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公開番号2024081909
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-19
出願番号2022195461
出願日2022-12-07
発明の名称バルクフィーダ
出願人株式会社FUJI
代理人弁理士法人 共立特許事務所
主分類H05K 13/02 20060101AFI20240612BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】部品の供給動作の所要時間が短縮するとともに、部品の供給効率を向上できるバルクフィーダを提供することを目的とする。
【解決手段】バルクフィーダは、部品を採取可能に供給する供給領域において部品を収容する複数のキャビティと、前記キャビティにおける前記部品の収容状態を維持する保持力を前記部品に付与する保持装置と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
部品を採取可能に供給する供給領域において部品を収容する複数のキャビティと、
前記キャビティにおける前記部品の収容状態を維持する保持力を前記部品に付与する保持装置と、
を備えるバルクフィーダ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記保持装置は、前記キャビティの内部に負圧エアを供給することにより前記保持力を前記部品に付与する、請求項1に記載のバルクフィーダ。
【請求項3】
前記保持装置は、前記キャビティの底面に形成された通気孔より前記負圧エアを供給する、請求項2に記載のバルクフィーダ。
【請求項4】
複数の前記キャビティの内側面をそれぞれ形成する貫通孔が形成されたマスクプレートと、
複数の前記キャビティの底面をそれぞれ形成するベースプレートと、をさらに備え、
前記ベースプレートは、複数の前記貫通孔のピッチ以下のピッチで規則的に配置された複数の前記通気孔を有する、請求項3に記載のバルクフィーダ。
【請求項5】
前記供給領域に連通する搬送路と前記供給領域との間で複数の前記部品を搬送する搬送装置と、
前記保持装置および前記搬送装置を制御する制御装置と、
をさらに備える、請求項2-4の何れか一項に記載のバルクフィーダ。
【請求項6】
前記制御装置は、複数の前記部品を前記搬送路から前記供給領域へと搬送する送り動作、および前記供給領域から前記搬送路へと搬送する戻し動作を含む供給動作を実行するように前記搬送装置を制御し、前記供給動作の実行期間の少なくとも一部の期間において前記キャビティに収容された前記部品に前記保持力が付与されるように前記保持装置を制御する、請求項5に記載のバルクフィーダ。
【請求項7】
前記制御装置は、前記搬送装置が前記戻し動作を実行している期間において前記キャビティに収容された前記部品に前記保持力が付与されるように前記保持装置を制御する、請求項6に記載のバルクフィーダ。
【請求項8】
前記搬送装置は、前記搬送路および前記供給領域を形成された軌道部材に振動を付与することにより複数の前記部品を搬送する加振装置を備える、請求項5に記載のバルクフィーダ。
【請求項9】
前記制御装置は、前記保持装置による前記負圧エアの供給期間よりも非供給期間の方が前記軌道部材に付与される振動が小さくなるように前記搬送装置を制御する、請求項8に記載のバルクフィーダ。
【請求項10】
前記制御装置は、前記部品の搬送時よりも小さい振動を前記軌道部材に付与することにより前記キャビティに収容された前記部品の姿勢を修正する修正動作を実行するように前記搬送装置を制御し、前記修正動作の実行期間において前記キャビティに収容された前記部品に前記保持力が付与されないように前記保持装置を制御する、請求項8に記載のバルクフィーダ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バルクフィーダに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
バルクフィーダは、基板に部品を装着する部品装着機に装備され、部品の供給に用いられる。バルクフィーダは、特許文献1に示すように、部品装着機の吸着ノズルが部品を採取可能な供給領域においてバルク状態の部品を供給する。特許文献1のバルクフィーダは、供給領域に設けられた複数のキャビティに部品を収容させることにより、部品を整列させた状態で供給する。バルクフィーダは、複数のキャビティに部品を収容させる供給動作において、例えば部品の搬送路に振動を付与することにより部品を搬送する搬送装置を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2021/095219号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなバルクフィーダには、部品の供給動作によって効率的に複数のキャビティに部品を収容させることが求められる。しかしながら、例えば上記のように振動により部品を搬送するタイプの場合には、振動を強くして搬送速度を上げると、キャビティに収容されていた部品が飛び出すことがあり、却って供給効率が低下するおそれがある。
【0005】
本明細書は、部品の供給動作の所要時間が短縮するとともに、部品の供給効率を向上できるバルクフィーダを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書は、部品を採取可能に供給する供給領域において部品を収容する複数のキャビティと、前記キャビティにおける前記部品の収容状態を維持する保持力を前記部品に付与する保持装置と、を備えるバルクフィーダを開示する。
【0007】
本明細書では、出願当初の請求項8において「請求項5に記載のバルクフィーダ」を「請求項5-7の何れか一項に記載のバルクフィーダ」に変更した技術的思想や、出願当初の請求項10において「請求項8に記載のバルクフィーダ」を「請求項8または9に記載のバルクフィーダ」に変更した技術的思想も開示されている。また、本明細書では、出願当初の請求項11において「請求項5に記載のバルクフィーダ」を「請求項5-10の何れか一項に記載のバルクフィーダ」に変更した技術的思想や、出願当初の請求項12において「請求項2-4の何れか一項に記載のバルクフィーダ」を「請求項2-11の何れか一項に記載のバルクフィーダ」に変更した技術的思想も開示されている。
【発明の効果】
【0008】
上記のバルクフィーダの構成によると、保持装置がキャビティにおける部品の収容状態を維持する保持力を部品に付与するので、搬送等による部品の飛び出しを防止することができる。これにより、搬送時に部品に付与される外力を強くすることができ、供給動作の所要時間を短縮することができ、また結果として部品の供給効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
部品装着機を模式的に示す平面図である。
供給領域を含むバルクフィーダの一部を模式的に示す側面図である。
図2のIII方向から見た平面図である。
図3のIV-IV断面図である。
組付け前のベースプレート、マスクプレート、およびガイド部材を示す平面図である。
バルクフィーダの各種動作のタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
バルクフィーダ30について、図面を参照して説明する。バルクフィーダ30は、例えば基板に部品を装着する部品装着機10に装備される。バルクフィーダ30は、キャリアテープやスティックなどに包装されていないバルク状態(それぞれの姿勢が不規則なばら状態)の部品を供給する。
(【0011】以降は省略されています)

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