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公開番号2024080603
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2023160139
出願日2023-09-25
発明の名称液体吐出ヘッドおよびそれを備える液体吐出装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 2/01 20060101AFI20240606BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】液体吐出ヘッドが液体吐出装置に対して高精度に吐出口の位置を位置決めすることが可能な構成とする。
【解決手段】
液体吐出口を有する記録素子基板を備える液体吐出ヘッドであって、前記液体吐出ヘッドは、液体吐出方向に開口した凹部を含む第1位置決め部を有する第1位置決め部材、および前記液体吐出方向に開口し、前記第1位置決め部材に向かって延在する溝部を含む第2位置決め部と、前記記録素子基板と略平行な平面部を含む第3位置決め部とを有する第2位置決め部材を備えることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
液体吐出口を有する記録素子基板を備える液体吐出ヘッドであって、前記液体吐出ヘッドは、
液体吐出方向に開口した凹部を含む第1位置決め部を有する第1位置決め部材、および
前記液体吐出方向に開口し、前記第1位置決め部材に向かって延在する溝部を含む第2位置決め部と、前記記録素子基板と略平行な平面部を含む第3位置決め部とを有する第2位置決め部材を備えることを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記第1位置決め部材は、前記液体吐出ヘッドの長手方向一端に構成され、
前記第2位置決め部材は、前記長手方向において前記一端とは反対側の他端に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項3】
前記凹部が円錐状であることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項4】
前記溝部が液体吐出ヘッドの長手方向に延在する形状であることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項5】
前記第2位置決め部の溝部となる面が前記開口に向かって広がるように傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項6】
前記記録素子基板が前記液体吐出ヘッドの長手方向に複数配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項7】
前記第1位置決め部材および前記第2位置決め部材は、前記液体吐出ヘッドの長手方向において前記複数の記録素子基板を挟む位置に構成されている、請求項6に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項8】
前記液体吐出ヘッドは、前記第1位置決め部材および前記第2位置決め部材の前記液体吐出方向の距離を調節する調節手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項9】
液体吐出装置に着脱可能な液体吐出ヘッドであって、前記液体吐出ヘッドは、液体吐出口を有する記録素子基板、
液体吐出方向に開口した凹部を含む第1位置決め部を有する第1位置決め部材、および、
前記液体吐出方向に開口し、前記第1位置決め部材に向かって延在する溝部を含む第2位置決め部と、前記記録素子基板と略平行な平面部を含む第3位置決め部とを有する第2位置決め部材を備え、
前記液体吐出装置は前記第1位置決め部、第2位置決め部、および第3位置決め部のそれぞれと当接する3つの凸部を有することを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項10】
前記第1位置決め部材と前記第2位置決め部材が前記液体吐出ヘッドの長手方向両端部にそれぞれ構成されていることを特徴とする請求項9に記載の液体吐出ヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、記録素子を利用して、圧力室内の液体を吐出口から吐出可能な液体吐出ヘッドに関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、インクジェット記録装置などの液体吐出装置は家庭用印刷のみならず、ビジネスやリテールフォト用などの業務用、あるいは電子回路描画やパネルディスプレイ用などの産業用にも用いられ、その用途は広がりつつある。このような業務用印刷における液体吐出装置の液体吐出ヘッドでは高速印字かつ連続印刷稼働が要求される。
【0003】
また液体吐出ヘッドは、交換可能とするため液体吐出装置に着脱可能な構成とすることがある(特許文献1等参照)。その場合、液体吐出ヘッドの交換時において簡易な交換作業であることが求められる。
【0004】
一方、液体吐出ヘッドは、一般に複数のノズル及び吐出口を有し、さらに高い印字品位を保つため非常に高い精度で液体吐出装置に位置決めされることが必要となる。液体吐出ヘッドの位置決めの精度要求は液体吐出装置の印刷解像度が高くなるとともに高まる方向となっている。また、大型の液体吐出ヘッドを構成するため、小型の吐出モジュールをベース部材に多数並べて配置し、大型の印字領域を確保したインクジェットヘッドも提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4942999号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
液体吐出ヘッドが液体吐出装置に対して、装着時に液体吐出ヘッドの位置ズレが生じると印字品位を損なうという問題が生じる。また多数の吐出モジュールをベース部材に並べて配置することで大型の印字領域(液体吐出領域)を構成した液体吐出ヘッドにおいては、吐出モジュールをベース部材に搭載する際のズレが生じやすい。そのため、複数の液体吐出ヘッドを複数搭載した場合に、それぞれの液体吐出ヘッドの吐出口位置がばらばらになってしまい、液体吐出ヘッドの搭載位置の調整機構が必要となる。また、グラデーション等の画像処理や吐出タイミング、使用する吐出口をずらすなどの調整などでずれを目立たなくする必要があるなど問題がある。本開示は液体吐出ヘッドが液体吐出装置に搭載された際に、吐出口位置を予め決められた位置に高精度な位置決めが可能な構成とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、上述した課題を解決するためのものであり、以下に記載する液体吐出ヘッド構成に関する技術を提供する。当該ヘッド構成は、液体吐出口を有する記録素子基板を備える液体吐出ヘッドであって、前記液体吐出ヘッドは、液体吐出方向に開口した凹部を含む第1位置決め部を有する第1位置決め部材、および前記液体吐出方向に開口し、前記第1位置決め部材に向かって延在する溝部を含む第2位置決め部と、前記記録素子基板と略平行な平面部を含む第3位置決め部とを有する第2位置決め部材を備えることを特徴とする。
【0008】
また、別の構成として、当該ヘッド構成は、
液体吐出口を有する記録素子基板を複数備えたフルライン型の液体吐出ヘッドであって、前記液体吐出ヘッドの長手方向に延び、複数の前記記録素子基板を支持する支持部材と、前記支持部材に備えられた位置決め部材と、を有する。
【発明の効果】
【0009】
本開示の構成によれば、液体吐出ヘッドは液体吐出装置に対して高精度に吐出口の位置を位置決めすることが可能な構成とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示に係る液体吐出装置に適用される循環経路の一例を示す模式図である。
(a)は液体吐出ヘッドの負圧制御ユニット側から見た概略斜視図である。(b)は記録素子基板側から見た概略斜視図である。(c)は記録素子基板側から見た分解斜視図である。
(a)は液体吐出ヘッドの底面斜視図である。(b)は液体吐出ヘッドの第1の位置決め部の拡大図である。(c)液体吐出ヘッドの第2の位置決め部の拡大図である。
(a)は液体吐出装置に設置された液体吐出ヘッドの斜視図である。(b)は(a)の液体吐出ヘッドの底面図である。
第1位置決め部材31の取り付け状態を示す図である。
液体吐出装置の一例を示す図である。
本開示に係る液体吐出装置に適用される循環経路の一例を示す模式図である。
吐出モジュールの搭載後に第1位置決め部材31を筐体80に取り付ける様子を示す図である。
吐出モジュールの搭載後に第1位置決め部材31及び第2位置決め部材32を筐体80に取り付ける様子を示す図である。
液体吐出ヘッドにおける、ヘッド基準軸とノズル軸とを示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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