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公開番号2024081016
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-17
出願番号2022194422
出願日2022-12-05
発明の名称回路遮断器
出願人河村電器産業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01H 73/20 20060101AFI20240610BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】差込端子が適切な位置まで差し込まれていない状態のまま使用されてしまうことのない回路遮断器を提供する。
【解決手段】本体ケース5内に、検知用スイッチ16と、制御基板31とが設けられている一方、解除レバー13に、自身の回動によって検知用スイッチ16を操作可能なスイッチ操作片26と、負荷側端子7に差し込まれた電線50によって押圧される被押圧部25とが設けられており、負荷側端子7への電線50の差し込みに伴い、電線50が被押圧部25を押圧して解除レバー13が回動するとともに、当該回動によってスイッチ操作片26が検知用スイッチ16をON操作するようになっている。そして、スイッチ操作片26による検知用スイッチ16の操作状況に応じて、遮断機構部32を動作させて回路遮断器1内の電路をOFFするとともに、異常報知部33を動作させて電線50の接続状態が異常である旨を周囲に報知するようにした。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
本体ケースに負荷側端子が設けられ、前記負荷側端子が差込端子を差し込み接続可能な速結端子とされているとともに、前記差込端子を抜き取るための解除レバーが所定方向へ回動操作可能に設けられた回路遮断器であって、
前記本体ケース内に、検知手段と、制御手段とが設けられている一方、
前記解除レバーに、自身の回動によって前記検知手段に検知/非検知される検知部と、前記負荷側端子に差し込まれた前記差込端子によって押圧される被押圧部とが設けられており、
前記負荷側端子への前記差込端子の差し込みに伴い、前記差込端子が前記被押圧部を押圧して前記解除レバーが回動するとともに、当該回動によって前記検知部が前記検知手段に検知/非検知され、
前記制御手段は、前記検知手段による前記検知部の検知結果に応じて、前記本体ケース内の遮断機構部を動作させることを特徴とする回路遮断器。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
本体ケースに負荷側端子が設けられ、前記負荷側端子が差込端子を差し込み接続可能な速結端子とされているとともに、前記差込端子を抜き取るための解除レバーが所定方向へ回動操作可能に設けられた回路遮断器であって、
異常を報知する異常報知部が設けられているとともに、前記本体ケース内に、検知手段と、制御手段とが設けられている一方、
前記解除レバーに、自身の回動によって前記検知手段に検知/非検知される検知部と、前記負荷側端子に差し込まれた前記差込端子によって押圧される被押圧部とが設けられており、
前記負荷側端子への前記差込端子の差し込みに伴い、前記差込端子が前記被押圧部を押圧して前記解除レバーが回動するとともに、当該回動によって前記検知部が前記検知手段に検知/非検知され、
前記制御手段は、前記検知手段による前記検知部の検知結果に応じて、前記異常報知部を動作させることを特徴とする回路遮断器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえば安全ブレーカ等のような回路遮断器に関するものである。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、たとえば特許文献1に記載されているように、端子部として所謂速結端子を採用した回路遮断器がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-121437号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、速結端子を採用した回路遮断器では、電線等の差込端子が速結端子における接続に適切な位置まで差し込まれているか否かが分かりにくい。そのため、差込端子が適切な位置まで差し込まれていない状態のまま、回路遮断器が使用されてしまう可能性があるという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、差込端子が適切な位置まで差し込まれているか否かを判定することができ、ひいては差込端子が適切な位置まで差し込まれていない状態のまま使用されてしまうことのない回路遮断器を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、本体ケースに負荷側端子が設けられ、前記負荷側端子が差込端子を差し込み接続可能な速結端子とされているとともに、前記差込端子を抜き取るための解除レバーが所定方向へ回動操作可能に設けられた回路遮断器であって、前記