記異物除去方法は、ワークをセットした後、該ワークの垂直軸まわりに回転させながら、前記異物除去ユニットを走行する粘着テープを、該ワークの外周面に押し付けることを含む。
1つの実施形態においては、上記ワークが、前記積層体を垂直軸まわりに回転させながら、切削手段を該積層体の外周面に当接させることにより、該外周面を切削して得られたワークであり、上記ワークの回転速度が、該外周面を切削する際の積層体の回転速度よりも速い。
1つの実施形態においては、上記ワークの回転方向が、上記外周面を切削する際の上記積層体の回転方向とは、逆方向である。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、効率よく、ワークに付着した異物を除去し得る異物除去装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の1つの実施形態による異物除去装置の概略斜視図である。
本発明の1つの実施形態による異物除去装置の異物除去ユニットの概略側面図である。
図3(a)は、実施例1における異物除去前のワークの外周の様子を示す写真図であり、図3(b)は、実施例1における異物除去後のワークの外周の様子を示す写真図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施形態について説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。なお、見やすくするために図面は模式的に表されており、さらに、図面における長さ、幅、厚み等の比率、ならびに角度等は、実際とは異なっている。
【0009】
A.異物除去装置
図1は、本発明の1つの実施形態による異物除去装置の概略斜視図である。図示例の異物除去装置100は、保持ユニット10と、異物除去ユニット20とを備える。
【0010】
保持ユニット10は、ワークWを保持する要素であり、ワークWの外周面が露出するようにしてワークWを保持する。ワークWは、粘着剤層付フィルムを複数枚積層して構成された積層体の外周面を切削して得られる。当該積層体の外周面を切削して得られたワークWは、その外周面に異物(切削屑)が多く付着している。本発明の異物除去装置10は、保持ユニット10に保持されたワークWの外周面に、異物除去ユニット20により走行し、任意の適切な粘着力を有する粘着テープ30の粘着面を当該外周面に押し付けることにより、ワークWの外周面に付着した異物を除去することができる。本発明の異物除去装置によれば、粘着テープ30の粘着面の新しい部分(異物除去に供されていない部分が)を、順次、ワークWの外周面の汚染部分に供給に供給することができ、上記異物を効率よく、自動的に除去することが可能になる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日東精工株式会社
部品供給装置
27日前
シャープ株式会社
送風装置
1か月前
個人
オイルタンクの洗浄装置
1か月前
個人
地上から使用可能な雨樋清掃器具
1か月前
ヒューグル開発株式会社
除塵ヘッド
13日前
株式会社NSC
フレキシブル基板洗浄装置
1か月前
長岡石油株式会社
フラッシング方法
4か月前
個人
吸引装置および表面クリーナー
9日前
株式会社鶴見製作所
敷板洗浄装置
3か月前
パラマウントベッド株式会社
洗浄装置
3か月前
個人
高濃度過飽和水生成装置とその装置を用いた洗浄装置
9日前
三浦工業株式会社
洗浄方法
1か月前
日産自動車株式会社
バリ除去装置
1か月前
住友金属鉱山株式会社
磁選機の捕集部材の洗浄装置
3か月前
岐阜工業株式会社
板材の洗浄装置
4か月前
株式会社鶴見製作所
敷板洗浄装置及び敷板洗浄方法
3か月前
株式会社サイト
敷板クリーニング装置
1か月前
株式会社東京洗染機械製作所
清掃装置
2か月前
ジャパン・フィールド株式会社
被洗浄物の無人洗浄装置
1か月前
バンドー化学株式会社
クリーニング装置
2か月前
株式会社テムザック
自走式屋外清掃装置
4か月前
日本電気硝子株式会社
基板の洗浄方法
6日前
三菱電機株式会社
洗浄装置及び洗浄方法
6日前
株式会社ノリタケカンパニーリミテド
焼成用容器の清掃装置
2か月前
株式会社神鋼環境ソリューション
清掃用リング
2か月前
株式会社神鋼環境ソリューション
清掃用リング
2か月前
富士電機株式会社
洗浄装置
3か月前
株式会社中西製作所
食缶洗浄方法及び食缶洗浄システム
2か月前
株式会社クリンビー
洗浄機の溶剤回収方法、洗浄機の溶剤回収装置および洗浄機
2日前
三菱電機株式会社
異物除去装置および回転電機の製造方法
1か月前
ジャパン・フィールド株式会社
洗浄液の脱気機構を備えた超音波洗浄装置
2日前
株式会社クリンビー
ワンバス式の密閉型真空洗浄乾燥機を用いたワーク洗浄乾燥方法
28日前
日東電工株式会社
異物除去装置
3か月前
王子ホールディングス株式会社
異物除去装置及び異物除去方法
1か月前
日立グローバルライフソリューションズ株式会社
洗浄装置、および、洗浄方法
1か月前
リックス株式会社
付着物除去装置および付着物除去方法ならびにスラリ回収装置
1か月前
続きを見る