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公開番号2024084186
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-25
出願番号2022198320
出願日2022-12-13
発明の名称保護カバーおよび作業機
出願人株式会社FUJI
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類H05K 13/02 20060101AFI20240618BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】搬送コンベアを備える作業機において、搬送コンベアを稼動させたまま、作業者が作業機内にアクセスするものとしても、十分な安全性を確保する。
【解決手段】保護カバーは、基板を搬送する搬送コンベアを備える作業機に用いられる。この保護カバーは、搬送コンベアを基板が通過可能な状態で当該搬送コンベアに搭載可能であり、搬送コンベアに搭載されることにより当該搬送コンベアを基板が通過する空間と他の空間とを仕切る。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
基板を搬送する搬送コンベアを備える作業機に用いられる保護カバーであって、
前記搬送コンベアを基板が通過可能な状態で当該搬送コンベアに搭載可能であり、前記搬送コンベアに搭載されることにより当該搬送コンベアを基板が通過する空間と他の空間とを仕切る、
保護カバー。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
筐体と、
前記筐体内に設けられ、基板を搬送する搬送コンベアと、
前記筐体内に設けられ、基板に対して所定の作業を実行可能な作業ユニットと、
前記搬送コンベアを基板が通過するパス搬送が可能な状態で当該搬送コンベアに搭載可能であり、前記搬送コンベアに搭載されることにより当該搬送コンベアを基板が通過する空間と他の空間とを仕切る保護カバーと、
前記パス搬送に用いる前記搬送コンベアに前記保護カバーが搭載されているか否かを検知する検知部と、
前記検知部の検知結果に基づいて前記パス搬送に用いる前記搬送コンベアの稼働の是非を判定する判定部と、
を備える作業機。
【請求項3】
請求項2に記載の作業機であって、
前記筐体は、開口部と、前記開口部を開閉可能な開閉体と、を有し、
前記判定部は、前記開閉体が開状態にあり、且つ、前記パス搬送に用いる前記搬送コンベアに前記保護カバーが搭載されていることが前記検知部により検知されていない場合には、当該搬送コンベアを稼動しない判定を行なう、
作業機。
【請求項4】
筐体と、
前記筐体内に設けられ、それぞれ基板を搬送する2つの搬送コンベアと、
前記筐体内に設けられ、前記2つの搬送コンベアのうち一方の搬送コンベアにより搬入された基板に対して所定の作業を実行可能な作業ユニットと、
前記作動ユニットの稼動が停止している状態で且つ前記2つの搬送コンベアのうち他方の搬送コンベアを基板が通過するパス搬送が可能な状態で当該他方の搬送コンベアに搭載可能であり、前記他方の搬送コンベアに搭載されることにより前記他方の搬送コンベアを基板が通過する空間と他の空間とを仕切る保護カバーと、
前記筐体外に設けられ、前記保護カバーが置かれるカバー置き部と、
前記カバー置き部に前記保護カバーがあるか否かを検知する第1検知部と、
を備える作業機。
【請求項5】
請求項4に記載の作業機であって、
前記作業ユニットの稼動が要求された場合に、前記第1検知部による検知結果に基づいて、前記作業ユニットの稼動の是非を判定する判定部を備える、
作業機。
【請求項6】
請求項5に記載の作業機であって、
前記判定部は、前記カバー置き部に前記保護カバーが置かれていることが前記第1検知部により検知されていない場合には、前記作業ユニットを稼動しない判定を行なう、
作業機。
【請求項7】
請求項4ないし6いずれか1項に記載の作業機であって、
前記パス搬送に用いる前記他方の搬送コンベアに前記保護カバーが搭載されているか否かを検知する第2検知部と、
前記第2検知部の検知結果に基づいて前記パス搬送に用いる前記他方の搬送コンベアの稼働の是非を判定する判定部と、
を備える作業機。
【請求項8】
請求項7に記載の作業機であって、
前記筐体は、開口部と、前記開口部を開閉可能な開閉体と、を有し、
前記判定部は、前記開閉体が開状態にあり、且つ、前記パス搬送に用いる前記他方の搬送コンベアに前記保護カバーが搭載されていることが前記第2検知部により検知されていない場合には、当該他方の搬送コンベアを稼動しない判定を行なう、
