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公開番号2024076936
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-06
出願番号2022188791
出願日2022-11-26
発明の名称アンテナ装置
出願人サン電子株式会社
代理人個人,個人
主分類H01Q 19/28 20060101AFI20240530BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】小型アンテナの良いところであるコンパクトさを保ちながら利得を向上したアンテナ装置を提供する。
【解決手段】アンテナを構成する反射素子10や給電素子11が樹脂13で覆われた小型アンテナ1を備えた直線偏波用のアンテナ装置で、使用周波数帯域の中心周波数の波長の1/2より長い金属導体で成る共振素子2が、樹脂13で覆われた小型アンテナ1の内部素子10、11と平行になるように、小型アンテナ1の上下に一つ以上配置され、小型アンテナ1をマスト8に取り付けるマスト取付け金具本体4に固定された支持具3の先端部30に共振素子2が固定されている。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
アンテナを構成する反射素子や給電素子が樹脂で覆われた小型アンテナを具備する直線偏波用のアンテナ装置において、
使用周波数帯域の中心周波数の波長の1/2より長い金属導体で成る共振素子が、前記樹脂で覆われた小型アンテナの内部素子と平行になるように、小型アンテナの上下に一つ以上配置されていることを特徴とするアンテナ装置。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記樹脂で覆われた小型アンテナをマストに取り付けるマスト取付け金具本体に固定された支持具の端部に、前記共振素子が固定されて成ることを特徴とする、請求項1に記載したアンテナ装置。
【請求項3】
前記小型アンテナの上下に一つ以上配置される共振素子は、円筒形状の金属導体で、直径が使用周波数帯域の中心周波数の波長の1/50より太く形成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載したアンテナ装置。
【請求項4】
前記小型アンテナの上下に一つ以上配置される共振素子は、平板形状の金属導体で、短辺の長さが使用周波数帯域の中心周波数の波長の1/50より長く形成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載したアンテナ装置。
【請求項5】
前記小型アンテナが取り付けられたマスト取付け金具本体が前記支持具に固定され、前記マスト取付け金具本体に固定されるマスト取付け固定具の背面部には溝部が十字状に形成されていると共に、前記マスト取付け固定具に固定自在で正面開口の箱状のマスト取付け自在具の四辺部に切欠部が形成されており、
前記マスト取付け固定具と前記マスト取付け自在具がマストを挟んで固定される際、前記マスト取付け固定具の溝部と前記マスト取付け自在具の切欠部と共に小型アンテナ全体を90°回転させてマストに固定自在で、前記小型アンテナが水平に配置される水平偏波受信タイプと、垂直に配置される垂直偏波受信タイプが選択使用可能に構成されていることを特徴とする、請求項2に記載したアンテナ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、反射素子や給電素子を樹脂内部に収容するアンテナ装置に関し、さらに言えば、アパートや小型マンションなどの共同受信用アンテナとして使用する際、小型アンテナの利点であるコンパクトさを保ちながら利得を向上させるアンテナ装置の技術分野に属するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、地上デジタルテレビ放送(470~710MHz)を受信するアンテナは、アンテナ素子がむき出しになった八木式アンテナからアンテナ素子が樹脂で覆われたデザインアンテナが主流になっている。
アンテナを構成する素子を樹脂ケースに収容するアンテナ装置としては下記特許文献1(特許第5360808号)に開示されたものがある。これは、従来方式の地上デジタルテレビ放送受信アンテナとして、コンパクトでベランダや屋根の側壁に取り付けられたマストに取り付けて使用できるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5360808号公報
特許第4519034号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記特許文献1のアンテナは、比較的小型であるため受信性能において特に利得が低い。そのため、アパートや小型マンションなどの共同受信用アンテナとして使用するためには利得の向上が求められている。
一般的に利得の高いアンテナは大型になる。この大型になったアンテナ全体を樹脂で覆うとなるとそのケースは大きくなり大変高価なものになる。また、そのケースを成型する金型も大きなものとなり大変高額になる。表面積が大きくなると受風面積が大きくなり耐風速が低下するという問題もあった。さらに、利得を向上させるためには、特許文献2(特許第4519034号)で開示されているアンテナのように、樹脂ケース内部に導波素子、給電素子、反射素子で構成されるアンテナを二組用意して信号を合成して利得を向上させたものがあるが、構成部品が多くてコストが高く問題となっており、かかる点が解決すべき課題とされている。
【0005】
したがって、本発明の目的は、小型アンテナの良いところであるコンパクトさを保ちながら利得を向上したアンテナ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明は、アンテナを構成する反射素子10や給電素子11が樹脂13で覆われた小型アンテナ1を具備する直線偏波用のアンテナ装置において、
使用周波数帯域の中心周波数の波長の1/2より長い金属導体で成る共振素子2が、前記樹脂13で覆われた小型アンテナ1の内部素子10、11と平行になるように、小型アンテナ1の上下に一つ以上配置されていることを特徴とするアンテナ装置である。
【0007】
請求項2に記載した発明は、前記樹脂13で覆われた小型アンテナ1をマスト8に取り付けるマスト取付け金具本体4に固定された支持具3の先端部30に、前記共振素子2が固定されて成ることを特徴とする、請求項1に記載したアンテナ装置である。
【0008】
請求項3に記載した発明は、前記小型アンテナ1の上下に一つ以上配置される共振素子2は、円筒形状の金属導体2Aで、直径が使用周波数帯域の中心周波数の波長の1/50より太く形成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載したアンテナ装置である。
【0009】
請求項4に記載した発明は、前記小型アンテナ1の上下に一つ以上配置される共振素子2は、平板形状の金属導体2Bで、短辺の長さが使用周波数帯域の中心周波数の波長の1/50より長く形成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載したアンテナ装置である。
【0010】
請求項5に記載した発明は、前記小型アンテナ1が取り付けられたマスト取付け金具本体4が前記支持具3に固定され、前記マスト取付け金具本体4に固定されるマスト取付け固定具5の背面部51には溝部50が十字状に形成されていると共に、前記マスト取付け固定具5に固定自在で正面開口の箱状のマスト取付け自在具6の四辺部61に切欠部60が形成されており、
前記マスト取付け固定具5と前記マスト取付け自在具6がマスト8を挟んで固定される際、前記マスト取付け固定具5の溝部50と前記マスト取付け自在具6の切欠部60と共に小型アンテナ1全体を90°回転させてマスト8に固定自在で、前記小型アンテナ1が水平に配置される水平偏波受信タイプと、垂直に配置される垂直偏波受信タイプが選択使用可能に構成されていることを特徴とする、請求項2に記載したアンテナ装置である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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