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公開番号2024084281
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-25
出願番号2022198461
出願日2022-12-13
発明の名称撮像装置の制御装置、方法及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類H04N 23/698 20230101AFI20240618BHJP(電気通信技術)
要約【課題】撮影者等の所定の被写体が写り込まないようにした広範囲画像を撮影しやすくする。
【解決手段】撮影範囲が異なる2つのカメラ部(A、B)を備えた撮像装置(100)の制御装置であって、前記2つのカメラ部(A、B)のうちのいずれか一方のカメラ部で所定の被写体を検出したことに応じて、他方のカメラ部で第1の撮影を行うように制御する第1の制御手段(50)と、前記第1の撮影の後、前記他方のカメラ部で前記所定の被写体を検出したことに応じて、前記一方のカメラ部で第2の撮影を行うように制御する第2の制御手段(50)とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
撮影範囲が異なる2つのカメラ部を備えた撮像装置の制御装置であって、
前記2つのカメラ部のうちのいずれか一方のカメラ部で所定の被写体を検出したことに応じて、他方のカメラ部で第1の撮影を行うように制御する第1の制御手段と、
前記第1の撮影の後、前記他方のカメラ部で前記所定の被写体を検出したことに応じて、前記一方のカメラ部で第2の撮影を行うように制御する第2の制御手段とを備えたことを特徴とする撮像装置の制御装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
撮影範囲が異なる2つのカメラ部を備えた撮像装置の制御装置であって、
前記2つのカメラ部のうちのいずれか一方のカメラ部で所定の被写体を検出したことに応じて、他方のカメラ部で第1の撮影を行うように制御する第1の制御手段と、
前記第1の撮影の後、前記一方のカメラ部で前記所定の被写体を検出しなくなったことに応じて、前記一方のカメラ部で第2の撮影を行うように制御する第2の制御手段とを備えたことを特徴とする撮像装置の制御装置。
【請求項3】
前記第1の制御手段は、前記一方のカメラ部及び前記他方のカメラ部の両方で前記第1の撮影を行うように制御し、
前記第2の制御手段は、前記一方のカメラ部及び前記他方のカメラ部の両方で前記第2の撮影を行うように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置の制御装置。
【請求項4】
前記所定の被写体を検出した前記カメラ部を通知する通知手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置の制御装置。
【請求項5】
撮影を行っている前記カメラ部を通知する通知手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置の制御装置。
【請求項6】
前記第2の制御手段は、前記第1の撮影が行われた後、撮影指示を受けることを条件として、前記第2の撮影を行うように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置の制御装置。
【請求項7】
前記第1の撮影で得られた画像と、前記第2の撮影で得られた画像とを合成する合成手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置の制御装置。
【請求項8】
前記第1の撮影で得られた画像のうちの前記所定の被写体が検出されない画像と、前記第2の撮影で得られた画像のうちの前記所定の被写体が検出されない画像とを合成する合成手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置の制御装置。
【請求項9】
前記第1の撮影で得られた画像のうちの前記所定の被写体が検出されない画像と、前記第2の撮影で得られた画像のうちの前記所定の被写体が検出されない画像とを識別可能な情報を付与して前記撮影で得られた画像を記録媒体に記録するよう制御する記録制御手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置の制御装置。
【請求項10】
撮影範囲が異なる2つのカメラ部を備えた撮像装置を制御する撮像装置の制御方法であって、
前記2つのカメラ部のうちのいずれか一方のカメラ部で所定の被写体を検出したことに応じて、他方のカメラ部で第1の撮影を行うように制御するステップと、
