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公開番号2024037326
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-19
出願番号2022142097
出願日2022-09-07
発明の名称ワーク保持ツールの交換支持装置
出願人アイダエンジニアリング株式会社
代理人個人
主分類B30B 15/08 20060101AFI20240312BHJP(プレス)
要約【課題】 ワーク保持ツールを着脱可能に支持することができると共に、支持している間の脱落を防止することができるワーク保持ツールの交換支持装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係るワーク保持ツールの交換支持装置(交換台車100)は、ワークの搬送アーム40と、ワーク保持ツール50と、を略水平方向に離間させてその係合を解く係合解除動作によってワーク保持ツール50を当該交換台車100に支持させるようにしたものにおいて、前記係合解除動作を、ワーク保持ツール50が載置された載置面112と略一体的な支持部110をベース部130に対して相対移動させることで行わせると共に、この係合解除動作を利用して、ワーク保持ツール50を載置面112との間で挟み込むロック要素(爪部153D)を移動させることにより、ワーク保持ツール50の鉛直方向への移動を規制してロックしつつ支持する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
プレスマシンのワーク搬送のためにワークを保持・解放可能に保持するワーク保持ツールの交換支持装置であって、
ワーク保持ツールを略水平面内での移動を規制しつつ載置面に載置した状態で、ワーク保持ツールを着脱可能に支持しているワーク搬送装置と、当該ワーク保持ツールと、を略水平方向に離間させてその係合を解く係合解除動作によって、該ワーク保持ツールを本交換支持装置に支持させるようにしたものにおいて、
前記係合解除動作を、ワーク保持ツールが載置された載置面と略一体的な本交換支持装置の支持部を本交換支持装置のベース部に対して相対移動させることで行わせると共に、
この支持部の相対移動による係合解除動作を利用して、前記支持部の載置面に載置されている前記ワーク保持ツールを載置面との間で挟み込むロック要素を移動させることにより、前記載置面の鉛直方向に対する前記ワーク保持ツールの移動を規制して、前記ワーク保持ツールをロックしつつ支持することを特徴とするワーク保持ツールの交換支持装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
プレスマシンのワーク搬送のためにワークを保持・解放可能に保持するワーク保持ツールの交換支持装置であって、
ワーク保持ツールを略水平面内での移動を規制しつつ載置可能に構成した載置面を有すると共に、本交換支持装置のベース部に対して横方向に沿って相対移動可能に構成された支持部と、
前記支持部の相対移動を行わせる駆動源と、
前記支持部の載置面に載置されている前記ワーク保持ツールを前記載置面との間で挟み込むロック要素を備え、前記駆動源による前記支持部の相対移動に連動して前記ロック要素をアンロック位置とロック位置との間で移動させて、アンロック状態と、前記載置面の鉛直方向に対する前記ワーク保持ツールの移動を規制するロック状態と、を切り替え可能な支持ロック機構と、
を備えたことを特徴とするワーク保持ツールの交換支持装置。
【請求項3】
プレスマシンのワーク搬送のためにワークを保持・解放可能に保持するワーク保持ツールの交換支持装置であって、
ワーク保持ツールを略水平面内での移動を規制しつつ載置面に載置した状態で、ワーク保持ツールを着脱可能に支持しているワーク搬送装置と、当該ワーク保持ツールと、を略水平方向に離間させてその係合を解く係合解除動作によって該ワーク保持ツールを本交換支持装置に支持させるようにしたものにおいて、
前記ワーク保持ツールを略水平面内での移動を規制しつつ載置可能に構成した載置面を有すると共に、前記係合解除動作のために本交換支持装置のベース部に対して相対移動可能に構成された支持部と、
前記支持部の相対移動を行わせる駆動源と、
前記支持部の載置面に載置されている前記ワーク保持ツールを前記載置面との間で挟み込むロック要素を備え、前記駆動源による前記支持部の相対移動に連動して前記ロック要素をアンロック位置とロック位置との間で移動させて、アンロック状態と、前記載置面の鉛直方向に対する前記ワーク保持ツールの移動を規制するロック状態と、を切り替え可能な支持ロック機構と、
を備えたことを特徴とするワーク保持ツールの交換支持装置。
【請求項4】
前記支持ロック機構は、
前記支持部の相対移動に連動して当該支持部に一体的な枢軸廻りに揺動される第1リンク部材と、
第1リンク部材の一端にその一端が回転自在に連結される中間リンクと、
