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公開番号2024082951
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022197187
出願日2022-12-09
発明の名称電動プレス並びに評価領域設定装置、方法、およびプログラム
出願人株式会社ジャノメ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B30B 15/28 20060101AFI20240613BHJP(プレス)
要約【課題】加工工程で実測した実測データについて評価を行う場合において、評価の精度を向上させること。
【解決手段】評価領域設定装置50は、第1パラメータと第2パラメータとの関係を示した基準データの変化率に関する評価値を算出する算出部52と、評価値と所定の閾値との比較結果に応じて、実測した実測データを評価するための評価領域を基準データに設定する設定部53とを備える。第1パラメータは、例えば、位置又は時間である。第2パラメータは、例えば、荷重値である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1パラメータと第2パラメータとの関係を示した基準データの変化率に関する評価値を算出する算出部と、
前記評価値と所定の閾値との比較結果に応じて、実測した実測データを評価するための評価領域を前記基準データに設定する設定部と
を備え、
前記第1パラメータは、位置又は時間であり、前記第2パラメータは荷重値である評価領域設定装置。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記設定部は、前記評価値が前記閾値以上である場合に、前記第1パラメータに許容限度を設定する請求項1に記載の評価領域設定装置。
【請求項3】
前記設定部は、前記評価値が前記閾値未満である場合に、前記基準データの前記第2パラメータに許容限度を設定する請求項1に記載の評価領域設定装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれかに記載の評価領域設定装置を備える電動プレス。
【請求項5】
第1パラメータと第2パラメータとの関係を示した基準データの変化率に関する評価値を算出するステップと、
前記評価値と所定の閾値との比較結果に応じて、実測した実測データを評価するための評価領域を設定するステップと
をコンピュータが実行し、
前記第1パラメータは、位置又は時間であり、前記第2パラメータは荷重値である評価領域設定方法。
【請求項6】
コンピュータを請求項1から3のいずれかに記載の評価領域設定装置として機能させるための評価領域設定プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電動プレス並びに評価領域設定装置、方法、およびプログラムに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
電動モータにより、ラムを駆動する電動プレスが知られている。電動プレスでは、例えば、プレス加工時において、加圧位置に対する荷重値を監視し、プレス加工の合否を判定している。この合否判定の一つとして、例えば、荷重ゾーン判定が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図16には、荷重ゾーン判定に用いられる判定枠の一例が示されている。図16において、縦軸は荷重、横軸は位置を示し、破線は判定枠を示している。荷重ゾーン判定は、位置に対して荷重値の上下許容範囲を規定する判定枠(ゾーン)を事前に設定しておき、プレス加工時における位置と荷重との関係を示す位置-荷重データ(図16における太線)が、その判定枠内に入っているか否かによってプレス加工の合否判定を行う。すなわち、位置-荷重データが判定枠内に入っている場合には、プレス加工が正しく行われたと判定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-104039号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、プレス加工時には、摺動摩擦、共振、外来ノイズなどの影響を受けるため、実測した時間-荷重、位置-荷重データには、ノイズが含まれることとなる。従来の荷重ゾーン判定に用いられる判定枠の領域は、実測した時系列データの評価する際にこのようなノイズを考慮して設定されていなかったため、ノイズの影響を含んだ評価をしてしまうことがあった。
例えば、実測データの評価を人が行う場合、ノイズか否かを容易に判別することができるため、ノイズの影響による誤判定の確率はそれほど高くない。これに対し、コンピュータによって実測データの評価を行う場合には、ノイズか否かを判別することができないため、ノイズが実測データの評価に大きな影響を与えることとなり、誤判定の確率も高くなる。このような誤判定は、特に、量産過程などのように評価対象の数が多い場合ほど影響が大きく、被る不利益も大きくなる。
【0006】
また、上記のような課題は、電動プレスの分野に限った課題ではなく、加工工程で実測した実測データの評価を行うような場合に同様に生じる課題といえる。
【0007】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、加工工程で実測した実測データについて評価を行う場合において、評価の精度を向上させることのできる電動プレス並びに評価領域設定装置、方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の参考例としての一態様は、第1パラメータと第2パラメータとの関係を示した基準データの変化率に関する評価値を算出する算出部と、前記評価値と所定の閾値との比較結果に応じて、実測した実測データを評価するための評価領域を前記基準データに設定する設定部とを備え、前記第1パラメータは、位置又は時間であり、前記第2パラメータは荷重値である評価領域設定装置である。
【0009】
本開示の参考例としての一態様は、上記評価領域設定装置を備える電動プレスである。
【0010】
本開示の参考例としての一態様は、第1パラメータと第2パラメータとの関係を示した基準データの変化率に関する評価値を算出するステップと、前記評価値と所定の閾値との比較結果に応じて、実測した実測データを評価するための評価領域を設定するステップと
をコンピュータが実行し、前記第1パラメータは、位置又は時間であり、前記第2パラメータは荷重値である評価領域設定方法である。
(【0011】以降は省略されています)

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