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公開番号2024077702
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-10
出願番号2022189803
出願日2022-11-29
発明の名称電子部品
出願人ダイヤゼブラ電機株式会社
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類H01F 27/08 20060101AFI20240603BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】小型化と良好な放熱性とが実現された電子部品の提供。
【解決手段】本電子部品2は、発熱体4と、前記発熱体4を内部に格納し胴部20及び底部22を備えるケース6と、前記発熱体4と前記ケース6との隙間に充填される充填体9とを備える。前記胴部20が絶縁性であり、前記底部22が絶縁性かつ熱伝導性である。好ましくは、前記底部22は放熱シートからなる。前記底部22が、セラミックからなっていてもよい。好ましくは、前記胴部20が、主部26と、前記主部26の前記底部22側の端に位置し前記主部26から外側又は内側に突出している鍔部28とを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
発熱体と、前記発熱体を内部に格納し胴部及び底部を備えるケースと、前記発熱体と前記ケースとの隙間に充填される充填体とを備え、
前記胴部が絶縁性であり、前記底部が絶縁性かつ熱伝導性である、電子部品。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記底部が放熱シートからなる、請求項1に記載の電子部品。
【請求項3】
前記底部がセラミックからなる、請求項1に記載の電子部品。
【請求項4】
前記胴部が、主部と、前記主部の前記底部側の端に位置し前記主部から外側又は内側に突出している鍔部とを備える、請求項1から3のいずれかに記載の電子部品。
【請求項5】
前記鍔部が、前記主部から内側に突出しており、
前記ケースの内部において、前記主部と前記鍔部との角が丸みを帯びた形状を呈している、請求項4に記載の電子部品。
【請求項6】
前記発熱体がコイルを含む、請求項1から3のいずれかに記載の電子部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、電子部品を開示する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
電子機器には、トロイダルコイル、トランス等の、大きな発熱を伴う電子部品が使用されることがある。このような発熱性の電子部品では、樹脂組成物又は金属からなるケースに、実際に熱を発生する「発熱体」が格納された構造を呈している場合が多い。発熱性の電子部品の一例が、特開2011-210791公報で報告されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-210791公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ケースを金属で形成すると、良好な放熱性が期待できるが、ケースと発熱体との絶縁を確実にするために、ケースと発熱体との間に十分な距離を確保する必要がある。これは、電子部品の小型化の妨げとなる。ケースを樹脂組成物で形成すると、ケースと発熱体との絶縁性が確保できる一方で、良好な放熱性の実現には不利となる。小型化と良好な放熱性とが実現された電子部品が望まれている。
【0005】
本発明者の意図するところは、小型化と良好な放熱性とが実現された電子部品の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本電子部品は、発熱体と、前記発熱体を内部に格納し胴部及び底部を備えるケースと、前記発熱体と前記ケースとの隙間に充填される充填体とを備える。前記胴部が絶縁性であり、前記底部が絶縁性かつ熱伝導性である。
【発明の効果】
【0007】
本電子部品では、ケースの胴部及び底部は絶縁性である。このため、ケースと発熱体との距離を小さくできる。この熱性電子部品では、小型化が実現されている。さらにケースの底部は、熱伝導性である。この底部は、効果的な放熱に寄与する。例えば、底部と、筐体又は放熱器等の放熱効果が高い部分とが接触するように電子部品を電子機器に搭載することで、発熱体からの熱を効果的に放出することができる。本電子部品では、良好な放熱性が実現されている。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態に係る電子部品が示された、斜視図である。
図2は、図1の電子部品の分解斜視図である。
図3は、図1の電子部品のIII-III線に沿った断面図である。
図4は、図1の電子部品のケースが示された断面図である。
図5は、図1の電子部品が電子機器に搭載された状態が示された断面図である。
図6は、他の実施形態に係る電子部品が示された、断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態が詳細に説明される。
【0010】
図1は、一実施形態に係る電子部品2が示された斜視図である。図1において、矢印Xはこの電子部品2の前方を表す。この逆方向が後方である。矢印Yはこの電子部品2の右方向を表す。この逆方向が左方向である。矢印Zはこの電子部品2の上方を表す。この逆方向が下方である。図2は、図1の電子部品2の分解斜視図である。図3は、図1のIII-III線に沿った断面図である。この電子部品2は、トロイダルコイル4及びケース6を備える。図3に示されるように、この電子部品2は、トロイダルコイル4とケース6との隙間に、充填体9を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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