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公開番号2024083043
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022197329
出願日2022-12-09
発明の名称点検方法
出願人有限会社フォーテック
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G01N 29/22 20060101AFI20240613BHJP(測定;試験)
要約【課題】点検作業の作業性を向上できる点検方法を提供する。
【解決手段】点検作業を実施する者が携帯可能である点検用器具であって、所定の方向へ延びた管状体に着脱可能に取付けられた一の点検用器具を、機能が異なる他の点検用器具と交換して他の点検用器具を管状体に着脱可能に取付けるか、または一の点検用器具が着脱可能に取付けられた管状体に、機能が異なる他の点検用器具を追加的に着脱可能に取付ける点検用器具取付工程と、管状体に着脱可能に取付けられた点検用器具を用いて、点検対象物を点検する点検工程とを備える点検方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
点検作業を実施する者が携帯可能である点検用器具であって、所定の方向へ延びた管状体に着脱可能に取付けられた一の前記点検用器具を、機能が異なる他の前記点検用器具と交換して他の前記点検用器具を同管状体に着脱可能に取付けるか、または一の前記点検用器具が着脱可能に取付けられた前記管状体に、機能が異なる他の前記点検用器具を追加的に着脱可能に取付ける点検用器具取付工程と、
前記管状体に着脱可能に取付けられた前記点検用器具を用いて、点検対象物を点検する点検工程とを備える
点検方法。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記一の点検用器具が前記管状体の端部に取付けられており、
前記点検用器具取付工程において、前記管状体が延びた方向と同じ方向に対して略直交して延びると共に一の前記点検用器具を通る仮想直線上に位置するよう、他の前記点検用器具を同管状体の両端の間の領域である本体領域に追加的に着脱可能に取付ける
請求項1に記載の点検方法。
【請求項3】
前記管状体は、第1の管状体構成部材と第2の管状体構成部材とが互いに着脱可能に連結して構成されており、
一の前記点検用器具が前記第1の管状体構成部材の端部に取付けられており、
前記点検用器具取付工程において、前記第1の管状体構成部材と前記第2の管状体構成部材の連結を解除して、一の前記点検用器具が取付けられた同第1の管状体構成部材の端部とは反対側の端部、または同第2の管状体構成部材の端部に、他の前記点検用器具を着脱可能に取付ける
請求項1に記載の点検方法。
【請求項4】
前記点検工程において、前記第1の管状体構成部材の端部に取付けられた一の前記点検用器具と、前記第2の管状体構成部材の端部に取付けられた他の前記点検用器具とを一緒に用いて点検対象物を点検する
請求項3に記載の点検方法。
【請求項5】
前記点検用器具取付工程において、前記第1の管状体構成部材の両端の間の領域または前記第2の管状体構成部材の両端の間の領域に追加的に、他の点検用器具として撮像可能な撮像機器を着脱可能に取付け、
前記点検工程において、前記第1の管状体構成部材の端部に取付けられた一の前記点検用器具と、前記第2の管状体構成部材の端部に取付けられた他の前記点検用器具を並べて配置し、前記撮像機器を用いて、一の前記点検用器具が取付けられた前記管状体の端部が位置する方向及び他の前記点検用器具が取付けられた前記管状体の端部が位置する方向を撮像する
請求項4に記載の点検方法。
【請求項6】
一の前記点検用器具が前記管状体の端部に取付けられており、
他の前記点検用器具が、一の前記点検用器具が取付けられた前記管状体の端部とは反対側の端部に取付けられており、
前記点検用器具取付工程において、前記管状体の両端の間の領域に追加的に、他の点検用器具として撮像可能な撮像機器を着脱可能に取付け、
前記点検工程において、前記撮像機器を用いて、一の前記点検用器具が取付けられた前記管状体の端部が位置する方向または他の前記点検用器具が取付けられた前記管状体の端部が位置する方向を撮像する
請求項1に記載の点検方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は点検方法に関する。詳しくは、例えばコンクリート構造物の点検方法に係るものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ライフサイクルコストの削減や資源の有効活用、さらに建設事業の環境影響への低減といった背景があることから、コンクリート構造物の大幅な長寿延命化が要求されている。
【0003】
こうした要求に応えるべく、コンクリート構造物の定期的な点検や調査が行われており、必要に応じて補修工事などが行われている。
【0004】
コンクリート構造物の点検作業は、構造物を主に目視して損傷例えばコンクリートの浮き、鉄筋露出、腐食が無いかを確認する作業である。
また、コンクリート構造物の点検方法として具体的には、遠望目視点検と近接目視点検がある。
【0005】
遠望目視点検とは、徒歩で移動しながら、双眼鏡などを利用してコンクリート構造物に可能な限り近づき、損傷状態や変状を目視で確認する点検方法である。
また、近接目視点検とは、梯子や高所作業車などを利用して、触診作業や打音点検作業ができる距離までコンクリート構造物に近づき、損傷状態や変状を詳細に調べる点検方法である。
【0006】
例えばコンクリート構造物の近接目視点検を行う際、ハンマーでコンクリート面を打撃し、出た音の違いによって健全箇所か劣化箇所かを判断し損傷状態を調べる。
しかし、ハンマーを用いた点検作業では、一打撃ごとの繰り返しによる点検すなわち、コンクリート面を「点」で打診点検することになり、点と点の間は点検できていないので、劣化箇所を見落とし易いという問題があった。
【0007】
そこで、従来、様々な点検器具を用いた点検方法が提案されている。
例えば、特許文献1には、図4に示すように、点検作業者が点検器具100を用いて打音点検作業を行うことが記載されている。
ここで、点検器具100は、転打部110と、支持棹120と、把持部130とを備える。
また、転打部110は、支持棹120の先端に取付けられた支持軸111と、支持軸111の先端に回転自在に支持された転打子112とを有する。
また、転打子112は、横断面外形が正六角形である多面体であり、その外周面は6面の円筒面からなる転打面に等分割されている。
【0008】
点検作業者は、把持部130を手で持って転打子112をコンクリート面201に押し当て、転打子112をコンクリート面201に押し当てながら支持棹120を振る。
これにより、転打子112は横断面外形が正六角形であるので、中心軸線Oを中心に60度回転するごとに転打面がコンクリート面201を打撃して、打撃音を発生させ、ハンマーのような「点」での打診点検ではなく、「線」での打診点検ができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
実用新案登録第3230739号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
コンクリート構造物の点検作業においては、転打子の転打面でコンクリート面を打撃する打音点検作業だけでなく、打音点検作業で濁音が認められたコンクリート構造物の箇所に、チョークなどでマーキングを行うマーキング作業や、点検結果などを記録するために構造物の点検箇所を撮像する撮像作業などが行われる。
そして、これらの点検作業を行うときには、それぞれの点検作業において異なる器具を使用する。
(【0011】以降は省略されています)

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