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公開番号2024066734
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-16
出願番号2022176382
出願日2022-11-02
発明の名称部品実装機及び部品実装方法
出願人株式会社FUJI
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H05K 13/04 20060101AFI20240509BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】必要に応じて適切にノズルを清掃・洗浄するための技術を提供する。
【解決手段】部品実装機は、電子部品を基板に実装する。部品実装機は、電子部品を吸着するノズル又は基板に接着剤を塗布する塗布ツールを装着可能なヘッドと、電子部品をノズルに供給する複数の部品フィーダを着脱可能に保持するフィーダ保持部と、フィーダ保持部に着脱可能に保持され、塗布ツール内の接着剤を試し塗布可能なシートを備える第1装置と、ヘッドを移動させる移動装置であって、フィーダ保持部に第1装置が保持されているときであって、ヘッドに塗布ツールが装着されている場合には、シートを用いて塗布ツール内の接着剤を試し塗布する試し塗布動作を実行するようにヘッドを移動させる一方で、ヘッドにノズルが装着されている場合には、シートを用いてノズルに付着する汚れを清掃する清掃動作を実行するようにヘッドを移動させる、移動装置と、を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
電子部品を基板に実装する部品実装機であって、
前記電子部品を吸着するノズル又は前記基板に接着剤を塗布する塗布ツールを装着可能なヘッドと、
前記電子部品を前記ノズルに供給する複数の部品フィーダを着脱可能に保持するフィーダ保持部と、
前記フィーダ保持部に着脱可能に保持され、前記塗布ツール内の前記接着剤を試し塗布可能なシートを備える第1装置と、
前記ヘッドを移動させる移動装置であって、前記フィーダ保持部に前記第1装置が保持されているときであって、前記ヘッドに前記塗布ツールが装着されている場合には、前記シートを用いて前記塗布ツール内の前記接着剤を試し塗布する試し塗布動作を実行するように前記ヘッドを移動させる一方で、前記ヘッドに前記ノズルが装着されている場合には、前記シートを用いて前記ノズルに付着する汚れを清掃する清掃動作を実行するように前記ヘッドを移動させる、移動装置と、
を備える、部品実装機。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記清掃動作は、前記シートに前記ノズルの先端を押し付ける動作である、請求項1に記載の部品実装機。
【請求項3】
前記第1装置は、当該第1装置を識別する識別情報を記憶しており、
前記フィーダ保持部に保持されている前記第1装置と通信可能であり、当該第1装置から前記識別情報を取得する取得部と、
前記電子部品を前記基板に実装する作業プログラムを記憶する記憶部と、
をさらに備えており、
前記移動装置は、前記取得部が前記識別情報を取得したときであって、前記作業プログラムが前記塗布ツールにより前記基板に前記接着剤を塗布する作業を含んでいる場合には、前記試し塗布動作を実行するように前記ヘッドを移動させる一方で、前記作業プログラムが前記塗布ツールにより前記基板に前記接着剤を塗布する作業を含んでいない場合には、前記清掃動作を実行するように前記ヘッドを移動させる、請求項1又は2に記載の部品実装機。
【請求項4】
電子部品を基板に実装する部品実装機であって、
前記電子部品を吸着するノズルを装着可能なヘッドと、
前記電子部品を前記ノズルに供給する複数の部品フィーダを着脱可能に保持するフィーダ保持部と、
前記フィーダ保持部に着脱可能に保持され、前記電子部品に付着させる粘性体を貯留可能な貯留部を備える第2装置と、
前記ヘッドを移動させる移動装置であって、前記フィーダ保持部に前記第2装置が保持されているときであって、前記貯留部内に粘性体が貯留されている場合には、前記ヘッドに装着される前記ノズルに吸着される前記電子部品に前記粘性体を付着させる粘性体付着動作を実行するように前記ヘッドを移動させる一方で、前記貯留部内に洗浄液が貯留されている場合には、前記ヘッドに装着される前記ノズルに付着している汚れを洗浄する洗浄動作を実行するように前記ヘッドを移動させる、移動装置と、
を備える、部品実装機。
【請求項5】
電子部品を基板に実装する方法であって、
前記電子部品を前記基板に実装する作業プログラムを取得するプログラム取得工程と、
前記電子部品を供給するフィーダを着脱可能に保持するフィーダ保持部に保持されている、塗布ツール内の接着剤を試し塗布可能なシートを備える第1装置から、当該第1装置を識別する識別情報を取得する識別情報取得工程と、
前記第1装置を用いた動作を実行する動作実行工程であって、前記識別情報取得工程によって前記識別情報を取得したときであって、前記プログラム取得工程で取得した前記作業プログラムに塗布ツールにより前記基板に接着剤を塗布する作業が含まれる場合には、前記シートを用いて前記塗布ツール内の前記接着剤を試し塗布する試し塗布動作を実行する一方で、前記プログラム取得工程で取得した前記作業プログラムに塗布ツールにより前記基板に接着剤を塗布する作業が含まれない場合には、前記シートを用いて前記ノズルに付着する汚れを清掃する清掃動作を実行する、動作実行工程と、
