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公開番号2024048592
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022154593
出願日2022-09-28
発明の名称プレス装置
出願人住友重機械工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B30B 15/14 20060101AFI20240402BHJP(プレス)
要約【課題】より精密な加工を可能とするプレス装置を提供する。
【解決手段】プレス装置(1)は、スライド(12)と、スライドに荷重を加える複数の駆動部(13a~13c)と、スライドの移動量の補正値を求める制御部(31)と、を備える。そして、上記の補正値は、複数の駆動部のうちの何れが駆動しているかに応じて変化する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
スライドと、
前記スライドに荷重を加える複数の駆動部と、
前記スライドの移動量の補正値を求める制御部と、を備え、
前記補正値は、前記複数の駆動部のうちの何れが駆動しているかに応じて変化する、
プレス装置。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記補正値は、更に金型のサイズに応じて変化する、
請求項1記載のプレス装置。
【請求項3】
金型の前記サイズを取得し、前記サイズの情報を前記制御部へ送る入力部を更に備える、
請求項2記載のプレス装置。
【請求項4】
前記補正値は、更に金型の温度に応じて変化する、
請求項1記載のプレス装置。
【請求項5】
前記金型の温度を計測し、前記温度の情報を前記制御部へ送る温度センサを更に備える、
請求項4記載のプレス装置。
【請求項6】
前記制御部は、少なくとも荷重値を入力として、前記移動量の補正値を出力する計算式又はデータテーブルを有し、
前記計算式又は前記データテーブルは、下金型のたわみ、上金型のたわみ、前記下金型を支持する下フレームのたわみ、前記スライドのたわみ、サイドフレームの伸び、金型の熱膨張のうちのいずれか複数を反映した前記移動量の補正値を出力する、
請求項1記載のプレス装置。
【請求項7】
前記計算式又は前記データテーブルは、前記荷重値に加えて、前記複数の駆動部のうちの何れが駆動しているかを示す情報、前記金型のサイズ、並びに、前記金型の温度を入力として、前記移動量の補正値を出力する、
請求項6記載のプレス装置。
【請求項8】
前記スライドの位置を計測する位置センサを備え、
前記位置センサの計測値と前記補正値とに基づいて、プレス動作における前記スライドの停止位置が制御される、
請求項1記載のプレス装置。
【請求項9】
補正後の前記移動量を表示する表示部を更に備える、
請求項1記載のプレス装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プレス装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、プレス装置において、サイドフレーム(タイロッド及びアプライト)の伸びに対応させてスライドの移動量を補正することが示されている。当該補正により、プレス加工の精度を向上できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-022610号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
プレス装置においては、スライドに大きな荷重が加わった際、サイドフレーム以外の構成にもたわみが生じることがあった。
【0005】
本発明は、より加工精度を向上できるプレス装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るプレス装置は、
スライドと、
前記スライドに荷重を加える複数の駆動部と、
前記スライドの移動量の補正値を求める制御部と、を備え、
前記補正値は、前記複数の駆動部のうちの何れが駆動しているかに応じて変化する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、より精密な加工を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態のプレス装置を示す図である。
プレス装置のたわみを説明する正面図である。
成形精度に影響するたわみの内訳を示す説明図である。
複数の駆動部の選択パターンとスライドのたわみ量との関係を説明するグラフである。
金型サイズとスライド及び下フレームのたわみ量との関係を説明するグラフである。
たわみの計算式を導出するために用意されるデータセットの一例である。
制御部が実行するプレス処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態のプレス装置を示す図である。本実施形態のプレス装置1は、金属等の加工対象物を金型80(下金型81と上金型82)の間に挟み、荷重を加えて成形する装置である。
【0010】
プレス装置1は、下フレーム11と、昇降移動するスライド12と、スライド12に荷重を加える複数の駆動部13a~13cと、複数の駆動部13a~13cを支持する上フレーム14と、上フレーム14と下フレーム11とを締結するサイドフレーム15と、スライド12を上方に押し戻すリターンシリンダ17とを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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