作業機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、保護カバーおよび作業機について開示する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、第1レーンを構成する第1搬送コンベアと、第2レーンを構成する第2搬送コンベアと、カメラユニットおよびスキージユニットを含む作業ユニットと、を有する装置本体と、装置本体に基板を搬入する搬入用シャトルコンベアと、装置本体から基板を搬出する搬出用シャトルコンベアと、を備え、第1レーン上ではんだ印刷を行ない、第2レーン上でははんだ印刷を行なわないスクリーン印刷装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このスクリーン印刷装置は、第1搬送コンベアが配置されると共に作業ユニットにより基板に対してはんだ印刷が行なわれる空間(所定空間K)を有している。所定空間Kは、搬入側隔壁部によって搬入用シャトルコンベアが配置される筐体内と隔てられると共に、搬出側隔壁部によって搬出用シャトルコンベアが配置される筐体内と隔てられている。また、基板をパス搬送で搬送するパスモード中は、カメラユニットを待機位置で停止させることにより、所定空間Kは、第2搬送コンベアが配置される空間と隔てられる。これにより、パスモード中に、作業者が所定空間K内での段取り替えなどの手作業を安全に行なうことができるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2015/68234号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、パスモードで搬送コンベアを稼動させたまま、作業者が作業機内で作業を行なう場合に、十分な安全を確保できない場合が生じる。例えば、基板を搬送する2つのレーンを備える作業機において、作業機で作業する作業者から見て手前側のレーンで基板をパス搬送させたまま、奥側のレーンで段取り替え等の作業を手作業により行なう場合、作業者が誤って手前側のレーンに手を触れてしまう可能性がある。こうした問題は、上述した態様に限られず、パス搬送中に作業者が作業機内で作業を行なう状況において、同様に生じ得る。
【0005】
本開示は、搬送コンベアを備える作業機において、搬送コンベアを稼動させたまま、作業者が作業機内にアクセスするものとしても、十分な安全性を確保することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の保護カバーは、
基板を搬送する搬送コンベアを備える作業機に用いられる保護カバーであって、
前記搬送コンベアを基板が通過可能な状態で当該搬送コンベアに搭載可能であり、前記搬送コンベアに搭載されることにより当該搬送コンベアを基板が通過する空間と他の空間とを仕切る、
ことを要旨とする。
【0008】
この本開示の保護カバーは、搬送コンベアに搭載されることで、作業機内の当該搬送コンベアを基板が通過する空間と他の空間とを仕切る。このため、例えば段取り替え等で作業者が作業機内に手を入れて作業を行なう際に、稼動中の搬送コンベアを基板が通過する空間に作業者の手が触れないようにすることができる。この結果、搬送コンベアを稼動させたまま、作業者が作業機内にアクセスするものとしても、十分な安全性を確保することができる。
【0009】
本開示の第1の作業機は、
筐体と、
前記筐体内に設けられ、基板を搬送する搬送コンベアと、
前記筐体内に設けられ、基板に対して所定の作業を実行可能な作業ユニットと、
前記搬送コンベアを基板が通過するパス搬送が可能な状態で当該搬送コンベアに搭載可能であり、前記搬送コンベアに搭載されることにより当該搬送コンベアを基板が通過する空間と他の空間とを仕切る保護カバーと、
前記パス搬送に用いる前記搬送コンベアに前記保護カバーが搭載されているか否かを検知する検知部と、
前記検知部の検知結果に基づいて前記パス搬送に用いる前記搬送コンベアの稼働の是非を判定する判定部と、
を備えることを要旨とする。
【0010】
この本開示の第1の作業機では、パス搬送時において保護カバーが搬送コンベアに搭載されることで、作業機内の当該搬送コンベアを基板が通過する空間と他の空間とを仕切る。このため、例えば段取り替え等で作業者が作業機内に手を入れて作業を行なう際に、稼動中の搬送コンベアを基板が通過する空間に作業者の手が触れないようにすることができる。この結果、搬送コンベアを稼動させたまま、作業者内にアクセスするものとしても、十分な安全性を確保することができる。さらに、検知部によって搬送コンベアに保護カバーが搭載されているか否かを検知し、その検知結果に基づいて搬送コンベアの稼働の是非を判定するから、保護カバーの搭載し忘れを防止することが可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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