本体ケース内に、検知手段と、制御手段とが設けられている一方、前記解除レバーに、自身の回動によって前記検知手段に検知/非検知される検知部と、前記負荷側端子に差し込まれた前記差込端子によって押圧される被押圧部とが設けられており、前記負荷側端子への前記差込端子の差し込みに伴い、前記差込端子が前記被押圧部を押圧して前記解除レバーが回動するとともに、当該回動によって前記検知部が前記検知手段に検知/非検知され、前記制御手段は、前記検知手段による前記検知部の検知結果に応じて、前記本体ケース内の遮断機構部を動作させることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明のうち請求項2に記載の発明は、本体ケースに負荷側端子が設けられ、前記負荷側端子が差込端子を差し込み接続可能な速結端子とされているとともに、前記差込端子を抜き取るための解除レバーが所定方向へ回動操作可能に設けられた回路遮断器であって、異常を報知する異常報知部が設けられているとともに、前記本体ケース内に、検知手段と、制御手段とが設けられている一方、前記解除レバーに、自身の回動によって前記検知手段に検知/非検知される検知部と、前記負荷側端子に差し込まれた前記差込端子によって押圧される被押圧部とが設けられており、前記負荷側端子への前記差込端子の差し込みに伴い、前記差込端子が前記被押圧部を押圧して前記解除レバーが回動するとともに、当該回動によって前記検知部が前記検知手段に検知/非検知され、前記制御手段は、前記検知手段による前記検知部の検知結果に応じて、前記異常報知部を動作させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、本体ケース内に、検知手段と、制御手段とが設けられている一方、解除レバーに、自身の回動によって検知手段に検知/非検知される検知部と、負荷側端子に差し込まれた差込端子によって押圧される被押圧部とが設けられており、負荷側端子への差込端子の差し込みに伴い、差込端子が被押圧部を押圧して解除レバーが回動するとともに、当該回動によって検知部が検知手段に検知/非検知されるようになっている。そして、請求項1に記載の発明によれば、制御手段は、検知手段による検知部の検知結果に応じて、本体ケース内の遮断機構部を動作させるようになっている。一方、請求項2に記載の発明によれば、異常を報知する異常報知部が設けられており、制御手段は、検知手段による検知部の検知結果に応じて、異常報知部を動作させるようになっている。
したがって、たとえば差込端子が適切な位置まで差し込まれないことで解除レバーが回動しなかったり、解除レバーの回動量が不十分であったりする事態を検知することができ、またそのような事態が検知されると遮断機構部や異常報知部を動作させるように構成することができるため、差込端子が適切な位置まで差し込まれていない状態のまま回路遮断器が使用されてしまう事態を確実に防止することができる。また、差込端子の差し込みに伴う解除レバーの回動を利用して差込端子が適切な位置まで差し込まれているか否かを判定するため、構造の合理化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
電線が負荷側端子に差し込み接続されている回路遮断器を示した斜視説明図である。
図1の状態にある回路遮断器について、左ケースを取り外して左側から示した説明図である。
電線の差し込み判定に係る制御機構を示したブロック図である。
負荷側端子に差し込む前の電線と、解除レバー、速結端子金具、及び検知用スイッチの状態とを右側から示した説明図である。
図4の状態にある電線、解除レバー、速結端子金具、及び検知用スイッチを示した斜視説明図である。
負荷側端子に適切な位置まで差し込まれた電線と、解除レバー、速結端子金具、及び検知用スイッチの状態とを右側から示した説明図である。
図6の状態にある電線、解除レバー、速結端子金具、及び検知用スイッチを示した斜視説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態となる回路遮断器について、図面にもとづき詳細に説明する。
【0010】
図1は、電線50が負荷側端子7に差し込み接続されている回路遮断器1を示した斜視説明図である。図2は、図1の状態にある回路遮断器1について、左ケース4を取り外して左側から示した説明図である。図3は、電線50の差し込み判定に係る制御機構を示したブロック図である。図4は、負荷側端子7に差し込む前の電線50と、解除レバー13、速結端子金具12、及び検知用スイッチ16の状態とを右側から示した説明図である。図5は、図4の状態にある電線50、解除レバー13、速結端子金具12、及び検知用スイッチ16を示した斜視説明図である。図6は、負荷側端子7に適切な位置まで差し込まれた電線50と、解除レバー13、速結端子金具12、及び検知用スイッチ16の状態とを右側から示した説明図である。図7は、図6の状態にある電線50、解除レバー13、速結端子金具12、及び検知用スイッチ16を示した斜視説明図である。
(【0011】以降は省略されています)

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