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公開番号2024086348
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022201434
出願日2022-12-16
発明の名称記録装置および制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 2/165 20060101AFI20240620BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】払拭液の付与状態を高精度で検出することが可能な技術を提供する。
【解決手段】記録手段におけるインクの吐出口面を払拭する払拭部材の所定領域に対して、前記記録手段により所定パターンを記録するとともに、付与手段により、前記吐出口面に付着または固化したインクを再分散させる払拭液を付与する。その後、前記所定領域におけるインクの濃度を検出手段により検出する。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
インクを吐出する吐出口面を備える記録手段と、
前記記録手段と相対移動して前記吐出口面を払拭部材により払拭する払拭手段と、
前記払拭部材に対して、インクを再分散させる払拭液を付与可能な付与手段と、
前記払拭部材におけるインクの濃度を検出可能な検出手段と、を備え、
前記払拭部材の所定領域に対して、前記記録手段により所定パターンを記録するとともに、前記付与手段により前記払拭液を付与した後に、前記所定領域におけるインクの濃度を前記検出手段により検出することを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記所定パターンは、所定方向に延在するラインであることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記所定パターンは、前記所定方向と交差する方向に複数の前記ラインが並んで配置されることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項4】
前記ラインの幅は、前記検出手段の分解能よりも大きいことを特徴とする請求項2または3に記載の記録装置。
【請求項5】
前記ライン同士の間隔は、前記検出手段の分解能よりも大きいことを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
【請求項6】
前記検出手段からの信号値を変換して2極化したうちの一方の前記ラインに対応する幅が閾値未満の場合は、前記付与手段により前記所定領域に対する前記払拭液の付与を再度行うことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項7】
前記検出手段からの信号値を変換して2極化したうちの一方の前記ラインに対応する幅が閾値未満の場合は、前記付与手段に対して前記払拭液を充填することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項8】
前記幅が前記閾値未満の場合は、前記付与手段に対して前記払拭液を充填した後、前記付与手段により前記所定領域に対する前記払拭液の付与を再度行うことを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
【請求項9】
前記検出手段からの信号値を変換して2極化したうちの一方の前記ラインに対応する幅が閾値未満の場合は、エラーを通知することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項10】
前記2極化のための変換は、前記所定領域における前記ラインに対応する第1信号値と、前記所定領域における前記払拭部材に対応する第2信号値との中間値に基づいて行われることを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体を吐出して記録する記録装置および制御方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、払拭液(洗浄液)を付与した払拭部材(払拭ウェブ)により、ヘッドにおけるノズル面を払拭することで、ノズル面の清掃を行う技術が開示されている。そして、特許文献1の技術では、払拭液の付与後の払拭部材に対して、光学センサを用いて払拭液が付与されているか否かを判定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-169761号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、付与された払拭液の量にばらつきが生じたり、搬送される払拭部材が適正に装着されていなかったりすると、払拭液が適正に付与されているか否かを判定できない虞があった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、払拭液の付与状態を高精度で検出することが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明による記録装置の一実施形態は、インクを吐出する吐出口面を備える記録手段と、前記記録手段と相対移動して前記吐出口面を払拭部材により払拭する払拭手段と、前記払拭部材に対して、インクを再分散させる払拭液を付与可能な付与手段と、前記払拭部材におけるインクの濃度を検出可能な検出手段と、を備え、前記払拭部材の所定領域に対して、前記記録手段により所定パターンを記録するとともに、前記付与手段により前記払拭液を付与した後に、前記所定領域におけるインクの濃度を前記検出手段により検出することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、払拭液の付与状態を高精度で検出することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
記録装置の斜視構成図
記録装置の主要な構成の概略構成図
記録ヘッドの斜視構成図
記録ヘッドおよびメンテナンス部の移動領域を示す図
メンテナンス部の概略構成図
液付与部の概略構成図
記録装置の制御系の構成を示すブロック図
払拭処理のフローチャート
払拭処理の各処理でのメンテナンス部の状態を説明する図
判定処理のフローチャート
判定処理の各処理での各構成の状態を説明する図
所定パターンの払拭液の付与量による滲みを示す図
所定パターンへの払拭液の付与、非付与に応じたセンサでの信号値を示す図
センサでの信号値の処理方法を説明する図
メンテナンス部の変形例を説明する図
本願発明者による実験に使用したインクおよび払拭液の組成を示す表
本願発明者による実験の結果を示す表
判定処理の変形例のフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付の図面を参照しながら、記録装置および制御方法の実施形態の一例を詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせのすべてが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。また、実施形態に記載されている構成要素の位置、形状などはあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0010】
(記録装置の構成)
本明細書で説明する記録装置は、インクジェット方式により、搬送される記録媒体に対して、搬送の方向と交差(本明細書では直交)する方向に移動しながらインク等の液体を吐出する、所謂、シリアルスキャンタイプのインクジェット記録装置である。なお、本明細書では、互いに直交するX方向、Y方向、およびZ方向を用いて方向を示す。各方向は、一方側から他方側に向かう方向となっている。
(【0011】以降は省略されています)

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