前記支持部に一体的な枢軸廻りに揺動可能に支持される第2リンク部材であって、その一端が前記中間リンクの他端に回転自在に連結されると共に、当該第2リンク部材の他端が前記支持部の載置面に向けて所定に突出され該載置面に載置されている前記ワーク保持ツールを当該載置面との間で挟み込む前記ロック要素として機能する爪部を有する第2リンク部材と、
を含んで構成されることを特徴とする請求項2又は3に記載のワーク保持ツールの交換支持装置。
【請求項5】
前記支持ロック機構は、
本交換支持装置のベース部から立設されると共に、前記ワーク保持ツールの載置面に向けて所定に突出され、該載置面に載置されている前記ワーク保持ツールを当該載置面との間で挟み込む前記ロック要素として機能する爪部を含んで構成されることを特徴とする請求項2又は3に記載のワーク保持ツールの交換支持装置。
【請求項6】
前記駆動源が、前記載置面から所定に離れたベース部に配設されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のワーク保持ツールの交換支持装置。
【請求項7】
前記駆動源の可動部の位置を検出することで、前記支持ロック機構の前記アンロック位置と前記ロック位置を検出することを特徴とする請求項2又は3に記載のワーク保持ツールの交換支持装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プレスマシンのワーク搬送のためにワークを保持・解放可能に保持するワーク保持ツールを交換する際に利用され交換後のワーク保持ツールを支持しておくワーク保持ツールの交換支持装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、プレスマシン間などにおけるワークの搬送装置として、種々のものが提案されている。
例えば、ワーク搬送方向に略直交する方向に延在されるクロスバーユニットを備えたワーク搬送装置があり、かかる装置では、例えば、ワーク搬送方向を横断するように配設されると共にワーク搬送方向に往復移動されるクロスバーに、真空吸着や磁気吸着などによってワークを保持・解放するワーク保持ツールが取り付けられて構成されている。
【0003】
なお、このようなワーク保持ツールは、ワークのサイズや形状などに応じて複数種類が準備され、段取り中に、ワークに対応して、使用するワーク保持ツールに交換するといった作業が行われている。
【0004】
このようなことから、従来、例えば、ワーク搬送装置の搬送アーム(先端)に支持されているクロスバー等に対して、ワーク保持ツール(以下、ツールホルダとも称する。)を汎用のボールロックジョイントを介して着脱自在に構成し、段取り作業におけるツールホルダの着脱作業を容易かつ迅速化することが行われている。
【0005】
なお、ボールロックジョイントとしては、例えば、ビー・エル・オートテック株式会社のクイックチェンジ(登録商標)などがあり、特許文献1に記載されているような構成を有している。
【0006】
このものは、図11に示すように、本体装置1が搬送アームの下面に取り付けられ、ツールホルダ11の上面に被係合装置10が取り付けられている。本体装置1と、被係合装置10と、は分離可能に別体で構成され、位置決めピン2と位置決め孔3とを介して、中心軸廻りの位置決めがなされるようになっている。
【0007】
そして、本体装置1の電動モータ4を回転駆動することで、歯車機構5を介してネジ部6を回転させ、これと螺合している移動ロッド7を図において下方向に移動させることで、可動部8によりボール9を外側に押し出すように構成されている。この押し出されたボール9が、被係合装置10の係合部10Aと係合することで、本体装置1(ワーク搬送アーム)と、被係合装置10(ツールホルダ11)と、を装着状態(係合状態)とすることができる。
【0008】
この一方で、移動ロッド7を図11において上方向に移動させることで、ボール9を内側に退避させて、それにより本体装置1と被係合装置10の係合部10Aとの係合が解かれ、本体装置1(ワーク搬送アーム)と被係合装置10(ツールホルダ11)とを脱離状態(非係合状態)とすることができるように構成されている。これにより、段取り作業におけるツールホルダの着脱作業を容易かつ迅速化に貢献している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2012-213847号公報
特開2017-202491号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、図11に示したように、上下方向に沿って本体装置1と被係合装置10(ツールホルダ11)とを移動させて着脱する場合、本体装置1と被係合装置10との上下方向寸法(厚さ)が比較的大きく、ワークの搬送速度の向上延いてはプレス加工のタクトタイムの短縮化を阻害することになる。
(【0011】以降は省略されています)

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