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公開番号2024084085
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-24
出願番号2022210866
出願日2022-12-12
発明の名称頭皮用外用剤組成物
出願人池田物産株式会社
代理人
主分類A61K 8/9789 20170101AFI20240617BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】頭皮のダメージは化学物質との接触や微生物叢の乱れ等から生じ、炎症、かゆみ、フケ発生の原因となることが知られている。近年ではスキンケアと同様の頭皮ケアが注目されSkinification(スキニフィケーション)という言葉でも表されるように、美しい髪の維持にも頭皮保護が重要であるといわれている。このような背景の中で、頭皮の炎症、フケ、かゆみの防止効果をもつ成分の研究が進められ、頭皮用外用剤が開発されてきたが、その効果は必ずしも満足できるとは言い難いものであった。
【解決手段】本発明は、アネトレアアニサタの葉の抽出液を含有する頭皮用外用剤組成物によって抗炎症性メディエーターであるRvD1およびRvD2の産生を促進し炎症を防ぎ、頭皮の環境を正常にするものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
アネトレアアニサタの葉の抽出液を含有することを特徴とする頭皮用外用剤組成物。
続きを表示（約 65 文字）【請求項２】
アネトレアアニサタの葉の抽出液が０．０１～９５．０質量％である請求項１に記載の頭皮用外用剤組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明はフトモモ科植物アネトレアアニサタの葉の抽出液を含有する頭皮用外用剤組成物に関する。ここで頭皮用外用剤組成物とは、シャンプー、リンス、ヘアクリーム、ヘアスタイリング剤、育毛剤、ヘアカラー、パーマネント・ウェーブ剤等のヘアケア化粧品であって、法律上の化粧品、医薬部外品、医薬品を含む。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
頭皮のダメージは化学物質との接触や微生物叢の乱れ等から生じ、炎症、かゆみ、フケ発生の原因となることが知られている。近年ではスキンケアと同様の頭皮ケアが注目されＳｋｉｎｉｆｉｃａｔｉｏｎ（スキニフィケーション）という言葉でも表されるように、美しい髪の維持にも頭皮保護が重要であるといわれている。
【０００３】
頭皮細胞は外部からの刺激により炎症誘発性メディエーターであるＩＬ－８やＩＬ－６を産生し、炎症を引き起こしかゆみやフケの原因になる。かゆみやフケは皮脂の分泌量の増加により皮膚常在菌のバランスが乱れ、マラセチアが増殖することによっても引き起こされる。
【０００４】
上記のような頭皮環境の悪化によるかゆみやフケの発生は、日常生活に支障をきたし、フケの発生は不衛生な印象を与えるなど美容上においても好ましくない。
【０００５】
これを解決する手段として、特許文献１にはアゾールを抗ふけ活性物質として含有する頭皮ケア組成物の抗真菌活性が開示されている。また、特許文献２にはプエラリンを含有する植物抽出液を含む化粧料の頭皮の炎症改善効果が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
特表２０１７－５１１３４７号公報
特開２０１６－１０２０９８号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
以上のような背景の中で、頭皮の炎症、フケおよびかゆみの防止効果をもつ成分の研究が進められ、頭皮用外用剤が開発されてきたが、その効果は必ずしも満足できるとは言い難いものであった。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明は、上記のような状況下でなされたものであり、アネトレアアニサタの葉の抽出液を配合することにより、抗炎症性メディエーターであるＲｖＤ１やＲｖＤ２の産生を促進し頭皮の環境を正常にする新規な頭皮用外用剤組成物を提供するものである。
【０００９】
本発明の請求項１に示すものは、アネトレアアニサタの葉の抽出液を含有することを特徴とする頭皮用外用剤組成物である。
【００１０】
本発明の請求項２に示すものは、アネトレアアニサタの葉の抽出液が０．０１～９５．０質量％である請求項１に記載の頭皮用外用剤組成物である。
【発明の効果】
（【００１１】以降は省略されています）

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