前記第1の撮影の後、前記他方のカメラ部で前記所定の被写体を検出したことに応じて、前記一方のカメラ部で第2の撮影を行うように制御するステップとを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、広範囲画像を撮影するのに利用して好適な撮像装置の制御装置、方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、全天球画像や全方位画像と呼ばれる、人間の視野角より広い範囲の画像を撮影することが可能な撮像装置(全天球カメラ、全方位カメラ)が普及している。このような撮像装置で撮影した画像を、インターネットのソーシャル・ネットワーキング・サービス等を通じて、不特定多数の人に向けて公開することが広く行われている。
不特定多数の人に画像を公開する際には、個人を特定し得る情報が画像に含まれないようにするプライバシー対策を行うことが望まれる。しかしながら、全天球画像を撮影する撮像装置にはほぼ死角がないため、全天球画像に撮影者が写り込んでしまう。全天球画像でなくても、広範囲画像であれば同様の課題が生じる。
2眼の全天球カメラで、タイマにより設定した時間差で片側ずつの画像を撮影し、これら画像を合成して全天球画像とする方式がある。このように時間差を設定して2回の撮影を行い、撮影間で撮影者が移動することで、全天球画像に撮影者が写り込まないようにすることができる。しかしながら、撮影者の移動が不十分であったり、撮影者の移動方向が適切でなかったりすると、撮影者が写り込んだ全天球画像になってしまう。
【0003】
特許文献1には、第1の視野範囲以外の他の視野範囲に特定の被写体が含まれるように第1の画像を取得するための制御を行い、他の視野範囲に前記特定の被写体が含まれないように第2の画像を取得するための制御を行い、第1の画像と第2の画像を合成する撮像装置が開示されている。
また、特許文献2には、被写体を含む全天球画像を複数回撮像し、複数回撮像する間に被写体が動くことで、合成時に被写体を除いた画像を生成する撮像装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-16767号公報
国際公開第2018/025825号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1、2に記載の撮像装置でも、時間差をおいて得られる画像を合成するものであり、撮影者の移動が不十分であったり、撮影者の移動方向が適切でなかったりすると、撮影者が写り込まないようにした全天球画像を撮影することができない。
【0006】
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、撮影者等の所定の被写体が写り込まないようにした広範囲画像を撮影しやすくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の撮像装置の制御装置は、撮影範囲が異なる2つのカメラ部を備えた撮像装置の制御装置であって、前記2つのカメラ部のうちのいずれか一方のカメラ部で所定の被写体を検出したことに応じて、他方のカメラ部で第1の撮影を行うように制御する第1の制御手段と、前記第1の撮影の後、前記他方のカメラ部で前記所定の被写体を検出したことに応じて、前記一方のカメラ部で第2の撮影を行うように制御する第2の制御手段とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、撮影者等の所定の被写体が写り込まないようにした広範囲画像が撮影しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施形態に係るデジタルカメラを示す図である。
第1の実施形態に係るデジタルカメラ実行する全天球画像の撮影処理を示すフローチャートである。
第2の実施形態に係るデジタルカメラ実行する全天球画像の撮影処理を示すフローチャートである。
第3の実施形態に係るデジタルカメラ実行する全天球画像の撮影処理を示すフローチャートである。
第4の実施形態に係るデジタルカメラ実行する全天球画像の撮影処理を示すフローチャートである。
図5の撮影トリガ処理の詳細を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る撮像装置であるデジタルカメラ(以下、カメラと称する)100を示す図であり、(a)は、カメラ100の前面斜視図、(b)は、カメラ100の背面斜視図である。カメラ100は、全天球画像(全方位画像)を撮影するための全天球カメラ(全方位カメラ)である。このようなカメラは360度カメラとも呼ばれ、撮影される画像は360度画像とも呼ばれる。
カメラ100は、撮影範囲が異なる2つのカメラ部A、Bを備える。カメラ部Aは、カメラ100の前方を撮影範囲とするものであり、カメラ100の前側の上下左右180度以上の広範囲を撮影範囲とする広角カメラである。カメラ部Bは、カメラ100の後方を撮影範囲とするものであり、カメラ100の後側の上下左右180度以上の広範囲を撮影範囲とする広角カメラである。
(【0011】以降は省略されています)

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