を備える、部品実装方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、電子部品を基板に実装する部品実装機及び部品実装方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
基板に電子部品を実装する部品実装機では、はんだや接着剤を基板上に塗布し、その上に電子部品を実装することがある。このような場合に、基板上に塗布されたはんだや接着剤がノズルに付着してしまうことがある。ノズルにはんだや接着剤が付着すると、ノズルで適切に電子部品を吸着できなくなったり、ノズルで吸着した電子部品がノズルから離れず、電子部品を適切に基板上に実装できなくなったりすることがある。このため、ノズルに付着したはんだや接着剤を取り除く処理を実行するための技術が開発されている。例えば、特許文献1には、ノズルの先端を洗浄するための洗浄装置を備える部品実装機が開示されている。洗浄装置は、部品実装機内の所定の位置に設置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-311229号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の部品実装機は、洗浄装置を備えるため、ノズルの先端に付着したはんだや接着剤を洗浄することができる。しかしながら、洗浄装置が部品実装機内の所定の位置に固定されるため、部品実装機内には、洗浄装置を配置するためのスペースが必要となる。基板に電子部品を実装する作業には種々の種類のものがあり、ノズルの先端にはんだや接着剤が付着する可能性があるものがある一方で、ノズルの先端にはんだや接着剤が付着する可能性が低いものもある。特許文献1の部品実装機には、洗浄装置が固定されるため、ノズルの先端を洗浄する必要がない場合にも洗浄装置が不要に設置されるという問題があった。
【0005】
本明細書は、必要に応じて適切にノズルを清掃・洗浄するための技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書に開示する第1の部品実装機は、電子部品を基板に実装する。部品実装機は、電子部品を吸着するノズル又は基板に接着剤を塗布する塗布ツールを装着可能なヘッドと、電子部品をノズルに供給する複数の部品フィーダを着脱可能に保持するフィーダ保持部と、フィーダ保持部に着脱可能に保持され、塗布ツール内の接着剤を試し塗布可能なシートを備える第1装置と、ヘッドを移動させる移動装置であって、フィーダ保持部に第1装置が保持されているときであって、ヘッドに塗布ツールが装着されている場合には、シートを用いて塗布ツール内の接着剤を試し塗布する試し塗布動作を実行するようにヘッドを移動させる一方で、ヘッドにノズルが装着されている場合には、シートを用いてノズルに付着する汚れを清掃する清掃動作を実行するようにヘッドを移動させる、移動装置と、を備える。
【0007】
また、本明細書に開示する第2の部品実装機は、電子部品を基板に実装する。部品実装機は、電子部品を吸着するノズルを装着可能なヘッドと、電子部品をノズルに供給する複数の部品フィーダを着脱可能に保持するフィーダ保持部と、フィーダ保持部に着脱可能に保持され、電子部品に付着させる粘性体を貯留可能な貯留部を備える第2装置と、ヘッドを移動させる移動装置であって、フィーダ保持部に第2装置が保持されているときであって、貯留部内に粘性体が貯留されている場合には、ヘッドに装着されるノズルに吸着される電子部品に粘性体を付着させる粘性体付着動作を実行するようにヘッドを移動させる一方で、貯留部内に洗浄液が貯留されている場合には、ヘッドに装着されるノズルに付着している汚れを洗浄する洗浄動作を実行するようにヘッドを移動させる、移動装置と、を備える。
【0008】
上記の第1及び第2の部品実装機では、第1装置及び第2装置は、フィーダ保持部に着脱可能に設置できる。このため、第1装置や第2装置を設置する専用のスペースを設ける必要がない。第1装置及び第2装置は、ノズルの清掃・洗浄に用いることができる。このため、ノズルの清掃・洗浄を行う必要がある場合、第1装置又は第2装置を部品実装機(詳細には、フィーダ保持部)に設置することができる。
【0009】
また、本明細書に開示する部品実装方法においても、上記の第1及び第2の部品実装機と同様の作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例に係る部品実装機の概略構成を示す図。
図1のII-II線における断面図であり、フィーダ保持部に接着剤供給装置と塗布状態確認装置を設置した状態を示す。
実施例に係る部品実装機の制御系を示すブロック図。
部品フィーダの概略構成を示す図。
接着剤供給装置の概略構成を示す図。
塗布状態確認装置の概略構成を示す図。
塗布状態確認装置を用いた処理の一例を示すフローチャート。
フィーダ保持部に粘性体供給装置を設置した状態を示す上面図。
粘性体供給装置の概略構成を示す図。
粘性体供給装置を用いた処理の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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